レモンドリズルケーキ(シロップ染みのイギリス風レモンローフ)
早わかり
レモンの皮を入れたパウンド生地を焼いた直後にレモンシロップをかけて、しっとり感を最大限に引き出したイギリス式ケーキです。生地の段階でバターと砂糖を十分にクリーミングすると空気が入って軽い生地になり、レモンの皮の精油が混ざって焼く時に爽やかな香りがオーブン全体に広がります。ケーキが熱いうちにレモン果汁と砂糖を煮たシロップを表面にかけると、開...
この料理の特別なポイント
- 熱いケーキにシロップを注いで開いた気孔から吸収させるドリズル技法
- 冷めるにつれ表面に薄い砂糖の結晶が現れ、ほんのりシャリッとした食感になる
- レモン2個のゼストの精油がクリーミング段階で生地全体に均一に分散する
主な材料
調理の流れ
- 1 オーブンを175度に十分予熱し、パウンド型に紙を敷きます。バター140g、卵2個、牛乳50mlは冷たすぎない状態にします。
- 2 バターと砂糖の一部を3から4分混ぜ、白っぽくふんわりさせます。卵は1個ずつ加え、その都度しっかり混ぜます。
- 3 薄力粉170g、ベーキングパウダー小さじ1、レモンの皮を加えます。牛乳を入れ、粉っぽさが消える程度で止めます。
レモンの皮を入れたパウンド生地を焼いた直後にレモンシロップをかけて、しっとり感を最大限に引き出したイギリス式ケーキです。生地の段階でバターと砂糖を十分にクリーミングすると空気が入って軽い生地になり、レモンの皮の精油が混ざって焼く時に爽やかな香りがオーブン全体に広がります。ケーキが熱いうちにレモン果汁と砂糖を煮たシロップを表面にかけると、開いた気孔の間にシロップが吸い込まれ、冷めると表面に薄い砂糖の結晶が形成されてわずかにカリッとした食感が加わります。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がりのタイミングで、焼き不足だと中がべたつき、焼きすぎるとシロップを吸収する余力が減ります。一日密封して置くとシロップが全体に均一に染み渡り、味が落ち着いてまとまります。イギリスのアフタヌーンティーの定番メニューで、華やかな装飾なしでも味で十分なケーキです。
作り方
下準備、加熱、味付け、火加減、仕上げの流れで読むと作りやすくなります。
- 1手順
オーブンを175度に十分予熱し、パウンド型に紙を敷きます。バター140g、卵2個、牛乳50mlは冷たすぎない状態にします。
- 2手順
バターと砂糖の一部を3から4分混ぜ、白っぽくふんわりさせます。卵は1個ずつ加え、その都度しっかり混ぜます。
- 3手順
薄力粉170g、ベーキングパウダー小さじ1、レモンの皮を加えます。牛乳を入れ、粉っぽさが消える程度で止めます。
- 4加熱
生地を型に入れ、表面を平らにします。175度で40から45分焼き、中央に竹串を刺して生地がつかないか確認します。
- 5加熱
焼いている間に、残りのレモン果汁と砂糖でシロップを作ります。砂糖が溶け、端が少し沸いたら火を止めます。
- 6手順
熱いケーキの表面に竹串で穴を数か所開け、シロップをゆっくりかけます。型の中で冷まし、冷めたら包んで一晩置くとしっとりします。
手順のあと
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コツ
栄養情報(1人前)
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