カンノーリ(シチリア式揚げ菓子リコッタクリーム詰め)
カンノーリは揚げた皮がサクッとしているうちに食べたいので、リコッタクリームは食べる直前に両端から絞り入れます。リコッタをざるにあげて水気を切っておくとクリームの味が濃くなり、端にはダークチョコレートチップをつけます。
イタリア料理142品。2/6ページで材料や調理時間を比べられます。 カンノーリ(シチリア式揚げ菓子リコッタクリーム詰め), ラザニア(イタリア風オーブンパスタ), ファッロのハーベストサラダ(古代麦と焼き野菜の秋サラダ).
カンノーリは揚げた皮がサクッとしているうちに食べたいので、リコッタクリームは食べる直前に両端から絞り入れます。リコッタをざるにあげて水気を切っておくとクリームの味が濃くなり、端にはダークチョコレートチップをつけます。
幅広のラザニアシートの間にミートソース、リコッタ、モッツァレラを2〜3回重ね、オーブンで焼き上げます。リコッタはトマトソースの酸味をやわらげ、モッツァレラは溶けて層同士を貼り合わせます。焼きたてをすぐ切るとチーズが流れて層が崩れるため、10分ほどそのまま置きます。表面が早く焦げそうならアルミホイルをかぶせて焼き続けます。前もって組み立てて冷蔵しておけるため、来客の日にも段取りが楽です。
ゆでても粒が割れずもちっと噛めるファッロに、オーブンで縁まで焼き色をつけたかぼちゃと赤玉ねぎをのせ、秋らしい甘さを出します。ファッロはイタリアで古くから育てられてきた小麦の品種です。ほろ苦いルッコラが焼き野菜の甘さに偏らないよう引き締め、粗く砕いたアーモンドが香ばしい歯ごたえを加えます。ドレッシングはバルサミコ酢とオリーブオイルだけで、素材の味を覆いません。
ブラックオリーブとケッパーの塩気、赤ワインの酸味がトマトソースに重なり、骨付きの鶏肉に染み込みます。皮目から濃い焼き色を付け、鍋底に残った焼き色を赤ワインでこそげ取ることで、ソースに香ばしさが加わります。残ったソースはパスタやポレンタに合わせられます。
パンチェッタとにんにく、パルミジャーノ・レッジャーノで塩味をつけたイタリアのパイで、600gの不断草をゆでて固く絞り、薄い生地で上下から挟みます。ゆでた葉に水気が残ると薄い底の生地が湿るため、よく絞り、炒めた具も冷ましてから生地にのせます。
米は魚介のだしをお玉一杯ずつ吸わせながら煮て、途中でだし大さじ2に浸しておいたサフランを加え、黄色く染めます。えびといかは米がほぼ煮えてから入れ、縮んで硬くなる前に火を止めます。
卵もお酒も使わないティラミスです。クリームは生クリームとマスカルポーネ、つぶした栗だけで、生クリームは角がやわらかく立ったところで止めないと、マスカルポーネと合わせたときにぼそぼそに締まります。取り分けておいた刻み栗は、最後にココアの上に散らします。
トマトピューレに牛乳を加えて80分煮込むと、酸味が丸くなり、口当たりのやわらかいラグーに仕上がります。味の深さはその前に決まり、ひき肉を強火で鍋底に少し張り付くまで焼き付け、その焦げを赤ワインでこそげてソースに溶かします。
くし形の桃をグリルパンで片面1〜2分ずつ焼くと、断面の糖がキャラメル化し、生の桃にはない凝縮した甘みとほのかな燻香が生まれます。温かい桃の上で裂いたブッラータのクリームが流れ出し、ルッコラの胡椒のような苦みとくるみの歯ごたえが甘さとコクの偏りを防ぎます。桃が旬を迎える夏に作ると、香りがいちばん立ちます。
パン粉ではなく小麦粉と溶き卵をまとわせて焼くと、衣はサクサクではなくふんわりし、レモンバターソースをよく吸います。ピカタに近い仕立てで、イタリア系アメリカ人の料理として知られています。鶏むね肉は観音開きにして厚みをそろえ、短時間で焼いてしっとり仕上げます。
生クリーム、砂糖、はちみつ、バターで煮たキャラメルにスライスアーモンドをからめて小さく落とすと、オーブンの中でキャラメルが再び沸いて広がり、アーモンドがびっしり入った琥珀色の円盤になります。冷めるとガラスのように固まり、かむとパリッと割れたあとでキャラメルがねっとりと残ります。裏には溶かしたダークチョコレートを薄く塗って固めます。
