トゥブヤチェポックム(豆腐と野菜の炒め物)
醤油とごま油だけで味つけするので、辛さはまったくありません。皿の上では、こんがり焼いた豆腐の間ににんじんのオレンジとピーマンの緑がのぞきます。
醤油とごま油だけで味つけするので、辛さはまったくありません。皿の上では、こんがり焼いた豆腐の間ににんじんのオレンジとピーマンの緑がのぞきます。
煮汁が煮詰まるにつれて餅から溶け出したでんぷんがたれにとろみをつけ、餅と練り物の表面につやのある膜ができます。合わせ調味料は一度に入れず、半分だけ溶いて味を見ながら足します。ゆで卵やスンデ、揚げ物を添えると、市場の屋台の組み合わせになります。
包丁の背で皮のぬめりをこそげ取ってから焼き始めます。醤油だれは一度に塗らず、2〜3回に分けて薄く重ね、塗るたびに色が一段濃くなります。フライパンの代わりにグリルを使うと、香ばしい煙の香りが増します。
ゆで卵に浅い切り込みを二、三か所入れておくと、つるりとした白身にも醤油がしみて表面が茶色に染まります。冷蔵庫で5日ほど持つおかずで、一日二日たって味がなじんだころのほうがかえっておいしくなります。
熱い漬け汁を注ぐときゅうりの表面だけが軽く締まり、中はシャキッとした歯ごたえのままです。丸ごとのにんにくが漬け汁の中でゆっくり香りを出し、青陽唐辛子が後味に軽い辛みを添え、醤油だけの漬物より味に奥行きが出ます。1cmの半月切りと厚めのため、醤油と酢が中まで染みるには冷蔵で2日ほどかかります。最初は熱い漬け汁を注ぎますが、長く歯切れよく保つために漬け汁だけを再び煮立てるときは、冷ましてから戻し入れます。ご飯にのせたり、クッパの横に添えたりする常備菜です。
中国の担々麺の形を借り、肉みそには韓国の味噌(テンジャン)としょうゆを、スープには無調整豆乳を使います。豚ひき肉の縁が茶色くなるまで炒めてからキムチを加えて炒めると、酸味が落ち着き、豆乳とラー油のスープに自然になじみます。味噌が鍋底に焦げつき始めたら、すぐ火を弱めて苦みを防ぎます。
麺のように見えますが、新潟県佐渡島のいごねりは海藻の板です。えご草を煮溶かしてバットに薄く固め、くるくる巻いて細く切るとほどけて麺状になり、長ねぎ、おろししょうが、レモンの皮をのせて醤油をかけます。
とんかつ、ゆでたじゃがいも、さっと湯がいたキャベツを並べ、ココナッツミルク入りのカレーソースをかけます。シンガポールの海南カレーライスにある豚の醤油煮や複数のグレイビーは省き、ソースを一つにまとめた家庭版です。とんかつは火の通った市販品を温めるだけで、揚げる工程はありません。衣のサクサク感を残すため、ソースは食べる直前にかけます。
コチュジャンだれに漬けた豚肩肉は脂と赤身が混ざっているので、強火で手早く炒めてもパサつきません。ただ色だけでは火の通りが分かりにくく、いちばん厚い一切れの中心が75°C以上で1分以上加熱されたかを温度計で確かめます。
粉食店で一緒に頼むことの多いトッポッキとスンデ(韓国の腸詰め)を、最初から一つのフライパンで炒めます。トックを先にコチュジャンだれで煮て、スンデは鍋底にたれが少し残ったところで加え、軽く転がすだけにします。長く混ぜるとスンデの皮が破れます。
格子に切り込みを入れたあわびをにんにくバターで片面1分ずつ焼き、醤油を回しかけてすぐ火を止めます。肝は細かく刻んでバターに溶かし込んでも構いません。焼いた身は洗っておいた殻に戻して盛り付けます。
厚めに切った木綿豆腐を蒸すと、表面はほどよく張りが出て、中はなめらかに仕上がります。粉唐辛子がふやけて少しもったりした醤油ダレを熱い豆腐にのせると、塩気とほのかな辛さが切り口からしみ込みます。
