アルーメティ(インド風じゃがいもフェヌグリーク炒め)
早わかり
アルーメティは、でんぷん質の多いじゃがいもとほろ苦いメティ(フェヌグリークの葉)が自然に補い合う北インドの家庭料理です。生のメティの葉は土臭さの混じった強い苦味を持ちますが、熱いフライパンに触れるとメープルシロップに似た温かく甘い香りに変わります。じゃがいもをさいの目に切り、クミン・ターメリック・チリパウダーと一緒に蓋をして蒸し焼きにする...
この料理の特別なポイント
- フェヌグリークの葉が熱いフライパンでメープルに似た香りに変わる
- クミンと強黄が蓋の中の蒸気でジャガイモ内部まで染み込む
- 最後に葉を加えて水分を素早く飛ばしハーブ香を凝縮させる
主な材料
調理の流れ
- 1 じゃがいも500gを2cm角のさいの目に切り、冷水で軽くすすいで表面のでんぷんを洗い流してから、ザルに上げてしっかりと水気を切っておきます。
- 2 メティの葉120gをボウルの水で数回洗って土や不純物を取り除き、水気をしっかり切ってから粗めに刻みます。乾燥品を使う場合は手で揉んで香りを引き出しておきます。
- 3 フライパンに食用油大さじ2を熱し、クミンシード小さじ1を加えて中火で炒めます。種がパチパチと弾けて香ばしい香りが立ち、全体が茶色くなるまで熱を通してください。
アルーメティは、でんぷん質の多いじゃがいもとほろ苦いメティ(フェヌグリークの葉)が自然に補い合う北インドの家庭料理です。生のメティの葉は土臭さの混じった強い苦味を持ちますが、熱いフライパンに触れるとメープルシロップに似た温かく甘い香りに変わります。じゃがいもをさいの目に切り、クミン・ターメリック・チリパウダーと一緒に蓋をして蒸し焼きにするとスパイスが中までしみ込み、最後にメティの葉を加えて素早く水分を飛ばすとハーブの香りが凝縮されます。インドの家庭ではダル(レンズ豆のスープ)とご飯に添える平日の夕食のおかずとして、30分以内に完成できます。新鮮なメティが手に入らない場合はカスリメティ(乾燥フェヌグリーク)を手のひらで揉んで香りを出してから最後に加えると同様の効果が得られます。複雑なマサラの連鎖が必要な他の北インド料理と異なり、材料が少なく手順も単純なため、日常の食卓に繰り返し登場します。
作り方
下準備、加熱、味付け、火加減、仕上げの流れで読むと作りやすくなります。
- 1準備
じゃがいも500gを2cm角のさいの目に切り、冷水で軽くすすいで表面のでんぷんを洗い流してから、ザルに上げてしっかりと水気を切っておきます。
- 2準備
メティの葉120gをボウルの水で数回洗って土や不純物を取り除き、水気をしっかり切ってから粗めに刻みます。乾燥品を使う場合は手で揉んで香りを引き出しておきます。
- 3火加減
フライパンに食用油大さじ2を熱し、クミンシード小さじ1を加えて中火で炒めます。種がパチパチと弾けて香ばしい香りが立ち、全体が茶色くなるまで熱を通してください。
- 4火加減
みじん切りにした玉ねぎ100gとおろしにんにく3片分を加え、玉ねぎの縁が薄茶色になり、全体が透明な状態になるまで中火で3分ほどじっくりと炒め合わせます。
- 5火加減
じゃがいもとターメリック、チリパウダー各小さじ0.5を加えてよく混ぜ、蓋をして弱火で10分ほど加熱します。じゃがいもの芯まで火が通り、柔らかくなるまで蒸し焼きにしてください。
- 6火加減
じゃがいもが柔らかくなったらメティの葉を加え、中火に強めて手早く炒めます。水分を完全に飛ばし、苦味が消えてメープルシロップのような甘い香りが漂い始めたら火を止めます。
手順のあと
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コツ
栄養情報(1人前)
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マンゴーラッシー(インド風マンゴーヨーグルトドリンク)
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