酒まんじゅう
市販のイーストは使わず、もち米と米こうじで起こした発酵液が生地をふくらませ、蒸した皮にさわやかな甘い香りが残ります。大分県の竹田や豊後大野で、こどもの日やお盆、祭り、野良仕事の合間に食べられてきたまんじゅうです。甘酒作りに約1日、それを発酵液に育てるのに2〜4日かかるため、あんを包んで蒸すまで数日を見込みます。
市販のイーストは使わず、もち米と米こうじで起こした発酵液が生地をふくらませ、蒸した皮にさわやかな甘い香りが残ります。大分県の竹田や豊後大野で、こどもの日やお盆、祭り、野良仕事の合間に食べられてきたまんじゅうです。甘酒作りに約1日、それを発酵液に育てるのに2〜4日かかるため、あんを包んで蒸すまで数日を見込みます。
韓国の小正月にも食べるこのおこわは、ごはんというよりおやつに近い甘さです。もち米を一度蒸してから、醤油、はちみつ、ごま油、シナモンのたれを絡めてもう一度蒸すため、米粒全体に茶色いつやが行き渡り、もちもちした粒の間になつめ、栗、松の実が散らばります。
蒸したまんじゅうを竹串に4個ずつ刺し、甘い赤みそだれを塗って焼くと、表面は濃いつやをまとい縁に焦げの香りが付きます。群馬では江戸末期に前橋の原嶋類蔵が作ったみそ漬けまんじゅうが始まりとされ、黒蜜が入ってから今の甘いたれになりました。米こうじの元種は1〜2日発酵させ、たれも冷蔵庫で2日寝かせるので、焼く日の数日前から仕込みに入ります。
薬飯をマフィン型に分けてオーブンで焼くと、ひとつずつ手に取れる大きさになります。浸水したもち米を醤油、黒砂糖、蜂蜜、ごま油の漬け汁に20分漬け、角切りの栗、細切りのなつめと一緒に型に入れます。上にのせた松の実は180℃のオーブンで一緒に焼けます。
甘みは蜂蜜だけでカラメルを使わないため、よく見る濃い茶色の薬食より色が淡く、もち米の粒がなつめと栗のまわりに残ります。シナモンとごま油が香り、醤油が甘さの間に塩気を残します。もち米だけを芯がなくなるまで蒸してからボウルで調味料を吸わせ、もう一度蒸す手順なので、浸水を含めて半日がかりです。
うるち米ともち米を同量合わせて炊くため白ごはんよりもちもちとして、栗、なつめ、黒豆、しいたけが米の間に混ざります。具は米の上に重ねるだけで混ぜたり押さえたりしないため、栗となつめが形を保ちます。
竹の葉2枚を円錐形に折ってもち米と醤油、オイスターソースに漬けた豚バラ肉、椎茸を詰め、三角に縛って2時間以上ゆでます。その間にもち米は豚の脂と醤油を吸い、ひとかたまりにもっちりとまとまります。