明石焼
たこ焼きよりずっと柔らかく、しっとり焼き上がるのは、卵とだしの割合が高い生地に、加熱しても硬くなりにくいじん粉を使うからです。ゆでダコを入れて丸く焼き、温かいか冷たい澄んだだしにつけて食べる兵庫県明石市の味です。地元では古くから玉子焼と呼ばれてきました。人造珊瑚の明石玉を作る際に白身を使い、残った黄身を近海のタコと焼いたのが始まりという説が伝わります。
日本料理509品。3/22ページで材料や調理時間を比べられます。 明石焼, スフレチーズケーキ, 豚丼.
たこ焼きよりずっと柔らかく、しっとり焼き上がるのは、卵とだしの割合が高い生地に、加熱しても硬くなりにくいじん粉を使うからです。ゆでダコを入れて丸く焼き、温かいか冷たい澄んだだしにつけて食べる兵庫県明石市の味です。地元では古くから玉子焼と呼ばれてきました。人造珊瑚の明石玉を作る際に白身を使い、残った黄身を近海のタコと焼いたのが始まりという説が伝わります。
メレンゲで膨らませた生地を、湯を張った天板で150℃でじっくり焼きます。口に入れると重さを感じないほど軽く溶けます。焼き上がり後に少ししぼむのは正常で、一晩冷蔵すると水分が全体になじみ、断面がよりなめらかになります。
生姜を入れた醤油だれで豚肩ロースの薄切りと玉ねぎを煮て、ご飯にのせます。鍋底にたれが少し残るうちに火を止め、そのたれをご飯にかけます。
チャンプルーに欠かせないのは、かたい沖縄の島豆腐です。手で大きくちぎって先に焼いておき、薄切りのゴーヤーを短く炒めて卵でとじ、ゆでた豚バラと豆腐を戻し入れます。もとは夏の家庭料理でしたが、今は季節を問わず沖縄の食卓に並びます。
うるち米をもち米の倍量使って炊き、半分だけついて米粒を残した餅を、あんで隙間なく包みます。あんは無糖の生あんに砂糖と水を加え、鍋で練って作ります。半づきの飯はとても粘るので、子どもやお年寄りには小さく切って出します。
焼き上がった小アジを冷まさずに三杯酢へ浸すと、熱いうちに甘酸っぱい味が身の奥まで入ります。香川の瀬戸内海沿いに伝わる夏の魚のおかずで、地引き網を手伝うと漁師から分けてもらったアジで作っていました。さっぱりした酸味は暑い日の食卓にも、夏祭りの酒の肴にもなりました。丸ごと焼くので胴の中心まで火を通し、酢に漬けても硬い骨がすべて柔らかくなるわけではないため、子どもや高齢者には身だけを外して出します。酸のある漬け汁でも冷蔵保存が必要です。
相撲部屋でみんなが囲んで食べた鍋に由来し、一つの鍋に鶏もも肉、鶏団子、白菜、水菜、しいたけ、絹ごし豆腐、油揚げ、くずきりがすべて入ります。汁はにんにくと生姜をすりおろして溶いた鶏だしで、煮えたものから取り分けるあいだも、残りの具は鍋の中で煮え続けます。
もんじゃ焼きは一枚に焼き固めず、ゆるい生地と細かいキャベツを鉄板で煮詰め、小さなへらで端から少しずつはがして食べます。東京の月島を中心に親しまれ、鉄板に押し当てて香ばしくなった底と、やわらかい中身を一緒に口に運ぶのが醍醐味です。切りいかや干しえび、揚げ玉が、ウスターソース味の生地に香ばしさと旨みを加えます。
雪の下で育った雪菜を熱湯に3秒ずつ3回くぐらせると、生ではほろ苦い葉から、からしのようなつんとした香りが立ちます。ふすべるは置賜地方の言葉で、さっと湯通しすることを指します。上杉鷹山が雪国の冬の青菜として栽培を勧めたと伝わり、雪の下では自らの葉を養分に白い花茎を伸ばします。冷蔵で三日漬け、一週間のうちに食べ切る短い漬物です。
冷たいそばの先だけをつゆにつけてすすると、そばの香りがそのまま鼻に抜けます。ゆでた麺は流水でもみ洗いし、水が澄むまでぬめりを落とします。氷水に長く浸けるとそばの風味が抜けるため、冷えたらすぐに引き上げて水気を切ります。つゆは薄めすぎると麺の味がぼやけるため、濃いめに合わせます。
グレープフルーツの果肉と柚子茶のドレッシングで、みずみずしい酸味と花のような香りの二種類の柑橘が重なります。細切りの紫蘇がエビの生臭さを抑え、きゅうりと赤カブはぱりっとかみ切れます。冷たいまま出すと、それぞれの香りと食感がいちばんはっきりします。
