ニールドーサ(マンガロール風薄い米粉クレープ)
インド南西部カルナータカ州の海沿い、マンガロールで作られるこの米のクレープは、カンナダ語で「水のドーサ」という名のとおり、生地を水に近いほどさらさらに溶きます。発酵させないためマサラ・ドーサのような酸味はなく、浸水した米と少量のココナッツの素朴な味だけが残ります。熱したフライパンの縁から生地を回し入れると、小さな穴が無数にあいたレース状に広がり、片面だけ焼いて裏返さずに取り出します。
インド南西部カルナータカ州の海沿い、マンガロールで作られるこの米のクレープは、カンナダ語で「水のドーサ」という名のとおり、生地を水に近いほどさらさらに溶きます。発酵させないためマサラ・ドーサのような酸味はなく、浸水した米と少量のココナッツの素朴な味だけが残ります。熱したフライパンの縁から生地を回し入れると、小さな穴が無数にあいたレース状に広がり、片面だけ焼いて裏返さずに取り出します。
少なめのご飯に、裂いた鶏肉、錦糸卵、煮しいたけ、パパイヤの味噌漬けなどの具を好きなだけのせ、熱い鶏がらスープをたっぷり注いでさらさらと食べます。奄美では、はじめは鶏の炊き込みご飯に近い形で、スープをかける今の形は昭和以降に広まりました。スープは鶏がらを生姜と一時間煮て取り、ささみも同じスープでゆでて裂くので、具と汁の味がつながります。
米を牛乳でゆっくり煮ると、米粒がふくらんででんぷんが溶け出し、おかゆとカスタードの中間のようなとろみになります。温かいうちはやわらかく、一晩冷やすと締まって濃いカスタードのような口当たりに変わります。シナモンは食べる直前に振り、ひと口目より先に香りが立つようにします。
鶏だしで米と鶏むね肉を煮てから、レモン汁で溶いた卵を加えて、汁にとろみと酸味をつけます。卵液には熱いだしをお玉一杯ずつ混ぜて温めておき、鍋に入れたあとは沸騰させません。
厚切りの塩漬けかぶに切り込みを入れ、許可を受けた店で買った塩ぶりを挟んで甘酒こうじと交互に重ね、冷蔵庫で7日から10日かけてかぶと魚を一緒に熟成させます。加熱しない発酵水産物なので、妊娠中の方、高齢者、子ども、免疫が低下している方は家庭で熟成させたものを避け、腐敗臭やカビ、異常なガスがあれば全量処分します。
徳島県勝浦地方の粥で、ろうすいは雑炊がなまった地元の言い方とされます。米とじゃがいも、なすを煮た上に鮎を丸ごとのせて火を通すと、魚の香りが汁に移ります。煮えた鮎は皿に取って小骨まで外し、身だけを鍋に戻します。鍋の中でほぐすと骨が見つけにくくなります。
小なす6kgを一度に漬ける大量の配合なので、発酵容器と重石、ひと月冷蔵できる場所を先に確保します。漬け床は蒸し米と米こうじに塩、ざらめ、焼酎を合わせたもので、塩だけの漬物と違い、なすに甘みとこうじの香りが移ります。笹の葉と赤唐辛子も重ね、香りと彩りを添えます。漬け汁が上がって全体を覆ったら重石を軽くして液に沈めたままにし、カビや腐敗臭、異常なぬめりがあれば食べずに容器ごと処分します。
米を先にごま油で炒めておくと、でんぷんが一気に溶け出さず、鍋底に焦げつきにくくなります。テンジャン(韓国味噌)は目の細かいざるでこして煮干しだしに溶き、細かく刻んだ白菜と玉ねぎは中弱火で20分以上煮るうちにお粥に溶け込みます。
野菜だしで炊くお粥で、甘みは白菜から出ます。白い軸は米と一緒に先に入れ、葉は10分ほどたってから加えて、火の通り方をそろえます。やわらかい豆腐は手で粗くくずし、最後の3分だけ煮ます。
昆布だしで炊く米の上に、ハマグリのむき身、細切り大根、しいたけをのせて炊き、しょうゆ、ごま油、小ねぎのたれを混ぜて食べます。大根は米の上で蒸されて甘みがご飯に移るので、0.3cmの細切りにして米と同じ時間で火を通します。浸水した米は表面の水をよく切っておかないと、決めた量の昆布だしでは水加減がずれます。ハマグリは炊き上がり近くにのせて、身が硬くならないようにします。
