揚げ出し豆腐
片栗粉をまとわせて揚げた豆腐は、温かいつゆを張った瞬間から表面がつゆを吸い始めます。縁がとろりと柔らかくなっても、中央はまだカリッとしています。その差が続くのは短い間で、揚げたらすぐ器に盛って出します。
片栗粉をまとわせて揚げた豆腐は、温かいつゆを張った瞬間から表面がつゆを吸い始めます。縁がとろりと柔らかくなっても、中央はまだカリッとしています。その差が続くのは短い間で、揚げたらすぐ器に盛って出します。
紙のように薄く干した白魚のシートを、まず油をひかないフライパンでこわばるまで炒り、コチュジャン、醤油、オリゴ糖のたれを薄くからめます。火から下ろした直後はしんなりして見えても、冷めるとパリッとするので、火にかけて炒め足すことはしません。
冷たいフライパンからじっくり焼いたベーコンの脂を、サラダ油の代わりにキムチとご飯を炒める油として使います。よく発酵した酸っぱいキムチは縁がこんがりするまで炒めると、とがった酸味が香ばしさに変わります。ご飯をフライパンの底に押し付けるように炒め、薄くおこげができたら火を止めます。半熟の目玉焼きをのせ、黄身を崩してソースのように混ぜます。
えびは背に切り込みを入れて強火で30秒だけ炒め、皿に取り出しておきます。白菜を炒め終えてから戻すので、えびはぷりっと、白菜の芯はシャキッと残ります。味付けは醤油に魚醤を少し足します。
半干しのイカなので、バターをひいたフライパンにのせるとすぐ香ばしく焼け、噛むともっちりしています。胴の内側に浅い切り込みを入れておくと、醤油とオリゴ糖のたれがその隙間にしみ込みます。焼けたら串に刺すか、紙コップに入れます。
大きめに切ったさつまいもを中までほくほくに揚げ、砂糖と水あめのシロップに絡めます。シロップには醤油を少し加えるので、甘さの後にほのかな塩気が残ります。シロップが大きく泡立ったところで芋を入れ、30秒以内に絡め終えるため、揚げ上がりとシロップの仕上がりをほぼ同時に合わせます。
アンチャンサル(ハラミ)は繊維が太く、その間に硬い筋が入っているので、はさみで筋を取り除き、繊維を断つ向きに切る下ごしらえが先です。肉の香りが強い部位なので、醤油だれに漬けるのは20分だけです。半分に切ったにんにくを先に弱火で焼き、同じフライパンを強火にして肉を手早く焼き、にんにくも一緒に盛ります。
名前に茶が入っていますが鍋に茶葉は入らず、ふつうは濃い中国茶を添えて飲みます。澄んだスープなのに、すくうとまずつぶした粒胡椒の辛い香りが立ち、やわらかく煮えた丸ごとのにんにくはスプーンでつぶして食べます。
材料が少ないので、キムジャンの季節に塩漬けの白菜が余ったときにすぐ焼けます。白菜の葉には葉脈が透けるくらいの薄い生地だけをつけ、厚い茎は包丁の背でたたいて平らにしておきます。白菜は火を通すと、生のときより甘みがはっきりします。
キムチを敷いた上にスパム、ソーセージ、豆腐、トックを種類ごとに並べ、真ん中に合わせ調味料をのせて鍋ごと煮ます。水を真ん中ではなく縁から注ぐのも、その並びを崩さないためです。
1970年代、馬山(マサン)五洞洞(オドンドン)の魚市場で、商人たちが売れ残ったアンコウを豆もやしと辛いたれで炒めるように火を通して食べたのが始まりとされます。水は加えず、豆もやしから出た水分が鍋底にたまって煮汁になり、濃度は水溶き片栗粉を少しずつ加えて調えます。食べ終えたあと、残ったたれにご飯を混ぜることもあります。
厚めの半月切りにした韓国ズッキーニが醤油の漬け液の中でもシャキッと残り、青陽唐辛子の辛さが後から追いかけてきます。漬け液は煮立ったまますぐ注ぎ、表面だけに火を入れて中の張りを守ります。種の部分が大きく水っぽいときは少しくり抜くと、柔らかくなりすぎません。丸ごとのにんにくは漬かるうちに刺激が抜け、甘みが出てきます。24時間後から食べられ、味が均一になるのは3日ほど後で、常温保存ではなく冷蔵で保ちます。
