オジンオポックムトッパプ(イカ炒め丼)
胴の内側に浅く格子の切り込みを入れると、イカが火に当たった瞬間にくるりと丸まり、厚みのある弾む食感になります。開いた切り込みにはコチュジャンだれもよく絡みます。玉ねぎとキャベツは先に炒めて水分を飛ばしておくと、タレが水っぽくなりません。
胴の内側に浅く格子の切り込みを入れると、イカが火に当たった瞬間にくるりと丸まり、厚みのある弾む食感になります。開いた切り込みにはコチュジャンだれもよく絡みます。玉ねぎとキャベツは先に炒めて水分を飛ばしておくと、タレが水っぽくなりません。
ファンテは冬の山風で凍結と解凍を繰り返して干したスケトウダラで、身が軽く、細かな穴がたくさんあります。戻した細切りをコチュジャンだれで炒めると、たれが中までしみ込み、赤くしっとりと、もちっとした食感になります。
硬めの豆腐を厚めに切って油でこんがり焼き、醤油、唐辛子粉、刻みねぎ、ごま油のたれをつけて食べます。最初の面は底が固まるまで動かさないでおくと、幅広のへらで返しても崩れません。
材料はキムチチゲとほぼ同じですが、水を多めにして熱いご飯にかけて食べやすい汁物にします。味はキムチの酸っぱさ次第なので、まだ浅漬けのキムチなら酢を少し足します。
大きく切ったじゃがいも3個を、豚肉と一緒にコチュジャンの汁で煮ます。煮えるにつれて出てくるでんぷんが、だしも水溶き片栗粉も使わずに汁にとろみをつけます。じゃがいもが崩れないよう、混ぜるのは鍋底がくっつかない程度にとどめます。
肉は使わず、なすと焼き用の豆腐だけで煮る一品で、なすはたれを吸ってとろりと柔らかくなり、先にこんがり焼いた豆腐はその中で形を保ちます。
苦みの強いコドゥルペギを塩水にしっかり浸けると苦みの角が丸くなり、熟成後はほろ苦い余韻に発酵の酸味が重なります。根はもっちりと噛みごたえがあり、葉はやわらかく、一本の中で二つの食感を楽しめます。全羅道や慶尚道の一部で秋に漬け、冬の間食べてきた郷土のキムチです。苦みの強さは塩水に浸ける時間で変わります。
トッポッキの甘辛いコチュジャンだれにインスタントラーメンの麺を加えると、韓国の軽食店でおなじみのラポッキになります。餅を先に5分煮て柔らかくしてから麺を加えると、麺がゆで上がるころにはたれも煮詰まり、とろりと絡みます。麺はたれをどんどん吸うため、水は最初に多めに入れておきます。好みでラーメンの粉末スープを半袋加えるとうま味が増し、チーズをのせればチーズラポッキになります。麺は時間がたつとすぐにのびてしまいます。煮詰まったら火を止め、熱いうちに食べます。
ナンプラーとライムの塩気と酸味が先に立ち、強火で焼いた牛サーロインの旨みがあとから追いかけてきます。唐辛子粉の辛さとちぎったミントの香りが、牛肉の脂っぽさを軽くします。焼き時間は肉の厚みと火力で変わるため、いちばん厚い部分の中心が63度以上になったかで火の通りを判断し、5分休ませてから切ります。紫玉ねぎの辛みが強いときは、薄切りを冷水に5分さらし、水気をよく切ります。塩は加えずナンプラーだけで味を決め、肉がまだ温かいうちにきゅうりやトマト、紫玉ねぎと和えて、温度の差も楽しみます。
エゴマの葉より大きく厚い大豆の葉をゆで、テンジャンとえごま油で和える田舎のおかずです。生の葉が出回るのは夏の間だけで、スーパーより田舎の市場や農産物の直売で見かけることが多い食材です。硬い繊維をほぐすには5〜6分ゆでる必要がありますが、長すぎると香ばしい葉の香りが抜けます。