あさりと昆布を煮た汁でご飯を炊くので、米一粒ずつに貝の味がしみます。むき身は火を止めてからのせて蒸らしの間に温め、醤油とごま油のたれを混ぜて食べます。釜の底のおこげには水を注ぎ、スンニュン(おこげ湯)にして飲みます。
栗ごはんの苦みは、たいてい渋皮の残りから出ます。栗は冷水に浸してえぐみを抜き、渋皮まで残さずむいて、大きいものは半分か4等分にし、米の上に重ならないよう広げます。味付けは塩を控えめにするだけで、黒ごまを散らします。
土鍋に接した底の米は香ばしいおこげになり、上の米には薄切りの腸詰めから溶けた脂がしみ込みます。香港の大排檔や広州の旧市街の店で冬に食べられてきました。食卓で醤油とオイスターソース、ごま油を合わせたたれをかけて混ぜると、白いご飯が琥珀色に染まります。土鍋は火から下ろしても底を焼き続けるため、焦げ臭さが強くなったらすぐ火を弱めます。浸水後の米に水気が残っていたり、水が多すぎたりすると、おこげはうまく付きません。
しいたけと玉ねぎを細かく刻んでごま油で炒めてから米を入れて煮るので、どのひと口にもしいたけの香りが行き渡り、具が口に残りません。味付けは醤油少しとこしょうだけの、やさしいお粥です。
スンドゥブ(おぼろ豆腐に近い柔らかい豆腐)が、崩れずに大きな塊のまま入ったお粥です。炊き上がった粥にスプーンですくって落とし、その後はほとんど混ぜません。米と椎茸はえごま油で炒めてから昆布だしで煮ます。
もち麦と白米を同量で炊き、柔らかいご飯の中で麦の粒がぷちぷちと弾む食感にします。たれはにんにく入りの濃い味噌だれか甘辛いコチュジャンのどちらかで、味噌なら香ばしく塩気のある一杯、コチュジャンなら甘みと辛みのはっきりした一杯になります。
米粒がほとんど見えなくなるまで弱火で煮た粥に、琥珀色のゼリー状の白身と、濃い緑のとろりとした黄身をもつピータンを混ぜます。アヒルの卵を泥と灰、塩で数週間寝かせたピータンは、アルカリ由来のどっしりした味とかすかな硫黄の香りを淡白な粥に加えます。
たれを添えずに食べる釜飯なので、味付けは韓国の薄口醤油と塩でご飯の中で済ませます。ふたを開けるとまずチャムナムル(香りの強い韓国の山菜)が香り、ご飯には底で一緒に炒めたひらたけとしいたけの味がしみています。
ベトナムでは朝ごはんや体調を崩したときに食べる粥で、韓国の鶏粥とよく似た立ち位置にあります。薄切りの生姜を煮出したスープがほんのりぴりっとして、味つけは醤油ではなくナンプラーです。
乾いたフライパンで炒ったヘンプシードを米と一緒に炊き込み、白いごはんに香ばしさを加えます。種は軽くはじけ始めて色が少し濃くなった時点で火から下ろします。
ひとつの耐熱皿に米、炒めた玉ねぎとにんじん、チキンストック、生クリームを入れ、鶏もも肉を皮を上にしてのせて焼きます。焼くうちに鶏から溶けた脂が下のご飯に落ちます。アルミホイルは縁までしっかり閉じます。蒸気が逃げると、真ん中の米に芯が残ります。
具のないご飯だけの小さなキンパの横に、辛いイカと大根の和え物を添え、交互につまんで食べます。統営(トンヨン)式で、ご飯は塩とごま油だけで味付けし、辛さは和え物が受け持ちます。
チュイナムル(シラヤマギクの仲間の山菜)を国醤油、ごま油、にんにくで先に和えて米にのせて炊くので、たれを添えなくてもご飯に味がついています。ふたを開けると、まずチュイナムルのほろ苦い香りが立ちます。
鶏むね肉をゆでた湯が、この粥の汁になります。その湯を注ぐ前に、米はみじん切りのにんにくと一緒にごま油で炒めておきます。