こねつけ(ご飯と小麦粉の焼き餅)
残りご飯に小麦粉と刻んだ青じそを混ぜてよくこね、厚めに丸めてこんがり焼きます。長野の焼き餅で、仕上げに砂糖と醤油を溶かしたたれに一瞬くぐらせ、甘じょっぱい照りを薄くまとわせます。冷えて固まったご飯からでも作れ、余ったご飯の使い道になります。
残りご飯に小麦粉と刻んだ青じそを混ぜてよくこね、厚めに丸めてこんがり焼きます。長野の焼き餅で、仕上げに砂糖と醤油を溶かしたたれに一瞬くぐらせ、甘じょっぱい照りを薄くまとわせます。冷えて固まったご飯からでも作れ、余ったご飯の使い道になります。
材料が少ないので、キムジャンの季節に塩漬けの白菜が余ったときにすぐ焼けます。白菜の葉には葉脈が透けるくらいの薄い生地だけをつけ、厚い茎は包丁の背でたたいて平らにしておきます。白菜は火を通すと、生のときより甘みがはっきりします。
温かい牛肉のジョン(卵衣の焼き物)と、冷たく甘酸っぱい辛味の和え麺を一つの器で食べます。肉の水気が残ったまま粉をはたくと卵衣が浮き、焼く途中ではがれてしまいます。
栃木では残りご飯を水に浸し、小麦粉と味噌でまとめ直して、とうもろこし、こうなご、青のり、炒りごまを混ぜて厚めに焼きます。外は薄い焼き色で締まり、中はもっちりとして、餅とお焼きの間のような食感になります。浸したご飯の水気を切りすぎると小麦粉とつながらず、成形の途中で崩れてしまいます。
細く切ったビーツと玉ねぎを片栗粉とチヂミ粉で軽くつなぎ、薄く焼くと、赤い細切りがそのまま見えるパリッとしたチヂミになります。ビーツの色が濃いので、焼き色で返す時期を判断しにくいのがこのチヂミの難しさです。縁の濡れた生地が乾いたら返し時です。
エゴマ粉はゴマより香ばしさが重く、後にほろ苦さが残ります。このチヂミでは冷めてからのほうがエゴマの香りが強くなります。ヒラタケとシイタケは生地に混ぜる前に油をひかないフライパンで1分炒め、先に水分を飛ばします。生地に醤油が入っているので、たれなしでも味が足ります。
エリンギと椎茸を一緒にフライパンで焼きます。生地はきのこの表面に薄くつく程度なので、焼き上がっても粉の味よりきのこの香りと弾力のある繊維が先に感じられます。
緑豆をひいた生地にキムチ、もやし、豚ひき肉を混ぜ、市場の屋台のように油を惜しまず小ぶりに焼きます。よく漬かったキムチの酸味がきいていて、酢を混ぜた醤油につけて食べます。
いかはむっちり、えびはぷりっとした歯ごたえで、一枚の中でも切り分けた部分ごとに食感が少しずつ違います。海鮮から水分が出るため、生地の水は最初から少し控えておきます。
ほとんどがニラで、にんじんと玉ねぎは少しだけです。生地はスプーンからさらりと流れる程度にゆるく溶き、大きく1枚に焼く代わりに小さく何枚かに分けて薄く広げます。小さいほうが厚みをそろえやすく、へらで支えて返すのも楽です。
よく漬かった酸っぱいキムチとニラ、薄切りの青唐辛子を混ぜる生地にはキムチの汁が40ml入り、フライパンにのせる前から赤く染まっています。
ニラより多い200gのエビが入るチヂミなので、エビは包丁で粗く刻むだけにして歯ごたえを残します。生地に卵を2個入れるため、エビが多くても返すときにばらけません。
牛ひき肉にニラをたっぷり刻んで混ぜるので、緑の点が散った一口大のジョンになります。水気をしっかり絞った豆腐が入り、肉だけより口当たりがやわらかく、冷めても醤油とごま油の下味がぼやけません。
マッチ棒ほどの細切りにしたごぼうに同じ太さの玉ねぎを合わせ、生地は具の表面に薄くつく程度にとどめます。チヂミ粉に天ぷら粉を少し混ぜるので縁は揚げたようにカリッとし、ごぼうはしゃきしゃきと噛めます。
フライパンの長さに切ったワケギを隙間なく並べて土台にし、イカ、エビ、ムール貝の身をのせて、生地は隙間を埋める程度に薄くかけます。生地で具を覆うパジョンとは違い、ねぎの層が骨組みになるため、切り口にねぎと海鮮が重なって見えます。
ツナ缶と古漬けのキムチを同じ重さずつ使い、生地を少なめにするので、粉よりも具の味が先に来ます。ツナは缶を開けたらすぐざるにあけ、押して油を抜いておきます。
油を切ったツナ缶とエゴマの葉を一緒に焼くと、野菜チヂミより食べごたえがあり、魚のジョンより軽い味になります。卵が生地をまとめて表面がなめらかに焼け、冷めても食感が変わりにくいのでお弁当のおかずにも使えます。
アサリのむき身はざるでしっかり水気をきってから生地に混ぜますが、焼くうちに塩気のある汁がまたしみ出て、チヂミ全体に貝の味が広がります。直径20cmほどの大きな1枚に焼き、6〜8切れに切り分けます。
蒸したカボチャを熱いうちにつぶしてもち粉と合わせ、小さく平たい円にまとめて焼きます。砂糖が少し入るのでおかずというよりおやつに近く、中はもち粉のおかげでお餅のようにもっちりします。
韓国の祝日の膳に並ぶスケトウダラのジョンは、たいてい冷凍の切り身で作ります。解凍した身からは思った以上に水が出るので、紙タオルでしっかり押さえておくと卵衣がきちんとつきます。
木綿豆腐を1cm厚さに切り、重しをのせて15分以上水を抜いてから、塩とこしょうで下味をつけます。醤油は上からかけず、小皿に取って一口ずつ付けます。焼きたての衣は軽くカリッとしていて、冷めるとしっとり落ち着きます。
タラの芽は春の短い間しか出回らない山菜なので、粉と卵衣は薄くつけるだけにして、ほろ苦い香りを覆わないようにします。焼く前に酢を入れた熱湯で30秒ゆで、えぐみを抜いておきます。
7mm厚さに切ったナスは卵衣が固まるあいだに自分の水分で蒸されるように火が通り、中がカスタードのようにやわらかくなります。秋夕にはズッキーニのジョンと一緒にナスのジョンを焼いて、法事の膳に供える家庭が多いです。
ナスは塩をして水気を拭き、豚ひき肉は玉ねぎ、にんにくと先に炒めて冷ましてから生地に混ぜます。生の肉をそのまま入れないので、厚めに焼いても中心まで均一に火が通り、やわらかくなったナスが肉の間でしっとりと口に残ります。