焼いたあまごをほうじ茶と醤油、みりん、酒、砂糖でじっくり煮て、細い骨まで柔らかくします。あまごは赤い斑点のあるサケ科の川魚で、この甘露煮は奈良県吉野・宇陀地方の作り方です。生の川魚は寄生虫や環境汚染の心配があるため、自分で釣ったものは使わず、許可を受けた養殖場の下処理済み調理用を使います。
メレンゲを折り込んだシフォン生地なのでシートは軽く弾力があり、生クリームの甘さが引いたあとも抹茶のほろ苦さが残ります。緑が鮮やかになるかくすむかは、粉を入れてからどれだけ手早く混ぜるかで決まります。
ゆでて柔らかくした切り餅に、酒とみりん、醤油、昆布つゆで煮たキャベツをからめ、しょっぱくてほんのり甘い汁を餅の表面にまとわせます。福島県郡山市の逢瀬地区で、米とキャベツを自給していた農家が季節を問わず食事やおやつに作ってきた郷土料理です。
鶏むね肉にはにんにく入りの合わせ味噌をもみ込み、冷蔵庫で15分なじませてから焼きます。火の通りにくい人参を先に、キャベツとピーマンを後から加え、キャベツの縁が透き通ったところで鍋に残った味噌だれをまとわせて火を止めます。
重曹と酢が生地の中で反応し、厚い黒糖の蒸し菓子をざるいっぱいに膨らませます。鹿児島では重曹で膨らむことから、そーだ菓子、ふくらかんとも呼ばれます。江戸時代の薩摩藩による砂糖きびと黒砂糖の専売のなかで、黒砂糖が土地の食に根づいて生まれた菓子のひとつで、豊作を願う祭りや農作業の合間に食べられてきました。蒸したてはふんわり、冷めるともっちりします。
徳島の祖谷では、ひららと呼ぶ平たい石を熱し、甘い味噌を敷いてあめごや豆腐、こんにゃく、野菜を焼いてきました。ここでは石の代わりにふた付きのホットプレートを使い、鶏もも肉やじゃがいも、しいたけも加えて4人分を一度にのせます。
沖縄では、疲れた日や体調がすぐれない日に、豚レバーを入れたこの味噌汁を作ります。チムは豚レバー、シンジは煎じた汁のことで、こうした料理はクスイムンと呼ばれますが、薬ではなく家庭の汁物です。
兵庫県高砂では、薄くのばした生地の上に甘辛く煮たじゃがいもとこんにゃく、キャベツ、ねぎ、牛すじ、天かすを重ねて焼き、ソースを塗って二つ折りにします。お好み焼きのように具を生地に混ぜないため、ほくほくのじゃがいも、やわらかいすじ肉、キャベツと天かすの食感が層ごとに分かれて感じられます。
大根を広葉樹の煙で何日もいぶし、表面が均一な琥珀色になってしなるほど水分が抜けてから、ようやく米ぬか漬けに移ります。燻煙は火災と一酸化炭素の危険があるため、火の管理ができる屋外の専用設備で行い、家庭のオーブンや閉めきった室内では行いません。米ぬか、蒸したくず米、塩、ざらめ、ウコンを合わせた漬け床で大根の間と表面をすき間なく覆い、冬の冷暗所で50〜60日寝かせます。カビ、異臭、異常なぬめりが出たものは口にしません。
香川では、どじょうの味噌汁に生うどんをそのまま入れて煮るので、汁物でありながら一杯の麺料理にもなります。鍋にはごぼう、なす、里芋、油揚げも入ります。どじょうは自分で捕ったものは使わず、許可を受けた販売店の泥抜き済み養殖品だけを使います。
ゆでたわけぎの白い根元を折って芯にし、青い葉をきっちり巻きつけて一口大のぐるぐるに仕上げます。太い根元と細い葉は火の通り方が違うため、根元だけ先に湯に入れてから葉を加えると、葉がくたっとしません。ゆでたわけぎはねじると裂けるので根元から葉先へ押して絞り、水気が残ると葉がすべって巻きがほどけ、酢味噌も水っぽくなります。つまようじは使わず、葉先を指で少しちぎって出たぬめりで端を留めます。白味噌に砂糖、酢、みりんを合わせた甘酸っぱい酢味噌を添えて食べます。
あんこうの肝を油なしで炒め、味噌と砂糖を合わせてつぶすと、ゆでた身を和える濃い衣になります。福島県相馬の冬のおかずで、戻した切り干し大根と塩蔵わかめも一緒に和えます。ゆでた身は冷水に浸さずそのまま冷まします。水に浸すと味が抜け、肝の衣も薄まるためです。
プレーンと抹茶、二色のブリオッシュ生地をねじって結んだパンで、ちぎると白と緑が交互に現れます。表面が乾く前に炒りごまをまぶしておくと、オーブンの中でもう一度煎られて香ばしくなります。