カンノーリ(シチリア式揚げ菓子リコッタクリーム詰め)

カンノーリ(シチリア式揚げ菓子リコッタクリーム詰め)

早わかり

カンノーリはシチリア発祥のイタリアンデザートで、細く薄く伸ばして揚げたチューブ型の生地の中に甘いリコッタクリームをたっぷり詰めて提供します。生地には小麦粉とともにラードを加えて層が生まれやすくし、金属製のチューブに巻きつけて熱い油で揚げると、一口噛んだときに何層にも軽く砕けるサクサクした食感が生まれます。リコッタフィリングは砂糖を加えて甘...

この料理の特別なポイント

  • 金属チューブで揚げた多層生地の薄くはかないサクサク感
  • 水切りリコタの粒感が残るなめらかなフィリング
  • 食べる直前に詰めるのが原則; 水分移動でサクサク感が消える
合計時間
50分
難易度
難しい
分量
4 人前
材料
7
カロリー
420 kcal
たんぱく質
9 g

主な材料

中力粉砂糖無塩バターリコッタチーズ

調理の流れ

  1. 1 中力粉180g・砂糖40g・無塩バター25g・卵1個を合わせてなめらかになるまでこねます。ラップで包んで冷蔵庫で30分休ませます。
  2. 2 打ち粉をした作業台で生地を約2mm厚さに伸ばします。8cm円形に切って金属のカノーリチューブに斜めに巻き付け、重なった縁を卵白で貼り付けます。
  3. 3 油を175°Cに加熱し、チューブごと生地を入れて2~3分、黄金色でサクサクになるまで揚げます。キッチンペーパーで油を切り完全に冷めたら、金属チューブを慎重にひねって抜き取ります。

カンノーリはシチリア発祥のイタリアンデザートで、細く薄く伸ばして揚げたチューブ型の生地の中に甘いリコッタクリームをたっぷり詰めて提供します。生地には小麦粉とともにラードを加えて層が生まれやすくし、金属製のチューブに巻きつけて熱い油で揚げると、一口噛んだときに何層にも軽く砕けるサクサクした食感が生まれます。リコッタフィリングは砂糖を加えて甘みをつけますが、なめらかに仕上げず粒感を残すのが特徴で、この食感が一般的なクリームとは異なる軽やかさを生み出します。両端には刻んだピスタチオ、砂糖漬けのオレンジピール、またはチョコレートチップを飾り、色どりと味わいのコントラストを加えます。あらかじめフィリングを詰めておくと水分が移ってサクサク感がすぐに失われるため、食べる直前に詰めるのが原則です。シチリアでは伝統的にカーニバルの時期に結びついたお菓子でしたが、現在は年間を通じて菓子店で販売されています。

下準備 30分 調理 20分 4 人前
食材別レシピ → 中力粉 バター

作り方

下準備、加熱、味付け、火加減、仕上げの流れで読むと作りやすくなります。

全6ステップ
  1. 1
    味付け

    中力粉180g・砂糖40g・無塩バター25g・卵1個を合わせてなめらかになるまでこねます。ラップで包んで冷蔵庫で30分休ませます。

  2. 2
    準備

    打ち粉をした作業台で生地を約2mm厚さに伸ばします。8cm円形に切って金属のカノーリチューブに斜めに巻き付け、重なった縁を卵白で貼り付けます。

  3. 3
    加熱

    油を175°Cに加熱し、チューブごと生地を入れて2~3分、黄金色でサクサクになるまで揚げます。キッチンペーパーで油を切り完全に冷めたら、金属チューブを慎重にひねって抜き取ります。

  4. 4
    仕上げ

    リコタチーズ250gにシュガーパウダー50gを加えてなめらかになるまで混ぜてフィリングを作ります。絞り袋が詰まらないようダマなくクリーミーに仕上げます。

  5. 5
    手順

    リコタフィリングを絞り袋に入れて、各カノーリシェルの両端から中央に向けて充填します。シェルが湿ってやわらかくならないよう、サーブ直前に充填します。

  6. 6
    仕上げ

    両端をダークチョコレートチップ40gに軽く押し当てて付けます。仕上げにシュガーパウダーを薄く振りかけます。

手順のあと

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コツ

殻は事前に作っておき、食べる直前にフィリングを詰めるとサクサク感が保てます。
リコッタをザルで漉して水気を切ると、より濃厚になります。

栄養情報(1人前)

カロリー
420
kcal
タンパク質
9
g
炭水化物
36
g
脂質
27
g

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🎉 おもてなし 🧒 子どものおやつ
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