タラの芽釜飯(春限定タラの芽の香り炊き込みごはん)

タラの芽釜飯(春限定タラの芽の香り炊き込みごはん)

早わかり

タラの芽釜飯は、昆布出汁で米を炊き、軽く湯がいたタラの芽をのせて蒸らす春の季節料理です。タラの芽はアラリア・エラタ(タラノキ)の若芽で、3月下旬から4月下旬のわずか数週間だけ収穫できる山菜です。この限られた季節にだけ味わえる、ほろ苦くどこか木の香りを帯びた独特の風味が、この釜飯を春にしか食べられない料理にしています。米は水ではなく昆布出汁...

この料理の特別なポイント

  • タラの芽を20〜30秒だけ茹でて苦みのある木の香りと緑の色を保つ
  • 米がほぼ炊けた頃にのせて10分蒸らすことで米粒にタラの芽の香りが染み込む
  • 昆布だしが春の山菜の香りの下に海の旨味の土台をそっと敷く
合計時間
45分
難易度
普通
分量
2 人前
材料
9
カロリー
430 kcal
たんぱく質
10 g

主な材料

タラの芽昆布出汁ごま油薄口醤油

調理の流れ

  1. 1 米2カップを洗い、冷水に30分浸してからザルに上げ、しっかりと水気を切ります。タラの芽は根元の皮をむき、太いものは縦半分に切り分けておきます。
  2. 2 タラの芽を塩を入れた沸騰したお湯でちょうど30秒茹でたら、すぐに冷水に浸して冷まします。30秒以上茹でると独特の苦みと風味が失われ、色も濁ってしまいます。
  3. 3 鍋に浸した米を入れ、昆布だし2カップを注ぎます。中火で沸騰したら弱火に落とし、薄口醤油小さじ1、みじん切りにんにく1/2小さじ、ひとつまみの塩で味を調えます。

タラの芽釜飯は、昆布出汁で米を炊き、軽く湯がいたタラの芽をのせて蒸らす春の季節料理です。タラの芽はアラリア・エラタ(タラノキ)の若芽で、3月下旬から4月下旬のわずか数週間だけ収穫できる山菜です。この限られた季節にだけ味わえる、ほろ苦くどこか木の香りを帯びた独特の風味が、この釜飯を春にしか食べられない料理にしています。米は水ではなく昆布出汁で炊くことで全体にうま味の土台が作られ、薄口醤油とにんにくが鍋の中から味を整えます。タラの芽は沸騰したお湯で20秒から30秒だけ湯がきます。それ以上加熱すると香りが飛んで独特の緑色が濁ります。湯がいたタラの芽を米がほぼ炊き上がったタイミングでのせ、蓋をして10分間蒸らすと、蒸気の中でタラの芽の香りが米粒の奥まで染み渡ります。蒸らす間は絶対に蓋を開けないことで、均一に炊き上がります。醤油・ごま油・白ごまで作ったタレをかけて混ぜて食べると、ごま油の香ばしさがタラの芽の苦みをやさしく包み込み、一椀に早春の山の香りが凝縮されます。

下準備 15分 調理 30分 2 人前

作り方

下準備、加熱、味付け、火加減、仕上げの流れで読むと作りやすくなります。

全6ステップ
  1. 1
    準備

    米2カップを洗い、冷水に30分浸してからザルに上げ、しっかりと水気を切ります。タラの芽は根元の皮をむき、太いものは縦半分に切り分けておきます。

  2. 2
    味付け

    タラの芽を塩を入れた沸騰したお湯でちょうど30秒茹でたら、すぐに冷水に浸して冷まします。30秒以上茹でると独特の苦みと風味が失われ、色も濁ってしまいます。

  3. 3
    火加減

    鍋に浸した米を入れ、昆布だし2カップを注ぎます。中火で沸騰したら弱火に落とし、薄口醤油小さじ1、みじん切りにんにく1/2小さじ、ひとつまみの塩で味を調えます。

  4. 4
    加熱

    茹でたタラの芽を米の上に均等に広げ、蓋をします。最も弱い火で12分炊き、米がだしをすべて吸収するようにします。

  5. 5
    手順

    火を止め、蓋をしたまま10分蒸らします。残熱の蒸気が鍋全体を均一に加熱し、タラの芽の香りがご飯粒にしみ込みます。

  6. 6
    仕上げ

    蓋を開けてごま油小さじ1、小口切りの細ネギ、白ごまを振りかけ、しゃもじでそっと混ぜてタラの芽がご飯全体に行き渡るように盛り付けます。

手順のあと

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コツ

タラの芽は長く茹ですぎると香りが弱くなるので20〜30秒だけ湯がきます。
蒸らし時間中は絶対に蓋を開けないことで、ご飯が均一に炊き上がります。

栄養情報(1人前)

カロリー
430
kcal
タンパク質
10
g
炭水化物
76
g
脂質
9
g

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