アーモンドビスコッティ(イタリア式二度焼きアーモンド入りハードクッキー)
平たい棒状に焼いた生地を斜めに切り、低い温度でもう一度焼いて水分を飛ばします。名前はイタリア語で二度焼きを意味し、トスカーナのプラートで古くから作られてきました。丸ごとのアーモンドが噛むたびに香ばしく、レモンの皮とバニラが生地に香ります。エスプレッソやヴィンサントに浸すと表面がしっとりし、中は硬さを保ちます。
イタリア料理142品。1/6ページで材料や調理時間を比べられます。 アーモンドビスコッティ(イタリア式二度焼きアーモンド入りハードクッキー), アランチーニ(シチリア風ライスコロッケ), アフォガート(エスプレッソをかけたバニラジェラートデザート).
平たい棒状に焼いた生地を斜めに切り、低い温度でもう一度焼いて水分を飛ばします。名前はイタリア語で二度焼きを意味し、トスカーナのプラートで古くから作られてきました。丸ごとのアーモンドが噛むたびに香ばしく、レモンの皮とバニラが生地に香ります。エスプレッソやヴィンサントに浸すと表面がしっとりし、中は硬さを保ちます。
揚げたてを割ると、琥珀色の衣の中から溶けたモッツァレラが長くのびます。中身は冷ましたリゾットにパルメザンを混ぜ、米粒どうしが粘るまで練ったもので、チーズを包んでも割れにくくなります。
熱いエスプレッソが触れたバニラアイスは表面から溶けてコーヒーの層になり、中は冷たいまま残って、一さじに二つの温度が入ります。アフォガートはイタリア語で溺れたという意味で、コーヒーに沈むアイスの姿が名前の由来です。このレシピではダークチョコとココアでほろ苦さを、炒ったアーモンドでカリッとした食感を足し、塩をほんの少し振ります。
このジュースの味はトマトの熟し具合で決まります。未熟なものは酸味ばかりになるので、冷蔵庫ではなく常温でしっかり熟させたトマトを使います。バジルは撹拌する直前に加え、塩とこしょうで味をつけるので、甘くない塩気のあるジュースになります。
固くなったバゲットが豆と野菜の汁を吸い、スープというよりおかゆに近いものになります。名前が「煮直す」という意味のとおり、翌日温め直すと味が深まります。
材料はにんにく、唐辛子、オリーブオイルとスパゲッティだけで、名前もイタリア語で「にんにくと油」を意味します。材料が少ない分、にんにくの火加減で味が決まります。弱火で3〜4分、薄い金色になったところで止めないと、油全体に苦みが移ります。ゆで汁を何回かに分けて加えフライパンをゆすると、油とでんぷんが白く濁って乳化し、麺にからむソースになります。伝統的な作り方ではチーズも生クリームも使いません。
塩気のあるサラミとオリーブ、淡白なモッツァレラ、歯切れのよいパプリカときゅうりが、ひと口ごとに違う組み合わせで口に入ります。ドレッシングは赤ワインビネガーとオリーブオイルだけで、味の中心はサラミとオリーブの塩気です。
生の牛ヒレ肉を紙のように薄く切り、皿に重ねずに広げて、オリーブオイル、レモン汁、削ったパルメザンとルッコラで仕上げます。加熱しないため生食に適した新鮮な牛肉だけを使い、表面の色が変わる前にすぐ出します。
トマトソースを中に入れず、横に添えてつけながら食べるのが平たいピザとの違いです。半月形に折った生地の中で、なめらかなリコッタ、よく伸びるモッツァレラ、ハム、バジルがひとつに溶け合います。表面に塗るオリーブオイルで、皮につやのある焼き色がつきます。
赤い色はすべてビーツから出ます。ビーツをピューレにして炒めた米に混ぜるため、米粒の一つ一つが濃く染まります。米は洗わずに炒め、表面のでんぷんを残します。
マスカルポーネクリームに自分で茹でて潰した栗を混ぜるため、市販のペーストより栗の粒感がはっきり感じられます。仕上げに刻んだ栗を散らし、噛みしめるかけらを残します。
ホールトマト缶を汁ごと入れ、へらでつぶしながら先に炒めて水分を飛ばします。生クリームは加えてから3分だけ煮て、トマトの赤い色をくすませないようにします。
にんにくを薄く均一に切れるかどうかで味が決まります。厚さがばらばらだと薄い片から焦げ、油全体に苦みが回ります。うまくいけばフライパンの底に油は残らず、麺の一本一本に薄いつやがのります。
火を使わないぶん、完熟トマトと生モッツァレラ、バジルの香りが移ったオリーブオイルの質がそのまま味になります。赤、白、緑が交互に見えるよう重ねて盛るのも、このサラダらしい姿です。塩を早く振るとトマトから水が出て皿が水っぽくなるため、味付けは食べる直前にします。
