フライブレッド
イーストではなくベーキングパウダーで膨らませた生地を手で平たくのばして揚げると、縁はこんがり、中央は不規則に膨らみます。この配合はオレゴン州立大学が公開したロザンナ・サンダース・ワルルアタムのレシピをもとにしており、先住民の共同体すべてに共通する唯一の作り方という意味ではありません。こねすぎず30分休ませると、生地が柔らかく扱えます。中央まで厚みをそろえると、外側だけ焦げて中が生という失敗を防げます。
イーストではなくベーキングパウダーで膨らませた生地を手で平たくのばして揚げると、縁はこんがり、中央は不規則に膨らみます。この配合はオレゴン州立大学が公開したロザンナ・サンダース・ワルルアタムのレシピをもとにしており、先住民の共同体すべてに共通する唯一の作り方という意味ではありません。こねすぎず30分休ませると、生地が柔らかく扱えます。中央まで厚みをそろえると、外側だけ焦げて中が生という失敗を防げます。
ゆるい生地を熱い油の上に細く流し、線が絡み合った円盤状に揚げます。発酵させて手でねじる揚げパンと違い、生地が流れ出る太さで食感が決まります。一か所に厚く重なると中心が生焼けになり、線が交わらないと裏返すときにばらばらになります。粉糖をかけた後に覆うと蒸気でしんなりするので、温かいうちに食べます。
韓国の伝統菓子カンジョンに使う炒りポン菓子とごまを、黒砂糖のクッキー生地に混ぜ込みました。小麦粉にもち米粉を少し足すので生地が薄く広がり、かじるとポン菓子ごと軽くほろっと崩れます。
バタークリームの代わりに、卵黄と無糖エバミルクで炊いたココナッツとピーカンのフィリングを層の間と上面にのせます。そのため断面は濃厚なチョコレートガトーのような均一さではなく、柔らかいココアのスポンジの間に歯ごたえのある層が現れます。ココアは溶かした甘いチョコレートやダッチプロセスではなく、無糖のナチュラルタイプです。外側はクリームで覆わないので、側面からもココナッツとピーカンの層が見えます。
糖蜜入りの生地は濃い茶色で、甘さにも少しほろ苦さがあります。しょうがとシナモンを加えた生地を人の形に抜いて焼き、冷めたらアイシングで目やボタンを描きます。縁はサクッと、中心はわずかにもっちりと焼き、密閉容器に入れておくと一日二日でスパイスの香りが強まります。
バターの代わりに植物性ショートニングを使い、しょうがパウダーと糖蜜のぴりっと甘いクッキーをサクサク寄りに仕上げます。糖蜜はブラックストラップではなく一般的な製菓用です。生地がもともと濃い色なので焼き色では判断しにくく、温かいうちは曲がっても冷めるとパキッと割れます。シナモンシュガーを転がしてまぶし、表面に細かい砂糖の粒を残します。
粉砂糖をたっぷりまぶしたチョコレート生地が焼くうちに割れ、白い表面の割れ目から濃い茶色がのぞきます。生地には少量のコチュジャン(韓国の発酵唐辛子みそ)を入れ、チョコの甘さの後にじんわりした辛みとうまみが続きます。とはいえ、コチュジャンだとすぐ気づくほどの主張はしません。外側は薄くサクッと、中はしっとり濃厚で、ブラウニーとクッキーの中間のような食感です。
慶州パンの丸い形とあんから発想しつつ、皮は牛乳とバターを入れた発酵生地に置き換えています。皇南パンのような薄皮と模様を再現する配合ではなく、日本のあんパンに近い柔らかなパンに仕上がります。市販のあんを使うので豆を煮る手間はありませんが、包んだ後にもう一度発酵させるため、全体で約3時間を見込みます。寒い日は膨らみが遅れがちで、時間より生地の大きさで判断します。
一般的なレモンバーはレモンの酸味が主役ですが、ここではハルラボンの果汁をレモン果汁よりずっと多く使うため、丸みのある甘い柑橘の味になります。バターと粉糖をすり混ぜたショートブレッドの台はサクサクと香ばしく、なめらかに固まったカードと対照的です。
黒ごまペーストで中が濃い灰色になったコーンブレッドで、粗いコーンミールの粒の間から香ばしいごまの風味がします。テンジャン(韓国のみそ)はほんの少し溶かし入れるだけなので、みその味とまでは感じず、塩気とうまみが下に敷かれる程度です。
