チュイクエ(菜脯のせ蒸し米餅)
小さなカップ型で蒸した白い米の餅は、真ん中が浅くくぼみ、そこにニンニクと醤油で炒めた刻み大根の漬物(チャイポー)をひと匙のせます。餅は米粉と水、塩だけで、味はほとんどなく、柔らかい仕上がりです。塩気と香ばしさは、上のチャイポーと添えるサンバルチリがすべて担います。シンガポールやマレーシアの潮州系の屋台で、朝に売られる軽食で、これだけを作って売る店も少なくありません。
シンガポール料理10品。1/1ページで材料や調理時間を比べられます。 チュイクエ(菜脯のせ蒸し米餅), 海南チキンライス(茹で鶏の香り炊き込みご飯), シンガポールチリクラブ(シンガポール国民的甘辛ソース炒めカニ).
小さなカップ型で蒸した白い米の餅は、真ん中が浅くくぼみ、そこにニンニクと醤油で炒めた刻み大根の漬物(チャイポー)をひと匙のせます。餅は米粉と水、塩だけで、味はほとんどなく、柔らかい仕上がりです。塩気と香ばしさは、上のチャイポーと添えるサンバルチリがすべて担います。シンガポールやマレーシアの潮州系の屋台で、朝に売られる軽食で、これだけを作って売る店も少なくありません。
鶏もも肉をゆでた湯が、そのままご飯の炊き汁になります。グツグツ沸かすと身が裂けてぱさつくため、鍋の縁に小さな泡が立つ程度の弱火で火を通します。
ケチャップ、チリソース、砂糖が土台で、辛さより甘酸っぱさが先に立ちます。ソースのとろみは二段階で、まず水溶き片栗粉を少しずつ加え、最後に溶き卵を鍋肌から流してやわらかな筋を作ります。パンかご飯を添えて出します。
黄色い小麦麺と米麺を一緒に炒め、弾力のある麺とやわらかい麺を一皿で味わいます。終盤に海老だしを加え、麺が吸い込んでつやが出るまで煮詰めるため、魚介のうまみが麺の中まで入ります。冷めると麺がくっつくため、できたらすぐに盛ります。
1940年代のシンガポールで、ケーララ出身の移民ゴメスが、魚の頭を好む中国系の客のために南インドのカレーに頭を丸ごと入れたのが始まりです。ココナッツミルクとタマリンドのカレーにオクラ、なす、トマトも一緒に入り、頭から溶け出すコラーゲンでソースに軽いとろみがつきます。最初に手が伸びるのは、カレーをいちばん吸った頬肉や目の周りのぷるっとした部分です。
とんかつ、ゆでたじゃがいも、さっと湯がいたキャベツを並べ、ココナッツミルク入りのカレーソースをかけます。シンガポールの海南カレーライスにある豚の醤油煮や複数のグレイビーは省き、ソースを一つにまとめた家庭版です。とんかつは火の通った市販品を温めるだけで、揚げる工程はありません。衣のサクサク感を残すため、ソースは食べる直前にかけます。
海老の殻をにんにくと一緒に油で赤く香ばしく炒めることで、スープの味の土台ができます。そこに豚スープを合わせて煮出し、濾すと見た目は澄んでいても濃いスープになります。上にのせたサンバルが熱いスープに少しずつ溶け、食べ進むほど辛さが広がります。シンガポールのホーカーセンターでおなじみの麺です。
カリッと焼いた薄い食パンに、ココナッツと卵、パンダンリーフで作る淡い緑色のカヤジャムと、冷たく薄切りにしたバターをはさみます。熱いパンの温度でバターが中心からゆっくり溶け、花のような香りのジャムの甘さにバターのコクが重なります。シンガポールのコピティアムでは、醤油とこしょうをかけた半熟卵に浸して食べ、練乳入りの濃いコーヒーと合わせるのが朝の定番です。
ラクサペーストを油で炒めて赤い油がにじみ出てから、ココナッツミルクと鶏がらスープでのばすと、辛くてまろやかなスープの土台ができます。揚げ豆腐はスープを吸ってかむとしみ出し、エビは3分だけ煮てぷりっとした食感を残します。シンガポールやマレーシアでおなじみの麺料理で、ココナッツミルクは冷めると固まるため、スープを注いだらすぐに食べます。
タマリンドの酸味が主役で、ナンプラーと砂糖がそれを甘じょっぱく支えます。名前に「シャム」とありますが、タイではなくシンガポールやマレーシアで親しまれてきた米麺料理です。エビは最初に表面だけ炒めておき、麺ともやしと一緒に仕上げながら中まで火を通すので、かたくなりません。