バターガーリックナン
イーストを使わず、ヨーグルトとベーキングパウダー、重曹でふくらませるナンなので、発酵を待たずにすぐ焼けます。オーブンがなくても、よく熱した厚手のフライパンで表面に気泡が立ち、裏に茶色い焼き目がつきます。
イーストを使わず、ヨーグルトとベーキングパウダー、重曹でふくらませるナンなので、発酵を待たずにすぐ焼けます。オーブンがなくても、よく熱した厚手のフライパンで表面に気泡が立ち、裏に茶色い焼き目がつきます。
平たい棒状に焼いた生地を斜めに切り、低い温度でもう一度焼いて水分を飛ばします。名前はイタリア語で二度焼きを意味し、トスカーナのプラートで古くから作られてきました。丸ごとのアーモンドが噛むたびに香ばしく、レモンの皮とバニラが生地に香ります。エスプレッソやヴィンサントに浸すと表面がしっとりし、中は硬さを保ちます。
魚型で焼くプンオパンは、皮が薄くきつね色で、生地だけの尾の先はカリッとし、腹にはあんこが入ります。生地をパンケーキより少しゆるくするのは、型の尾や腹の模様の隅まで流し込むためです。あんこを腹の中央に集めて縁を空けておくと、型を閉じたときにはみ出しません。
小麦粉の生地を細い帯にしてぶどうジュースで直接煮ると、表面の粉が溶け出してジュースが少しずつソースになります。チェロキー・ネーションが公開している料理本の細い帯の形にならい、ぶどうは搾らず市販の殺菌ジュースを使います。生地用と煮汁用のジュースを先に合わせてしまうと、のばせない緩い生地になります。膨らんだだけでは火が通ったとは言えず、厚い一切れを切って中に生の粉の層がないかを見ます。
アメリカ南部で家庭ごとに作られる、鶏のシチューにふわふわの生地を浮かべた料理です。すいとんのように汁に生地を落としますが、スプーンですくった生地がふたの中の蒸気でふくらみ、パンのように軽く仕上がります。鶏もも肉は繊維に沿って裂くので、ひとさじに鶏とダンプリングが一緒にのります。
午前10時と午後3時の小休止に、小麦粉の料理が根付く群馬の農家の人たちが手でつまんで食べてきたのが、ねぎと桜えび入りの厚い生地を焼くじりやきです。かつては囲炉裏の灰の余熱でじっくり焼き、じりじりと焼ける音が名前の由来といわれます。
揚げずにオーブンで焼いた手羽に、溶かしバターとホットソースを絡めます。皮のパリッとした食感は、塩こしょうと一緒に薄くまぶすベーキングパウダーから生まれます。バターがホットソースの鋭い酸味をやわらげ、少量の酢が後味を締めます。
バトゥーレーは、油に入れたとたん風船のようにふくらむ揚げパンです。パンジャブやデリーでは、これをちぎって濃く煮詰めたひよこ豆のカレー、チョーレーをすくって朝ごはんにします。本来の生地は軽く発酵するまで置きますが、ここではヨーグルトとベーキングパウダーを加えて20分休ませるだけです。
クッキーのように硬く焼いた薄い生地5枚の間に干しりんごのフィリングを塗り、冷蔵庫で48時間置いて、生地にりんごの水分を吸わせます。焼きたての生地がスポンジのようにふんわりしていなくても問題ありません。濃縮アップルサイダーはりんご果汁を煮詰めたシロップで、酢や炭酸飲料ではありません。
ココア入りの生地は焼くと濃い茶色になり、中にはチョコカスタードが入っています。もともと色が濃いので、焼き色では焼けたかどうかがわかりません。カスタードのない皮の部分に串を刺し、生地が付いてこなければ焼き上がりです。
蜂蜜入りの生地は冷めてからもしっとり柔らかく、皮の甘さは控えめにしてあんこを主役にしています。片面だけを焼くため、焼いた面は均一なきつね色、反対側はなめらかで淡い色に仕上がります。
