スフォリアテッラ(ナポリ式リコッタ入り貝型層状ペストリー)
小麦粉と水だけの硬い生地を薄くのばし、バターを塗ってきつく巻いて層を作り、切り口を貝の形に開いて、リコッタに砂糖、シナモン、オレンジの皮を混ぜたフィリングを詰める、ナポリの焼き菓子です。焼くとバターの層が離れて、外側がガラスのようにパリッと砕けます。巻いた生地は包丁を垂直に一度で下ろして切ると、断面の層がつぶれません。
小麦粉と水だけの硬い生地を薄くのばし、バターを塗ってきつく巻いて層を作り、切り口を貝の形に開いて、リコッタに砂糖、シナモン、オレンジの皮を混ぜたフィリングを詰める、ナポリの焼き菓子です。焼くとバターの層が離れて、外側がガラスのようにパリッと砕けます。巻いた生地は包丁を垂直に一度で下ろして切ると、断面の層がつぶれません。
半分に切ると、カリッとしたパン粉の衣、塩気のあるソーセージ肉、半熟の黄身が層になって現れます。ソーセージ肉にはディジョンマスタードを混ぜて味を締めます。卵は茹でたらすぐ冷水に取り、余熱で黄身が固まるのを止めておくと、ソーセージを揚げる間も半熟が保たれます。温かくても冷めてもおいしく、ブランチやピクニックの軽食になります。
バターは冷たいまま粉糖と手短に混ぜ、溶けてつやが出る前に薄力粉と米粉30gを加えます。一度押してまとめたら、それ以上こねません。焼きたては崩れやすいので、天板の上で完全に冷めるまで動かしません。
加熱した豚肉を混ぜたコーンミールの粥を型で冷やし固めて切って焼くもので、生の肉と卵をオーブンで固めるミートローフと違い、煮たコーンミールが冷えて固まる力で形を保ちます。熱いうちに切って焼くと崩れてしまうため、冷蔵庫で4時間冷やす工程は省けません。
スニッカードゥードルのほのかな酸味は、ベーキングソーダと一緒に入れるクリームオブタータから来ます。丸めた生地をシナモンシュガーの中で転がしてから焼くので、ひと口目にまずシナモンが香ります。
グリッツを水と牛乳で煮て、チェダーチーズとバターを溶かし込むと、おかゆのようになめらかな土台になります。えびはベーコンを焼いた脂でパプリカと炒め、燻したような香りと塩気をまといます。カリカリのベーコンは最後に上にのせます。グリッツは鍋底に焦げ付きやすく、煮る間は底と縁をこまめにこすってなめらかに保ちます。
ひよこ豆粉を水でゆるく溶いて10分休ませ、油を引いて強火で熱したフライパンに薄く流し、赤玉ねぎとミニトマトをのせてオーブンで焼く、ニース地方の薄焼きです。縁はカリッと、中央はもっちり焼き上がります。
じゃがいも、とうもろこし、燻製ソーセージ、えびを一つの鍋で順に茹で、湯を切ってバターとレモン汁で和えます。じゃがいもが最初、とうもろこしとソーセージが次、えびは最後の数分だけと、火の通る時間に合わせて入れる順番を決めます。塩とパプリカを溶かした湯が全体の下味になります。大皿やテーブルに広げ、大人数で手でつまんで食べる料理です。
プレッツェルらしい濃い赤褐色の皮は、焼く前に重曹を溶かした湯にさっとくぐらせることで生まれます。湯から上げてすぐ、ぬれた表面に粗塩をふっておくと、焼いた後も落ちません。
冷やしたえびを、ケチャップにホースラディッシュとウスターソースを合わせたカクテルソースにつけて食べます。ケチャップの甘みにホースラディッシュの鼻に抜ける辛みとウスターソースの塩気が重なり、淡白なえびの味を支えます。えびは塩とレモンを入れた湯でさっと茹で、すぐに氷水へ移して余熱を止めると、ぷりっと弾力のある身に仕上がります。色がピンクになって少し丸まったら引き上げどきで、それ以上湯に置くと固くなります。冷えたえびの水気をよく切っておけば、皿の上でソースが薄まりません。えびもソースも先に作って冷やしておけば、食べる直前は盛り付けるだけです。
市販のイーストは使わず、スターターの野生酵母と乳酸菌だけで膨らませるので、穏やかな酸味と厚いクラスト、不ぞろいな気泡のパンになります。成形した生地は冷蔵庫で一晩寝かせ、翌日に焼きます。
トマトを煮詰めた赤いソースにえびを入れ、温かいご飯にたっぷりかけて食べます。ルーでとろみをつけるエトゥフェと違い、小麦粉を使わずトマトを煮詰めて濃度を出します。ソースの香りの土台は玉ねぎ、セロリ、ピーマンの三つの野菜で、パプリカが色と香りを加えます。えびに水気が残っていると、煮詰めたソースがまた水っぽくなります。