ラジマはインゲン豆、チャワルはご飯の意味で、その名のとおりとろりとしたトマトとインゲン豆のカレーをご飯にたっぷりかけ、一緒にすくって食べます。玉ねぎを縁が茶色くなるまでじっくり炒めるので、クリームなしでもソースに深みがあります。
さきいか(チンミチェ)はコチュジャンで炒めることが多いですが、ここではバターと醤油を使い、香ばしい甘じょっぱさに仕上げます。粉唐辛子はほんの少しなので辛くありません。
桔梗の根は塩水に10分浸け、熱湯で1分だけゆでて、苦味を和らげながらこりこりした歯ごたえを残します。コチュジャンだれをまぶしてフライパンか直火のグリルで焼きますが、直火のほうが焼き香が強く出ます。
コチュジャンを使わずテンジャンで煮るため、辛さより香ばしさが先に来て、粉唐辛子と青唐辛子は後ろで辛みを添える程度です。
忠清南道泰安の郷土料理で、ワタリガニとムグンジ(古漬けキムチ)を一つの鍋で煮て、アミの塩辛で味をつけます。汁の味は熟成したキムチから出るため、キムチはよく漬かったムグンジを使います。カニは甲羅を外し、脚の先を切って胴を半分に割ってから入れます。
なすを塩もみして水気を抜く下ごしらえはありません。こんがり炒めた豚肩肉と同じ鍋で蓋をして煮るうちに自然と柔らかくなり、豚の脂まで吸って、なすだけの煮物よりずっとこくが出ます。
かたい外皮をむいたさつまいもの茎は、2分だけ茹でると色が鮮やかになり、ヤンニョムをまとってもシャキッと噛めます。茹でたらすぐ冷水に移して熱を完全に抜くと、その色と張りが保たれます。もち米糊を先にほかの調味料に溶いておくと、薄い膜のように茎の繊維の間へ広がります。玉ねぎとわけぎが甘みと香りを添えます。茎は細く折れやすいので、押さえつけず指先でそっと和え、容器に詰めるときも軽く押さえる程度にします。
辛い煮干しスープの鍋ひとつで、しゃぶしゃぶ、カルグクス(韓国風の手打ちうどん)、焼き飯と三段階に食べ進めます。牛肉はかたまりで入れると中心が赤いまま残るので、一枚ずつ広げて入れます。前の段で出た肉ときのこのうま味が汁にたまり、麺と締めのご飯の味を支えます。ご飯は鍋底に薄いおこげができ始めたところで火を止めます。
ゆでている3分間に蓋を開けると、豆の青臭さが抜けなくなります。ゆで上がったらすぐ冷水で締めると茎がシャキッとし、水気をしっかり絞れば、ごま油とにんにくの味がぼやけません。
ゆでたシレギ(干し大根葉)を米の上に広げて蒸気で火を通し、炊く段階では何も味を付けません。テンジャンと醤油に粉唐辛子とねぎを合わせたたれを食べる分ずつ加え、塩気は各自で決めます。
たれは固く見えても水は足しません。イイダコに火が通るうちに水分が出て、たれがちょうどよくのびるからです。先に豚バラをこんがり炒めたフライパンにイイダコを入れ、強火で1分から2分だけ返します。
羊肉串の店で串を転がしてつけるクミンの味を、家でフライパンやグリルを使って再現します。ここではクミンと粉唐辛子を混ぜ、焼き上がりかけの肉に直接振ります。クミンの香りが初めてなら、カレー粉を少し混ぜると食べやすくなります。
春が旬のワタリガニは身がぎっしり詰まり、甘みが強くなります。半分に割って殻ごと入れ、粉唐辛子と青唐辛子で辛く煮込みますが、生きている状態に近いカニほどその甘みがよく残ります。
コチュジャン大さじ2に粉唐辛子を大さじ半分足して、辛さの強さを決めます。豚の前脚肉を少量の水で先に火を通し、そこへ合わせ調味料を加えて1分炒めてからませると、コチュジャンが汁の中で浮きません。冷やご飯に汁をたっぷりかけて食べるのがよく合います。