マッツォミールは焼き上げた種なしパンを砕いた粉で、同量の小麦粉やパン粉では配合が合いません。団子は湯で別にゆでて引き上げ、器には別鍋で温めた澄んだ鶏のスープを注ぎます。こうすると汁が濁りません。
カリッと揚げた鶏もも肉とワッフルを一皿に盛り、メープルシロップをかけて、塩気と甘さを同時に味わいます。ワッフルを先に焼いて低温のオーブンで保温しておき、鶏肉は揚げたてのまま合わせます。
神奈川県津久井のかんこ焼きは、小豆や切り干し大根、きのこ、漬物を包むこともありますが、ここでは皮ごとつぶしたかぼちゃを詰めます。油をひかないフライパンでところどころ焼き色をつけてから蒸すので、焼き目の残ったふっくらした姿に仕上がります。
セモリナで作る生地なので、口に入れると粒が砂のように少しざらりと感じられます。焼く前にひし形の切り込みを入れ、一つずつアーモンドを押し込んでおきます。レモン汁入りのシロップは、オーブンから出したらすぐにかけます。
衣をつけたホットドッグの表面に、小さな角切りの生のじゃがいもを押し付けて揚げるので、外側がごつごつしています。そのじゃがいもが油の中で火が通るまで、中弱火にしてゆっくり転がします。中にはソーセージの横にモッツァレラが入っていて、割ると長く伸びます。
黒砂糖液でこねた生地はこげ茶色に蒸し上がり、上には炒り黒ごまがびっしり付きます。発酵させずベーキングパウダーで膨らませるため、宮城の農家では子どものおやつや野良仕事の合間の腹ごしらえに手早く蒸してきました。名前は黒っぽくふわっとした姿が雁の肉に似ているからという説があり、この茶色のものは黒がんづきとも呼ばれます。
じゃがいもは二度揚げ、タラは一度揚げにし、両方が熱くカリッとした状態で皿にそろうよう順番を組みます。切ったじゃがいもは冷水につけて表面のでんぷんを落とし、一度目は中まで火を通すだけで、色が濃くなる前に引き上げます。衣は冷たい炭酸水で溶き、小さなダマが少し残るところで混ぜるのをやめると重くなりません。じゃがいもや魚の表面に水分が残ると油がはね、揚げ色もむらになります。タラは衣が黄金色になり、身がきれいにほぐれる状態なら揚げ上がりです。湯気で衣がしんなりする前にすぐ出します。
ビーツのピューレの水分で、ダークチョコレートのケーキがずっしりしっとり焼き上がります。そのため表面が乾いて見えるまで待たず、中央に刺した串にぬれた生地がつかなくなったらすぐ取り出します。
焼いたワッフルの半分にいちごジャムと泡立てた生クリームをのせ、二つ折りにして手で持って食べます。生クリームはワッフルの熱ですぐ溶けるため、具を詰めたらすぐに出します。
丸い団子から角切りのさつまいもがごつごつと顔を出し、石垣のように見えます。火山灰に覆われた神奈川の相模原台地では小麦とさつまいもが広く作られ、この団子が畑仕事の合間の間食になりました。さつまいもの一部を生地に混ぜずに残し、表面へ押し付けると石が埋まった模様がはっきりします。
不揃いな形のフレッシュチーズカードは、薄い衣が縁にまとわりつき、小さなカリカリの筋になります。熟成チェダーの角切りやモッツァレラとは溶け方が違い、同じようには揚がりません。冷凍庫で冷やすのは衣が固まるまでの時間を稼ぐためで、長く揚げればやはり中身が流れ出します。衣が触れる温度になっても、中のチーズはしばらく熱いままです。
ケーキのようにふんわりした大きなクッキーの、天板に当たっていた平らな底面にバニラとチョコレートのアイシングを半分ずつ塗ると、二色の境目をまっすぐに引けます。クッキーが温かいと二色が流れて混ざります。
菊の花の型で焼くため、表面に花びらの模様が浮き出ます。たい焼きと同じ冬の屋台菓子ですが、生地に牛乳と卵、バターが入るぶんパンの味が濃く、あんの割合は少なめです。最近の屋台では、カスタードクリームやチョコレート、さつまいもあんを入れたものもあります。