ココナッツクリームパイ(ココナッツミルクカスタードとホイップのパイ)
早わかり
サクサクに焼いたパイクラストの中にココナッツミルクのカスタードを詰め、ホイップクリームとトーストしたココナッツフレークをのせるアメリカ式のクリームパイだ。ナベにココナッツミルクと牛乳を合わせて加熱し、卵黄とコーンスターチを加えてかき混ぜ続けるとスプーンの裏を覆うほどのとろみがつく。冷ましたクラストに流して冷蔵庫で数時間冷やすと、フォークで...
この料理の特別なポイント
- コーンスターチと卵黄でカットしても崩れないカスタードに
- ココナッツミルクと牛乳の配合が風味の奥行きを決める
- トーストしたコナッツチップが香ばしさと食感をプラス
主な材料
調理の流れ
- 1 パイ生地1枚を180度で15分空焼きします。底まで薄く色づいたら出し、完全に冷まします。
- 2 鍋にココナッツミルク300mlと牛乳200mlを入れます。砂糖90g、コーンスターチ35g、卵黄3個をダマなく混ぜます。
- 3 中弱火にかけ、底と縁をこすりながら混ぜ続けます。液体がつやのあるクリーム状になったら弱火にします。
サクサクに焼いたパイクラストの中にココナッツミルクのカスタードを詰め、ホイップクリームとトーストしたココナッツフレークをのせるアメリカ式のクリームパイだ。ナベにココナッツミルクと牛乳を合わせて加熱し、卵黄とコーンスターチを加えてかき混ぜ続けるとスプーンの裏を覆うほどのとろみがつく。冷ましたクラストに流して冷蔵庫で数時間冷やすと、フォークで持ち上げても崩れない固さに仕上がる。ココナッツの熱帯的な香りが人工甘味料を使わずに自然に前面に出て、甘さが丸みを帯びている。たっぷり広げたホイップクリームが濃厚なカスタードの重さを軽くし、表面に散らしたトーストしたココナッツフレークがサクサクとした食感の対比をつくる。スライスすると黄金色のクラスト、クリーム色のカスタード、白いクリームの層がくっきり現れる。冷蔵庫から出してそのまま冷たく供する。
作り方
下準備、加熱、味付け、火加減、仕上げの流れで読むと作りやすくなります。
- 1加熱
パイ生地1枚を180度で15分空焼きします。底まで薄く色づいたら出し、完全に冷まします。
- 2手順
鍋にココナッツミルク300mlと牛乳200mlを入れます。砂糖90g、コーンスターチ35g、卵黄3個をダマなく混ぜます。
- 3火加減
中弱火にかけ、底と縁をこすりながら混ぜ続けます。液体がつやのあるクリーム状になったら弱火にします。
- 4手順
スプーンの裏に厚く残り、線がゆっくり戻るまで加熱します。焦げるにおいがしたらすぐ火を弱めます。
- 5手順
カスタードにココナッツチップの一部を混ぜ、冷めた生地に流します。表面をならし、数時間冷蔵して固めます。
- 6加熱
生クリーム180mlを角が立つまで泡立て、冷えたカスタードに広げます。残りのココナッツを軽く焼いて散らし、冷たく出します。
手順のあと
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コツ
栄養情報(1人前)
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食卓に合わせるなら
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