ッスッグク(ヨモギのテンジャンスープ)
若いヨモギはテンジャンのスープに春らしい青い香りを移しますが、その香りは熱で早く失われます。そのためアサリの身を先に中まで加熱しておき、ヨモギは火を弱めてから最後に入れ、葉が鮮やかな緑色にしんなりしたらすぐ器に盛ります。
若いヨモギはテンジャンのスープに春らしい青い香りを移しますが、その香りは熱で早く失われます。そのためアサリの身を先に中まで加熱しておき、ヨモギは火を弱めてから最後に入れ、葉が鮮やかな緑色にしんなりしたらすぐ器に盛ります。
酸味は洗った漬け高菜から、辛みは干し唐辛子とラー油から来る四川の魚のスープです。片栗粉を薄くまぶした白身魚の切り身が、赤い汁の中でなめらかにやわらかく仕上がります。
アミの塩辛と唐辛子粉はスープに入れず別に添え、食べる人が塩気と辛さを自分で決めます。先に茹で豚を牛骨スープに入れて肉の香りを移し、スンデ(韓国式の腸詰め)はその後に加えて弱火で温めるだけにし、皮が破れないようにします。
唐辛子粉の合わせだれにテンジャンを大さじ半分混ぜるので、辛くても角が立ちません。キャベツと玉ねぎの上にスンデをのせて食卓で煮ます。煮詰まるほど味が濃くなるため火を弱めながら食べ、エゴマの葉は最後に入れます。
スンドゥブチゲと同じおぼろ豆腐を使いますが、唐辛子粉もコチュジャンも入れないので汁は澄んでいます。豆腐は大きなスプーンで大きめにすくって入れ、混ぜずに、スプーンの上で揺れる程度に温まったところで止めます。
カブの皮の紫色を少し残しておくと、テンジャンの汁にほんのり色がつきます。カブは大根より甘みが繊細でわずかにぴりっとするため、同じ味噌汁でも大根で作るのとは味が変わります。カブの旬は秋から初冬です。
パパイヤは熟した果物ではなく硬い青パパイヤを使い、鶏肉が煮えてから加えて形を保ちます。千切りの生姜をにんにく、玉ねぎと先に炒めるため、澄んだ汁にすっきりした生姜の香りが立ちます。
ホールトマト缶を汁ごと入れ、へらでつぶしながら先に炒めて水分を飛ばします。生クリームは加えてから3分だけ煮て、トマトの赤い色をくすませないようにします。
里芋が出回る秋夕(韓国のお盆)のころ、名節の食卓によく上がります。煮えた里芋はじゃがいもより目が細かく、ほくっと崩れながらも少し粘りが残ります。えごま粉が煮干しだしを白く濁らせ、香ばしさが里芋の素朴な土の香りに重なります。皮ごと一度ゆでてから塩水でこすってぬめりを落とすことで、汁がにごったりべたついたりしにくくなります。
ずいき(里芋の茎)はだしをたっぷり吸いながらも繊維が残り、噛むとこりっとします。えごま粉を何回かに分けてたっぷり溶かすので汁は白くとろりとし、ご飯を入れると汁が米粒の間にしみ込みます。
えごま粉は大さじ2杯だけなので、ずいき(里芋の茎)を使っていても、えごま鍋のようにとろりとせず澄んだ汁に近い仕上がりです。ずいきは硬い外側の筋をむき、太いものは手で裂いてから入れて、噛んでも筋っぽくならないようにします。
お正月にこの一杯を食べるとひとつ年をとる、と今も韓国で言われています。熱いスープの中で餅の表面が少しほどけて汁にほのかなとろみがつき、中心はもちっとしています。このレシピでは牛骨スープを使わず、汁物用の牛肉を水から直接煮て、軽いだしにします。
牛肉とごぼうを先にごま油で炒めると、汁に香ばしい香りと薄い茶色がつきます。長く煮てもごぼうは崩れきらず、噛みごたえが残ります。切ったごぼうを冷水にさらすのは、えぐみと変色を抑えるためです。
米のとぎ汁にテンジャン(韓国味噌)を溶いて煮るので、汁がやわらかく香ばしくなります。硬かった白菜の外葉(ウゴジ)はじっくり煮るとスプーンの上でくたりと垂れるほどやわらかくなり、最後に入れる青唐辛子が後味をピリッとさせます。
牛バラ肉をゆでたスープに、テンジャンであえたウゴジ(白菜の外葉)と大豆もやしを入れて煮て、ゆでた肉は繊維に沿って裂いて鍋に戻します。テンジャンの味に唐辛子粉がほんのりピリッと重なり、もやしがシャキッとしているうちに火を止めます。
テンジャンの香ばしさと唐辛子粉の辛さが一緒に出る赤茶色のスープです。ウゴジ(白菜の外葉)は長く煮るほどその汁を吸い、スプーンですくうとやわらかな葉から味のしみた汁がにじみ出ます。
牛足の皮と筋は、弱火で3時間半煮込むとゼリーのようにぷるぷるになり、スープは白く濁ります。味つけは塩で、アミの塩辛やからしを少しつけて食べることもあります。
ウロク(クロソイ)を骨ごとぶつ切りにして煮ると、切り身だけで作るより汁に重みとわずかなとろみが出ます。小骨が多く食べる時は注意が要りますが、汁の味を出しているのもその骨です。
牛ひき肉と豆腐で作った肉団子を煮干しだしで煮ますが、失敗の原因はたいてい生地にあります。豆腐に水気が残っていたり、表面にひびが入っていたりすると、煮ている間に崩れやすくなります。豆腐はしっかり絞り、丸めた後はひびを押さえてなめらかに整えます。
白いんげん豆の一部をフォークでつぶして戻し、小麦粉を使わずに汁にとろみをつけ、残りは粒のまま残します。鶏肉は加熱済みのものを裂いて使い、辛さは穏やかな缶詰グリーンチリに合わせた配合です。
弾力のある牛ミノとやわらかいソンジ(牛の血を固めたもの)、豆もやしを、テンジャンを溶いた牛骨スープで一緒に煮込み、具がずっしりと入ります。ねぎとラー油は20分煮た後に加え、赤い油をスープの表面に浮かせます。
だしは取りません。水で大根を6分煮てからアサリを入れ、殻が開くときに出る塩気のある汁でスープの味を作ります。若い大根の葉(ヨルム)は最後の3分だけ煮て、茎にまだ歯ざわりが残るうちに器に盛ります。
夏に出回る若い大根の葉(ヨルム)をテンジャンの汁で煮ると、茎の青臭さが抜けてやわらかく噛めるようになります。米のとぎ汁を使うので水で煮るよりも口当たりがなめらかで、少量の唐辛子粉が味噌味の奥にほんのりした辛みを添えます。
ヨンドゥブ(やわらかい豆腐)は包丁で切らずにスプーンで大きくすくって入れるので、澄んだ汁の中で中エビのあいだに大きなかたまりのまま浮かびます。薄口醤油は煮干しと昆布のだしの色が濃くならない程度にとどめ、足りない塩気は塩で補います。