刻んだ山形青菜に大根、にんじん、菊芋を合わせ、しその実と黄色い食用菊の花びらも混ぜ、噛むたびに違う野菜の食感が出てきます。山形県の村山、最上、置賜地方の食卓に並びます。下漬けで出た緑色の水は捨て、野菜を何度も押して水気を固く絞ると、醤油、みりん、ざらめの漬け汁が薄まりません。塩気が強くない醤油味で、ご飯やおにぎり、お茶漬け、チャーハンに混ぜて使えます。塩分が控えめなため、仕上がった後も冷蔵し、2週間ほどで食べきります。
よく発酵したキムチが入り、普通のチャプチェより酸味と辛みがはっきりします。キムチは汁が出ないほど固く絞ります。水分が残ると炒める間に水が出て、春雨がふやけ、味も薄まります。先に豚肉を炒めて出た脂でキムチと玉ねぎを炒め、ごま油は火を止めてから混ぜて香りを残します。
晩夏から秋にかけて糠に二、三か月漬け込んだ大阪府泉州の水なすの古漬けを、塩抜きして下ゆでし、えびじゃこと生姜で汁気が少なくなるまで炊いたものです。じゃこは小えび、ごうこは漬物を指します。塩抜きしても漬物の塩気と発酵の香りは消しきらず、柔らかくなったなすにだしと醤油、えびのうま味が戻ります。
ムール貝を水でゆでて身は取り出しておき、こしたゆで汁を炊き水にします。米粒そのものに貝の味がしみるのはそのためです。炊き上がったごはんには、ムール貝の身とセリ(ミナリ)をのせます。
酸っぱくなったキムチほどおいしく仕上がります。キムチを豚肉としばらく炒め、色が濃い赤に変わって肉のうまみがしみ込むまで置きます。
牛と豚の合いびき肉を醤油、砂糖、にんにく、ごま油で味つけすれば、ソースを足さなくてもトッカルビ(韓国式の甘辛い焼きハンバーグ)らしい甘じょっぱさが出ます。軽く焼いたバンズにマヨネーズを塗り、レタスを敷いてからパティをのせます。
焼くにおいで家出した嫁も戻ってくると韓国で言われる、秋のコノシロです。小骨が多く、両面に0.5cm間隔で細かく切り込みを入れて焼くと、骨ごと噛めるようになります。刻んだ生姜と青唐辛子を醤油と酢に合わせたたれにつけて食べます。
上手に煮た豆腐の甘辛煮は、濃い色で少し弾力の出た表面、味のしみた中間、白く柔らかい中心の三つの層がひと口に重なります。表面はたれを入れる前にフライパンで両面を焼く段階でできるため、水気をしっかり拭いて油はねを防ぎます。
薄く切った生姜をさっと熱湯にくぐらせると、硬い繊維が少しほぐれ、鋭い辛みが和らぎます。ゆでるのは30秒までで、それより長いと生姜の香りまで湯に溶け出します。冷蔵で3日寝かせる間に醤油と酢が中まで染みてぴりっとした味が丸くなり、繊維に沿って薄く切るほど早く染みます。寿司のガリより醤油の香りが強く、ご飯のおかずにするほか、サムギョプサルやスユクのような脂の多い豚肉に添えると後味の脂っぽさを切ります。漬け汁に青陽唐辛子を加えると、別の辛みが重なります。
ごま油で炒めた酸っぱいキムチを鶏がらスープで煮出し、味噌としょうゆで仕上げます。キムチを先に炒めておくと尖った酸味が落ち着き、味噌のまろやかさとけんかしません。
老抽で濃い茶色に煮た中国風の牛すね肉を、煮汁に浸けたまま冷やし固め、繊維を断つように薄く切って出します。八角は2個だけにして、香りが牛肉の味を覆わない程度にとどめます。
豊川稲荷の門前町が発祥地の一つに挙げられ、名古屋風はご飯をたっぷり詰めて口を開けたままにすることもあります。甘辛く煮た油揚げは温かいまま詰めると酢飯が煮汁を吸いすぎて重くなるため、しっかり冷ましてから使います。