エスプレッソのほろ苦さとマスカルポーネのまろやかなコクが重なり、冷蔵庫で休ませるほど両者がなじんでいきます。この作り方では冷ましたコーヒーにマルサラワインを少し加え、卵黄は砂糖と湯煎にかけて泡立ててからクリームのベースにします。ココアは食べる直前にたっぷり振り、最後の苦みとして表面に残します。
黒ごまペーストを生クリームに溶かすと、ソースは灰色がかった色になり、ナッツバターのような重めのコクが出ます。カリッと炒めたベーコンの塩気と燻製香が単調になりがちなクリームに変化をつけ、太い筒状のリガトーニの中までソースが入り込みます。
強火のフライパンにマッシュルームを広げ、1〜2分触らずにおくと、水が出る前に下の面がこんがり色づきます。先ににんにくをオリーブオイルで炒めてフライパンに香りを移しておくと、あとから入るきのことほうれん草がその香りをまといます。同じフライパンでほうれん草をしんなりさせる程度に加えるので、葉は鮮やかな緑のまま、きのこは弾力を保ちます。火を止めてから回しかけるバルサミコ酢が甘みと酸味を、パルメザンが塩気とうま味を重ねます。手早くでき、軽い夕食の一品やワインのつまみにもなります。
マルサラワインのナッツのような香りと、こんがり炒めたマッシュルームがソースを支え、生クリームが後味を丸くします。鶏肉にまぶした薄い小麦粉が焼くうちにフライパンへ焼き色を残し、それをワインで溶かしてソースのうまみにします。生クリームを入れた後に強く煮立てると、ソースが分離します。
天板にたっぷり敷いたオリーブオイルと、指でつけたくぼみにたまったオイルで、底と表面が揚げ焼きのようにカリッと焼けます。中は水分の多い生地なので、大きな気泡があいてもっちりした食感です。長くこねる代わりに、発酵中に生地を持ち上げて折りたたみ、気泡を育てます。ローズマリーとフレーク塩が基本で、オリーブやミニトマト、薄切りのじゃがいもをのせて変化をつけられます。
ダルゴナシロップは泡にして上にのせず、マスカルポーネクリームに直接混ぜ込むので、クリームのどこを食べてもコーヒーと砂糖の味がします。冷蔵庫で一日置いてから食べると、コーヒーとダルゴナの香りがよりなじみます。
白ワインであさりの口が開くと、出てきた貝のだしがソースの塩気とうまみをほぼ担い、塩は最後に少し足すだけです。赤唐辛子フレークのほのかな辛みに、火を止めてから加えるニラの香りが重なり、普通のボンゴレにはない青い風味が出ます。ゆで汁を加えて強火であおると、あさりのだしとオイルがつながり、麺に艶よくからみます。
トスカーナでは夏に固くなったパンをトマトと和えてサラダにしており、このレシピも乾いたチャバッタから始まります。塩をふったトマトから出た果汁は捨てずに赤ワインビネガーのドレッシングに混ぜ、その果汁がオーブンで焼いたパンにしみて甘酸っぱい味になります。
パルメザン入りのパン粉をまとわせて焼く、ミラノ風の薄いチキンカツです。仕上げのレモンは熱いうちに搾ります。肉の厚みが均一でないと、中まで火が通る前に衣が焦げます。
ヴェローナのパンドーロは本来、こねと長い発酵を何度も重ねて作ります。ここでは予備生地1回と発酵2回に絞り、半日ほどで焼けるようにしました。きめは本式ほど細かくなりませんが、バターと卵黄の多い黄色い生地と、背の高い星形はそのままです。
カスタードを炊かない配合で、細かく挽いたピスタチオを冷たい牛乳と生クリーム、砂糖にブレンダーで混ぜ、冷やしてからすぐマシンに注ぎます。ナッツは殻をむいた無塩のピスタチオを選び、甘いピスタチオスプレッドは砂糖や別の油脂が入っているので同じ量で置き換えません。マシンの冷却ボウルを凍らせておく時間は、準備時間とは別にかかります。
醤油、砂糖、にんにくでプルコギ風に下味をつけた牛ひき肉のミートボールを、トマトソースで煮込みます。甘じょっぱい醤油味とトマトの酸味が混ざり、照り焼きミートボールとトマトソースの中間のような味になります。先に焼き色をつけておくと、表面の香ばしさがソースに溶け出します。パン粉と卵が水分を抱え、煮込んでもぱさつきません。
パプリカ、ズッキーニ、なす、玉ねぎは高温のオーブンで表面の水分が飛び、甘みが凝縮して縁にところどころ焦げ目がつきます。その甘さをピリッとしたルッコラが受け止め、バルサミコ酢が酸味で締めます。天板ごと予熱しておくのも、野菜がのった瞬間に水分を飛ばし、蒸し焼きではなく焼き目をつけるためです。