韓国の家庭のおかず、ズッキーニ炒め(ホバクポックム)をバター入りのパイ生地にのせ、縁をざっくり折り込んで焼きました。冷たいバターを豆粒大に残した生地なので折った縁は層になってサクッと崩れ、中央では炒めたズッキーニと玉ねぎの上でモッツァレラが溶けています。目玉焼きをのせてブランチにしたり、薄く切って白ワインに合わせたりします。
割ると、橙色のかぼちゃ生地に白いクリームチーズの筋が大理石のように走ります。クリームチーズは砂糖を加えずにのせるので酸味が残り、シナモンの香る甘い生地と一口の中で対照になります。
全粒粉、はちみつ、シナモンを入れた生地を約2mmに薄くのばして焼くため、厚いシュガークッキーより硬く、ポキッと割れます。そのまま食べるほか、砕いてパイの土台にも使えます。焼きたては柔らかく感じても、低温で焼いて余熱で乾かす工程を経て初めてサクッとします。完全に冷めてから判断します。
煮立つところまで温めた牛乳とバターを、全卵を泡立てた生地に最後に加え、アイシングなしで切り分ける柔らかいケーキに焼き上げます。卵白だけを別に泡立てるシフォンとは違い、全卵の泡とベーキングパウダーを両方使います。焼き上がった中身はきめ細かくふんわりとして、中央が湿ったりカスタードのようになったりはしません。
名前はクランブルですが、別にクランブルを作る工程はありません。きな粉をたっぷり混ぜた生地の表面をでこぼこのまま残し、きな粉をさらにふって焼くと、その凸凹がカリッと焼けます。中には小さく切って一つずつ離したもちキューブが入り、もっちりと当たります。
キムチの酸味とチェダーの塩気が、甘さを抑えた食事系スコーンのバターの層の間に一緒に残ります。固く絞ったキムチとチーズは先に粉をまぶしてから混ぜ、一か所に固まらないよう生地全体に散らします。
アルザス地方の発酵菓子で、溝のある王冠形のリング型で焼き、型の底に並べたアーモンドがひっくり返すと頂上の飾りになります。バターと卵をたっぷり練り込んだイースト生地はブリオッシュのようにやわらかく、ところどころのレーズンが甘さを添えます。
レモン果汁、卵黄、砂糖を弱火で混ぜながら煮詰めたカードを、焼いたショートクラスト台に流して冷蔵庫で固めます。カードは沸騰させず、へらにうすくついたカードに線が残るところで火を止め、生クリームを加えてこすと口当たりがなめらかになります。ゼストは黄色い表皮だけを削ります。白いわたが混ざると苦みが出ます。
オーストリアの伝統どおり生地の帯を格子にのせて焼くと、すき間でラズベリージャムがふつふつと沸き、ルビー色がのぞきます。生地にアーモンドプードルが入るぶん、小麦粉だけのタルトよりほろほろと崩れやすくなります。
蓮の実餡をゴールデンシロップ、油、かんすいの生地で包み、型で模様を押して焼く中秋節の菓子です。皮と餡がほぼ同量の配合で、なめらかな蓮の実餡と同じくらい皮の味もはっきりします。焼きたての皮はまだ固く、密閉容器で一日おくとやわらかくなって餡となじみます。
細かいセモリナ粉の生地は口の中でほろりと崩れ、中にはシナモンを混ぜたデーツペーストが入ります。餡を包んだら型やフォークで模様をつけ、上面がまだ白っぽく縁だけが薄い金色のうちに取り出します。濃く色づけると、ほろほろした崩れ方が消えて固くなります。
小麦粉よりコーンミールを少し多く入れるので、きめが粗くほろほろと崩れます。生地にはカリカリに焼いて砕いたベーコンとメープルシロップが入り、ひと口ごとに塩気と甘さが入れ替わります。
きび砂糖のキャラメルに近いコクが、メープルシロップの木の香りとよく重なります。生地はパウンドケーキらしく目が詰まってしっとりしており、香ばしいピーカンナッツがどの一切れにも入っています。焼いた当日より、ラップで包んで一晩置いた翌日のほうがメープルの香りが全体になじみ、味がまとまります。
白味噌、ごま油、炒りごまを使った薄焼きで、砂糖はほんの少しだけです。甘さより塩気とごまの香ばしさが前に出ます。生地はまとまったらすぐ手を止めます。長くこねると弾力が出て薄く伸ばしにくく、焼いても硬くなります。焼きたては少しやわらかくても、冷めるにつれてカリッとします。