海鮮ヌルンジタン(海鮮おこげスープ)
固いヌルンジを熱い海鮮スープに入れると、最初はカリッと、やがてもちっとして、さらに置くとお粥のようにほどけます。鍋ではなく食卓で器ごとに入れ、どの食感で食べるかは待つ時間で決まります。
韓国料理1880品。55/79ページで材料や調理時間を比べられます。 海鮮ヌルンジタン(海鮮おこげスープ), ミックスチゲ(キムチ・ハム・豆腐のピリ辛煮込み), チョンボクチム(アワビの蒸し物).
固いヌルンジを熱い海鮮スープに入れると、最初はカリッと、やがてもちっとして、さらに置くとお粥のようにほどけます。鍋ではなく食卓で器ごとに入れ、どの食感で食べるかは待つ時間で決まります。
キムチ、ハム、豆腐と冷蔵庫によくある材料で、プデチゲ(部隊鍋)を思わせる味を手早く作ります。キムチを先に2分炒めて酸味を和らげておくと、ハムの塩気やコチュジャンの甘辛さとぶつからずにまとまります。
殻ごと蒸したアワビは、ほとんど味付けをしないので磯の香りがそのまま残ります。厚い側に入れる浅い格子の切り込みは、中心まで熱を均一に通し、縁だけが固くなるのを防ぎます。
塩はカタクチイワシの重さの20パーセントにそろえ、熟成中はずっと冷蔵します。塩水が上がって魚が沈むまでは瓶を開けず、生臭さが抜けてからにんにく、生姜、唐辛子粉、料理酒を加えて香りを重ねます。仕上がった塩辛はキムチの薬味に少し混ぜたり、温かいご飯にひとさじのせたりして食べます。
練り物をつゆで一緒に煮てうま味を移し、刻み海苔と小ねぎを散らすと、韓国の屋台(ポジャンマチャ)で食べるうどんの姿になります。練り物は5分ほどで火を弱めないと、くたっと柔らかくなります。昆布とかつお節でとっただしに、薄口醤油と濃口醤油を合わせて味と色を整えます。砂糖はほんの少しだけ加え、醤油の角を和らげます。冷凍うどんはつゆで煮込まず別鍋でさっとゆで、先に器に入れてから煮立てたつゆを注ぐため、つゆが濁りません。
えごまの粉がわらびの一本一本に薄くまとわり、噛むほど香ばしさが広がります。えごま油は下味用と炒め用に半分ずつ使い、先に揉み込んだ分は硬い繊維の奥まで味を運び、フライパンの分は長ねぎの香りを引き出します。
水と一緒になめらかにかくはんした松の実液を加えると、米の粥がこってりとなめらかになります。松の実液は米だけを10分ほど煮てから入れ、味付けは塩だけです。上になつめの細切りをのせ、ほのかな甘みと赤い色を添えます。
生のたけのこが出回るのは春の短い時期だけで、それ以外は水煮缶や真空パックで作ります。生なら米のとぎ汁で30分以上ゆでてえぐみを抜き、缶詰は流水でよく洗って缶特有のにおいを落とします。醤油とにんにくのあっさりした味で、主役はシャキッとした歯ごたえです。炒めすぎると水分が抜けて固くなります。
もち米粉の生地でモッツァレラを包んで揚げ、スイートチリソースを添えます。外側は薄くカリッとして、もちもちした層の先でチーズが長く伸びます。
皮ごと薄切りにしたごぼうを、油をひかないフライパンで茶色くなるまで煎ると、香ばしい香りが生まれます。厚く切ると煎っても煮ても香りが出にくく、薄さをそろえるのが要です。
ニベ(ミンオ)はうま味が深く、粗塩と白こしょうだけで十分に味が決まります。小麦粉をごく薄くはたき、皮目を下にしてあまり動かさずに焼くと、皮が軽くパリッとします。旬は7月と8月ですが、冷凍の切り身でも同じように焼けます。
コチュジャンもテンジャンも使わず、塩とニンニク、長ねぎで澄んだまま煮るため、汁の味はアサリとエビ、イカから出たものだけです。器には口を開けた貝と赤く丸まったエビ、白いイカの輪が一緒に盛られます。
