煮干し炒め(甘口)(水飴グレーズのお弁当定番)
コチュジャンを使わず、醤油と水飴だけで照りをつけるため辛さがなく甘じょっぱく、子どものお弁当によく入る煮干し炒めです。水飴が一度ふつふつしたらすぐ火を弱めないと、冷めてから固く締まります。よく冷めると煮干し同士が軽くくっつき、ひとつまみずつ取りやすくなります。
コチュジャンを使わず、醤油と水飴だけで照りをつけるため辛さがなく甘じょっぱく、子どものお弁当によく入る煮干し炒めです。水飴が一度ふつふつしたらすぐ火を弱めないと、冷めてから固く締まります。よく冷めると煮干し同士が軽くくっつき、ひとつまみずつ取りやすくなります。
半干しのスケトウダラ(コダリ)は身が締まって弾力があり、辛いたれで長く煮ても形が崩れず、味が中までしみます。唐辛子粉とコチュジャンを合わせると煮汁にとろみと赤い色が出て、終わり近くに加えるオリゴ糖が表面につやを与えます。身を返すより、煮汁を上から二、三回かけるほうが身を守れます。たれがとろりと魚に絡んだら火を止め、大根と一緒にご飯に添えます。
すりおろした自然薯をすり鉢でよくすり、冷ました味噌だしで少しずつのばして、太い帯のように流れるとろろを温かいご飯にかけます。静岡市の丸子は東海道五十三次の二十番目の宿場で、旅人がここに立ち寄ってとろろ汁を食べました。自然薯は秋の半ばから冬にかけて掘られ、1月2日にとろろ汁を食べる地域もあります。
中サイズの煮干しは甘口版の小さなものより大きく身が厚く、頭とはらわたを一尾ずつ取り除かないと、料理全体が苦くなります。コチュジャンの発酵した辛さに粉唐辛子が赤い色を足し、辛さは粉唐辛子の量で調整します。
半分だけ干したスケトウダラ、コダリは身に水分が残っているため、完全に干したファンテやプゴの煮物と違い、もっちりしながらもぱさつかずに仕上がります。鍋底の大根が焦げ付きを防ぎ、コチュジャンと砂糖の甘辛いタレがじっくり染みます。一晩冷蔵すると味が均一になじみ、残った煮汁はビビンバのタレに回せます。
トリュフオイルは蒸らしが終わってからかけます。熱に弱く、ご飯と一緒に炊くと香りが飛んでしまうからです。ご飯はバターで炒めた椎茸、エリンギ、玉ねぎを野菜だしで炊き込んだもので、エリンギは厚めに切って噛みごたえを残します。
ミョンヨプチェ(スケトウダラのほぐし干し)はファンテの裂き身より細く、繊維もやわらかいため、炒めるとファンテの和え物よりやわらかく、ジンミチェ(さきいか)炒めよりはあっさりした味になります。綿のように固まった束は、炒める前に指で繊維に沿ってほぐしておきます。たれにマヨネーズを大さじ1混ぜるので、コチュジャンの味がまろやかです。
一粒ずつに醤油と砂糖の透明なつやがかかり、噛むと塩気のあとに豆の香ばしさが続きます。日本の黒豆煮よりずっと甘さ控えめで醤油が効いた、韓国の常備菜コンジャバンです。黒豆(ソリテ)でも大豆でも作れ、豆は先にやわらかくゆでてからタレに移すので、煮る時間は短くても中まで味が入ります。密閉容器で冷蔵し、ご飯のお供や弁当の隅に少しずつ使います。
焼いたトッカルビ(韓国式の牛カルビハンバーグ)を一口大に切り、玉ねぎと醤油とオリゴ糖のたれに戻して、表面につやが出る程度に煮絡めます。たれはフライパンの底に少し残るうちに火を止め、ご飯にも一緒にかけます。のせた半熟の目玉焼きは黄身を崩して混ぜながら食べます。
なずなはしんなりしはじめたところで火を止めるので、春のなずならしいほろ苦い香りがそのまま残ります。えごま油は2回に分けて使い、半分で豆腐を焼き、残りは火を止めてからごま塩と一緒に回しかけます。
普段は炒めて作る豚肉ともやしの辛い組み合わせを蒸して仕上げ、油を使わない分、コチュジャンと唐辛子粉の味がまっすぐ伝わります。ふたの下でもやしから出た水分が汁になり、豚肩肉にたれを均一に運び、まだシャキッとしたもやしが辛さを和らげます。肉はもやしの上に薄く低く広げると、中まで同じ速さで火が通ります。もやしは蒸しすぎると水分が出すぎて食感が落ちるため、蒸し上がったらすぐに盛りつけます。鍋底に残った汁には、ご飯や素麺を入れて締めにします。