スープがない分、丼の底の醤油、ごま油、オイスターソースのたれが麺に直接絡み、薄まらない濃い味がそのまま舌に届きます。少量の酢が油っぽさを抑え、途中で重く感じたら底からもう一度混ぜます。
醤油、砂糖、にんにくでプルコギ風に下味をつけた牛ひき肉のミートボールを、トマトソースで煮込みます。甘じょっぱい醤油味とトマトの酸味が混ざり、照り焼きミートボールとトマトソースの中間のような味になります。先に焼き色をつけておくと、表面の香ばしさがソースに溶け出します。パン粉と卵が水分を抱え、煮込んでもぱさつきません。
練りがらしを溶いた醤油ドレッシングがツンと鼻に抜け、細切りの梨のみずみずしい甘さで辛みが落ち着きます。ニラの香りとシャキシャキの紫キャベツが牛肉の間に入り、肉料理でも重く感じません。もも肉は脂の少ない部位なので、強火で表面だけ濃く焼き、中はピンク色に残します。薄く切ると冷めるうちに硬くなるため、5分休ませてから繊維を断つように1cmの厚さに切ります。ニラは長く和えるほどしんなりするので、肉を休ませる間に野菜とドレッシングを用意し、食べる直前に合わせます。
甘辛い醤油だれに漬けた牛肉プルコギを強火で一気に炒め、マヨネーズを塗ったトーストとレタスで挟みます。フライパンの熱が足りないと肉から出た水分で煮えてしまい、焼き色と香ばしさが出ません。パンの内側に端まで塗ったマヨネーズは、濃いめの味付けの塩気を少し抑え、肉汁がパンに染みるのを遅らせます。下味をつけたプルコギがあれば、10分ほどで作れます。
日光の湯波は豆乳の膜を中央から引き上げて二枚重ねにするため厚みと波打つ表面があり、それを棒状に巻いて揚げ、乾かして揚げまき湯波にします。甘めのだしでゆっくり煮含め、火を止めた後も煮汁に浸したまま冷ますと中まで味が入ります。
牛もも肉を20分ゆでたスープに醤油を加えて煮汁にするので、塩気の奥に牛肉の味が残ります。肉は包丁を使わず繊維に沿って手で太めに裂き、殻をむいたうずらの卵と一緒に煮汁が半分になるまで煮ます。冷蔵庫で一晩置くと味がむらなくなじみます。
昆布だしで炊く米の上に、ハマグリのむき身、細切り大根、しいたけをのせて炊き、しょうゆ、ごま油、小ねぎのたれを混ぜて食べます。大根は米の上で蒸されて甘みがご飯に移るので、0.3cmの細切りにして米と同じ時間で火を通します。浸水した米は表面の水をよく切っておかないと、決めた量の昆布だしでは水加減がずれます。ハマグリは炊き上がり近くにのせて、身が硬くならないようにします。
清酒をふってふたをし、アサリの口を開かせてからバターを加えると、貝の汁とバターがフライパンの底で塩気のあるソースになります。残ったソースはパンにつけて食べます。貝自体に塩気があるので醤油は小さじ1までにし、最後まで開かない貝は捨てます。
鶏むね肉を一口大に小さく切るので、衣の割合が大きくなります。二度揚げしたあと、醤油とオリゴ糖を煮詰めたたれでさっと転がして薄くまとわせるだけなので、甘じょっぱくても衣はカリッとしたままです。
韓国の平たい餅チョルピョンをごま油で焼いて表面に薄い膜を作り、醤油、蜂蜜、砂糖のたれを加えて弱火で2、3分だけ返しながらつやを付けます。たれは焦げやすいため、フライパンの底にシロップがほとんど残らなくなったらすぐ火を止め、ごまと松の実を散らします。
薄切りの豚バラでアスパラガスをきつく巻き、巻き終わりを下にして焼きます。豚の脂が溶けて外がカリッとなる間に、中のアスパラガスは蒸されるように火が通り、歯ごたえが残ります。たれを入れる前にフライパンの脂をペーパーで拭き取っておくと、醤油とオリゴ糖のたれが浮かずにしっかり絡みます。
醤油だれに漬けた牛プルコギから甘辛い味が汁に溶け出し、しいたけやえのき、春雨にしみていきます。食卓で弱火にかけながら食べる鍋なので、春雨は戻しすぎず少し硬いうちに入れると、最後までのびにくくなります。鍋底に敷いた玉ねぎからも甘みが汁に出ます。