焼いたバゲットのカリッとした食感と生のトマトのみずみずしさの対比が要の前菜で、パンが湿るとその良さが消えます。そのためミニトマトは種と水っぽい部分を少し除き、ざるで水気を落としてから塩とオリーブオイルで和えます。
リコッタクリームにチョコチップと砂糖漬けの果物を混ぜ、リキュールをしみ込ませたスポンジで包んだシチリアの祝い菓子です。本来のカッサータはマジパンと砂糖のグレーズで覆いますが、このレシピでは固く泡立てた生クリームを薄く塗って仕上げます。冷蔵庫で一晩冷やすあいだにスポンジがクリームの水分を吸って層がなじむため、前日に作っておくお菓子で、切ると白いクリームの間に果物が点々と見えます。
米より先にきのこです。マッシュルームを強火で、水分が飛んで縁に焼き色がつくまで炒めてから、玉ねぎ、にんにく、米を加え、温かいチキンストックをお玉1杯ずつ吸わせます。米は洗わずに使い、表面のでんぷんでとろみを出します。
牛乳、卵、バターを加えたイースト生地を揚げると、外側は薄くかりっと、中はふわふわに仕上がります。こねた生地が少しべたつく程度なら粉を足さないほうが、中身が重くなりません。
皮を外した生のイタリアンソーセージをほぐして炒め、出てきた脂で玉ねぎとにんにくを炒めるところから始めます。チキンストックを注ぐときに鍋底の焼き色までこそげて溶かすので、ソーセージの風味がスープ全体に行き渡ります。じゃがいもは0.5cmより薄くしないで形を保ち、生クリームは最後に弱火で温めるだけにします。
辛さはすべてペペロンチーノから来るため、その量を加減するだけで辛さが決まります。唐辛子は油で10秒だけ炒めてすぐトマトを入れます。にんにくや唐辛子が黒く焦げると、ソースに苦みが残るからです。ふたをせずに8分煮詰めたソースは、ペンネの表面と穴にからむ濃さになります。トマトの酸味がとがっていれば、砂糖を少量加えます。
フェンネルを薄く削って冷水に浸すと、アニスの香りがするシャキッとした薄片になり、オレンジ果肉の果汁がその間にしみます。ルッコラのほろ苦さとカリッとしたアーモンドスライスが、甘みと酸味のあいだを埋めます。ドレッシングはオリーブオイルと白ワインビネガーの二つだけで、生の素材それぞれの味が隠れません。ドレッシングと合わせるのは出す直前で、早く和えるとフェンネルがしんなりして持ち味のシャキシャキ感が消えます。柑橘とフェンネルは食欲を鈍らせずに目覚めさせるため、脂のある肉や魚料理の前に前菜として出します。
カポナータはシチリアを代表する野菜の煮込み料理で、大きめに切ったなすをオリーブオイルでしっかりと炒めて表面をきつね色にしてから、トマト・セロリ・オリーブ・赤ワインビネガー・砂糖を加えて煮詰める方法で作ります。ビネガーと砂糖が生み出すアグロドルチェ、つまり甘酸っぱい味わいのバランスがこの料理の核心であり、どちらか一方が強すぎるとなす本来の濃厚な風味が埋もれてしまいます。炒める工程でオリーブオイルをたっぷり吸ったなすはシルクのように柔らかい食感になり、短時間だけ加熱したセロリはシャキシャキ感を保つため、一皿の中で二つの食感が共存します。オリーブの塩気とピクルスのような旨味がトマトの酸味に重なり合い、材料の数よりはるかに複雑な風味の層が形成されます。仕上がり直後よりも一晩以上休ませることでビネガーと砂糖が互いになじみ、味のバランスが一段階まろやかに整います。焼いたバゲットにのせてアンティパストとして出したり、グリルした肉や魚のサイドディッシュに添えたりするのに適しています。
イタリア語で「スリッパ」を意味する名前のとおり平たく横長のパンで、1982年にヴェネト州のパン職人アルナルド・カヴァッラーリが考案しました。水分の多いゆるい生地は手でこねず、ボウルの中で伸ばして折りたたんで力をつけます。その水分が焼成中に蒸気となり、薄くパリッとした皮の下のもっちりした中身に大小ふぞろいの気泡を作ります。食パンより早く硬くなるので、焼いた日のうちにパニーニにしたり、オリーブオイルにつけたり、スープに添えたりして食べます。
サフランを浸した温かいストックをお玉一杯ずつ加えながら米を煮て、黄色く染めます。火を止めてから冷たいバターとパルミジャーノを手早く混ぜ込み、皿に盛るとゆっくり広がるくらいのゆるさで仕上げます。