ソンジ(牛の血を固めたもの)を大きく切って入れるので、ひとすくいごとにやわらかなかたまりが入り、ウゴジ(白菜の外葉)と豆もやしの汁は香ばしくてピリ辛です。ヘジャンは酔い覚ましの意味で、名前どおり飲んだ翌朝に食べたくなるチゲです。
秋のコノシロは脂がのっているので、醤油と唐辛子粉のたれで煮るように蒸しても身がぱさつきません。背に深く入れた3か所の切り込みから厚い身までたれが入り、長く煮なくても味がつきます。厚めの大根を鍋底にすき間なく敷くと魚が焦げず、大根自体もたれを吸って甘く煮上がります。大根は厚く切るほど甘みが引き立ちます。身がもろく返すと崩れるため、スプーンで煮汁をかけながら火を通します。残った煮汁はご飯にかけると最後の一口まで楽しめます。
沸いた漬け汁を3分だけ置いてから注ぐと、行者にんにくの葉の表面が軽く熱で締まり、緑が鮮やかに残ったまま中は生のにんにくらしい辛みを保ちます。醤油と酢が同量なので、塩気と酸味のどちらかが勝つことがありません。葉に土が残ると瓶全体に苦みが移るため、1枚ずつ表裏を洗って乾かす下ごしらえが味を左右します。焼き肉を包む葉として食卓に出します。
トッポッキの甘辛いコチュジャンだれにインスタントラーメンの麺を加えると、韓国の軽食店でおなじみのラポッキになります。餅を先に5分煮て柔らかくしてから麺を加えると、麺がゆで上がるころにはたれも煮詰まり、とろりと絡みます。麺はたれをどんどん吸うため、水は最初に多めに入れておきます。好みでラーメンの粉末スープを半袋加えるとうま味が増し、チーズをのせればチーズラポッキになります。麺は時間がたつとすぐにのびてしまいます。煮詰まったら火を止め、熱いうちに食べます。
厚めに切ったしいたけがしょうゆとオリゴ糖のたれを含み、表面はつやのある茶色に、中は弾力のある歯ごたえになります。煮詰めるのは鍋底が乾く手前、たれがスプーンにうっすらつく濃さまでで、ごま油は火を止めてから回しかけます。少し冷ます間に、たれがしいたけの中までしみます。
アワビの肝を米と一緒にごま油で炒め、粥全体をうっすら緑色に染めます。その色と磯の香りは肝の鮮度しだいで、アワビを選ぶ段階で仕上がりの多くが決まります。器の中央には卵黄を一つのせます。
繊維を断つように切ったたけのこがシャキッとした歯ごたえを残し、醤油に漬けた牛もも肉が細く絡みます。分量はたけのこのほうが多く、肉の炒め物というより、たけのこを味わう一皿です。牛ももは脂が少なく、炒めすぎるとすぐ硬くなるため、たけのこと別々に火を通します。
串の半分がソーセージ、もう半分がモッツァレラなので、境目をかじると塩気と伸びるチーズが一度に来ます。ホットケーキミックスの衣には、加熱して冷ましたさつまいもの角切りとパン粉を押しつけて揚げるため、表面はごつごつして、ところどころ甘くなります。
よく熟したスイカをミキサーにかけてこすと繊維や小さな種が取れ、ライム果汁と炭酸水を加えたジュースの口当たりが軽くなります。ミントは半分だけ短く回して混ぜ、残りは上に浮かべると、飲む前から香りが届きます。
オリーブオイルにみじん切りのにんにくを入れ、弱火で薄い金色になるまでゆっくり温めてから火を強め、ゆでたタコを加えます。3〜4分炒め、縁に焼き色が付いて中に弾力が残るうちに止めます。粉唐辛子をパプリカパウダーに替えると辛さが控えめになります。
ワタリガニが殻ごと入って赤く煮えるうちに大根の汁へカニの味が移り、青陽唐辛子でぴりっと仕上げた鍋を食卓の真ん中に置いて取り分けます。
この豆腐のチゲには粉唐辛子を使いません。えごま油小さじ1でにんにくと玉ねぎを1分炒めてからだしを注ぎ、味つけはクッカンジャン大さじ1で済ませます。ほうれん草は最後に加え、鮮やかな緑のうちに火を止めます。