バターを塗ったフィロが何層にも重なって焼け、フォークを当てるだけでぱりぱりと崩れます。その間には塩気のあるフェタとディルが香るほうれん草の具が入ります。いちばん手間がかかるのはほうれん草の水分を飛ばすところで、フライパンの底に水がたまらなくなるまで炒めます。
バターと小麦粉を薄い茶色まで炒めたルーが、香ばしさととろみの両方を生みます。それ以上濃く色づけると苦みが出て、えびの繊細な味を覆ってしまいます。そこへ玉ねぎ、セロリ、ピーマンをすぐ加えると野菜の水分がルーをほぐし、チキンストックを少しずつ加えてのばします。トマトを使うクレオールに比べ、ソースは茶色でバターの風味が前に出ます。えびは最後に短く火を通し、ご飯にのせます。
米粉とアーモンドパウダーで作った生地は、ひと口でほろっと軽く崩れ、刻んだくるみがところどころで歯に当たります。焼き上がったらオーブンを切って扉を少し開け、そのまま5分置くと、よりさくっとします。完全に冷める前に切ると割れてしまいます。
軽く温めたバゲットに揚げたえびを詰め、マヨネーズに刻んだピクルスを混ぜたレムラードで揚げ物の油っぽさを和らげます。揚げたえびにふたをすると蒸気で衣がしんなりするため、このニューオーリンズのサンドイッチは組み立てたらすぐに食べます。
よもぎ粉と粒の小豆は、韓国の餅屋でよく見かける組み合わせです。それをマフィン生地に入れました。小豆は最後に数回だけさっくり混ぜるので、割ると淡い緑の生地に粒がそのまま見えます。
強火で濃い焼き色を付けたサーロインに、中火に落としてからバター、つぶしたにんにく、ローズマリーを溶かしてかけ、香りをまとわせます。焼き付けと香り付けを分けるのは、強火のままだとバターとにんにくが焦げやすいからです。両面だけでなく側面の水気も拭いておくと、焼き色が均一に付きます。肉の繊維を断つ向きに切り、レモンを少し搾って仕上げます。
刻んだデーツを熱湯と重曹に10分以上浸して液ごと生地に加えるため、イギリスのこのプディングはスポンジがしっとり甘く焼き上がります。生クリームと黒砂糖で煮たトフィーソースは出す直前に温め直してかけ、バニラアイスを添えると熱いソースと冷たいアイスの温度差が生まれます。
ケチャップ、トマトペースト、ウスターソースで甘じょっぱく煮詰めた牛ひき肉を、バンズにたっぷり挟みます。食べる途中で具がこぼれ落ちるのも、この料理の持ち味です。肉は先に水分が飛ぶまで炒めておくと、ソースを加えても水っぽくなりません。バンズの切り口を軽く焼いて表面を乾かしておくと、ソースが染み込む速さが抑えられます。スプーンですくってゆっくり落ちる程度まで煮詰め、ピクルスを添えると脂っこさが和らぎます。
ドイツでクリスマスの時期に少しずつ切って食べるパンなので、焼いた日には食べず、粉砂糖を厚くまぶして密封し、1日以上置いてから切ります。ラム酒かジュースに漬けたドライフルーツとアーモンドがバターの多い生地にぎっしり入り、切るたびに断面が少しずつ違います。
薄いパティを2枚重ね、一口ごとにこんがり焼けた縁とアメリカンチーズを一緒に味わいます。脂肪20%の牛ひき肉はこねずにゆるく丸めて冷やしておき、熱した鋳鉄のフライパンに置いた直後に一度だけ平らに押しつぶします。焼き始めてから押し直すと肉汁が流れ出て、焼き目もまだらになります。裏返すときはパティより幅広く先の薄い金属製フライ返しで底をこそげるように持ち上げると、フライパンに張り付いた焼き目ごとはがれます。マヨネーズ、ケチャップ、イエローマスタードのソースとピクルスが脂っこさを和らげ、バターで焼いたブリオッシュバンズが全体を包みます。
日本のケーキ屋でおなじみの形のショートケーキです。卵の泡だけで膨らませたふんわりしたスポンジを3枚にし、生クリームと薄切りのいちごを挟みます。上に飾る形のよいいちごは、残りを切る前に先に選んでおきます。
ハムの代わりにスモークサーモンをのせ、燻製の塩気をバターソースと黄身に重ねます。オランデーズは卵黄とレモン汁を湯気が立つ程度の湯せんで混ぜ、溶かしバターを細く加えて乳化させます。湯が熱すぎると卵黄が固まり、ソースが分離します。ポーチドエッグは表面が静かに揺れる程度の湯に酢を加えて作り、3分30秒なら白身が固まり、中心はやわらかいままです。ポーチドエッグとソース、焼いたマフィンをほぼ同時にそろえるため、バターは最初に溶かして温めておきます。