細切りの牛ももを醤油とみりんで10分漬けてごぼう、にんじんと炒め、浸水した米も同じ釜で炒めてから水を注ぎます。肉の下味がご飯に移るので、たれは別に添えません。ごぼうは酢水に少しさらしてから使い、炊き上がってもシャキッとしています。
炒め物といっても、最初の数分はふたをしたままです。底に敷いた豆もやしから水分が出てコチュジャンだれが焦げず、最後に強火にするとその水分が煮詰まって、テナガダコ(ナクチ)にとろりとからみます。
やわらかい生の大豆の葉を2、3枚ずつ重ね、間に醤油と粉唐辛子のたれを薄く塗って短時間蒸し、一枚ずつはがしてご飯を包んで食べます。蒸すことで硬い葉脈がやわらかくなり、梅シロップが醤油の塩気を丸くして、にんにくと唐辛子の香りの後に葉の青い風味が顔を出します。温かくても冷めても、たれは葉の間にとどまります。
うなぎは皮目から焼いて脂を落とし、醤油、みりん、酒、砂糖を煮詰めたタレを塗ってつやを出します。タレに砂糖が入っているので、二度目は弱火で塗って照りを出すだけにします。ご飯にのせたうなぎに山椒と刻みねぎを振ります。
調味料は粉唐辛子、醤油、砂糖を小さじ1ずつだけで、オムク(韓国の練り物)そのものの塩気が先に立ちます。オムクを熱湯にさっとくぐらせて表面の油を落としておくと、少ない調味料でも上滑りせずにしみ込みます。
醤油と水あめの薄い膜をまとった黒豆は黒々と光り、噛むともっちりと香ばしく歯に当たります。豆が硬いうちに醤油を入れるとそのまま硬くなるため、指で押して芯が残らなくなるまで先に煮ます。黒糖を入れてからは弱火を守らないと、豆に味がしみる前に砂糖が鍋底で焦げつきます。水あめを煮汁がほとんどなくなってから加えると、冷めても豆が固くならずにつやを保ちます。完全に冷ましてから冷蔵庫に入れるとつやが長持ちし、長く日持ちする常備菜になります。
にんじんを1分先に炒め、玉ねぎ、ズッキーニ、ピーマン、とうもろこしを後から加えます。水分の多い順ではなく、火の通りにくい順です。野菜はどれも5mm角に切るのでご飯にまんべんなく混ざり、とうもろこしの粒を噛むたびに甘みが出ます。
鶏の軟骨は噛むとまずコリッと切れ、そのあと弾力が残ります。長く炒めるほどそのコリコリ感は硬さに変わります。たれに10分漬けた軟骨を、強火で手早く炒めて仕上げます。コチュジャン、粉唐辛子、青陽唐辛子が重なる辛い酒の肴です。
豆もやしはゆでずに、わずか80mlの水とたれをのせて蓋をし、鍋の中の蒸気で火を通すと、ゆでてから和えるナムルより粉唐辛子と醤油のたれが一本一本に直接なじみます。洗った後に水気を少し残すのは、少ない水分で蒸し煮が乾くのを防ぐためです。
韓国の小正月にも食べるこのおこわは、ごはんというよりおやつに近い甘さです。もち米を一度蒸してから、醤油、はちみつ、ごま油、シナモンのたれを絡めてもう一度蒸すため、米粒全体に茶色いつやが行き渡り、もちもちした粒の間になつめ、栗、松の実が散らばります。
胴の内側に浅く入れた格子状の切り込みが、火が通るにつれて開き、いかがくるりと丸まって、そのすき間にコチュジャンだれが入り込みます。深く切ると胴がちぎれるため、表面をなぞる程度にします。
皮をむいたにんにくを8分蒸してから醤油とオリゴ糖のたれで煮るため、フライパンだけで煮詰める作り方より外側が焦げにくく、粒も崩れません。生のにんにくの辛みは抜け、甘辛いたれが照りよく絡みます。ご飯や焼いた肉の横に数粒添える小さなおかずです。
薬飯をマフィン型に分けてオーブンで焼くと、ひとつずつ手に取れる大きさになります。浸水したもち米を醤油、黒砂糖、蜂蜜、ごま油の漬け汁に20分漬け、角切りの栗、細切りのなつめと一緒に型に入れます。上にのせた松の実は180度のオーブンで一緒に焼けます。