厚揚げの煮たの
福井県では厚揚げを最後まで切らずに一枚のまま煮含め、上面の十字の切り込みから煮汁が入っても中心は白い豆腐のまま残り、外側の味と中のあっさりした味を一口で両方感じられます。熱湯で表面の油を流してから煮るため、煮汁が油っぽくなりません。
福井県では厚揚げを最後まで切らずに一枚のまま煮含め、上面の十字の切り込みから煮汁が入っても中心は白い豆腐のまま残り、外側の味と中のあっさりした味を一口で両方感じられます。熱湯で表面の油を流してから煮るため、煮汁が油っぽくなりません。
生のニラに醤油、酢、粉唐辛子のたれをまとわせるだけで、火は使いません。押したりもんだりすると茎から水が出るため、20秒以内に持ち上げるように混ぜ、すぐに、遅くても5分以内に出します。
土鍋に接した底の米は香ばしいおこげになり、上の米には薄切りの腸詰めから溶けた脂がしみ込みます。香港の大排檔や広州の旧市街の店で冬に食べられてきました。食卓で醤油とオイスターソース、ごま油を合わせたたれをかけて混ぜると、白いご飯が琥珀色に染まります。土鍋は火から下ろしても底を焼き続けるため、焦げ臭さが強くなったらすぐ火を弱めます。浸水後の米に水気が残っていたり、水が多すぎたりすると、おこげはうまく付きません。
缶詰の蚕のさなぎ(ポンデギ)をすすいで水気を切り、炒めて表面に醤油と唐辛子粉を薄く煮からめます。韓国では酒のつまみで、締まっていながら中が少しやわらかい食感は、練り物や豆腐のつまみとは違います。
冷凍餃子は解凍せずにそのままフライパンへ並べます。水を入れてふたをすると焼き色のついた底がいったん湿りますが、ふたを外して水気を飛ばしきると再びカリッとします。醤油に酢と粉唐辛子を混ぜたたれにつけて食べます。
しょうゆと砂糖で甘じょっぱく味付けした寒天に、黄色い卵の筋が広がり、菓子としてもおかずとしても食卓に並びます。寒天料理が暮らしに根づいた山形県庄内地方で、かつて貴重だった卵を加え、正月や祭りなど特別な日に用意してきました。やわらかな卵と、すっと切れる寒天をひと口で一緒に味わいます。
はまぐりの海の塩気にテンジャンの発酵した塩気が重なるため、たれは身が透けて見えるくらい薄く塗ります。テンジャンは製品ごとに塩分が違い、厚く塗ると貝本来の味が隠れます。強火でテンジャンの表面が軽く焦げると香ばしさが立ち、殻にたまった汁がぷくぷくし始めたら火から下ろします。それ以上置くと身がすぐ硬くなります。
そば粉はこねずに、煮立ったいりこだしへそのまま振り入れ、汁を含んだ小さな固まりに煮ます。残って冷めると固くなりますが、小さく切って油をひかないフライパンでこんがり焼けば、また食べられます。
牛ひき肉にニラをたっぷり刻んで混ぜるので、緑の点が散った一口大のジョンになります。水気をしっかり絞った豆腐が入り、肉だけより口当たりがやわらかく、冷めても醤油とごま油の下味がぼやけません。
コチュジャン大さじ2に粉唐辛子を大さじ半分足して、辛さの強さを決めます。豚の前脚肉を少量の水で先に火を通し、そこへ合わせ調味料を加えて1分炒めてからませると、コチュジャンが汁の中で浮きません。冷やご飯に汁をたっぷりかけて食べるのがよく合います。
殻をむいたうずら卵が醤油だれで栗色に染まり、黄身は鮮やかな黄色を保ちます。煮汁は鍋底に少し残るところで火を止め、最後まで飛ばして塩辛くしないようにします。仕上げの青陽唐辛子が甘辛い味に軽い辛みを加え、冷蔵庫で一晩置くと味がさらに中までしみます。
しいたけの弾力のあるかさと、エリンギのしっかりした身は、甘酢醤油に何日漬けても噛みごたえが落ちません。二種類は厚みをそろえて切ると同じ速さで味が入ります。湯通しは1分で十分で、長いと柔らかく水っぽくなります。湯通しよりも、その後に手で強く押して水を出す工程のほうが仕上がりを左右します。
牛肉と椎茸を同じ下味に漬けて一緒に炒めると、椎茸が肉のうまみと醤油の味をたっぷり吸います。ボウルで和えたあと中強火のフライパンへ戻し、手早く混ぜて余分なタレを飛ばすのがこの作り方の要です。底に水っぽいタレが残らず、春雨が透きとおって弾むようになったら火から下ろします。
牛サーロインは焼いて5分ほど休ませてから切ってパスタにのせ、ソースは同じフライパンに残った肉汁にバター、にんにく、醤油、めんつゆを合わせて作ります。醤油は長く煮るとすぐ塩辛くなるため、ゆで汁を入れたら手早く乳化させて麺にからめます。
淡泊でほろ苦いトトリムク(どんぐりのでんぷんを固めたもの)を厚めに切り、醤油と酢で和えたサンチュ、エゴマの葉、きゅうりに混ぜて食べます。冷蔵庫で冷やしてから切ると、ムクの弾力が増します。
イーストで発酵させた皮に、しょうゆとごま油で味付けした豚ひき肉、キャベツ、長ねぎのあんを包んで蒸すと、ふんわり軽い皮の中で肉汁がにじみます。てっぺんのひだは見た目を整えるだけでなく、蒸している間に肉汁が漏れるのを防ぎます。
チャムジュク(香椿の新芽)の和え物は、醤油、にんにく、ごま油だけで味を付け、新芽の香りを残します。太い根元と柔らかい芽先は厚みの差が大きく、根元を少し多めに切りそろえると、40秒の短いゆで時間でも均一に火が通ります。
しいたけと玉ねぎを細かく刻んでごま油で炒めてから米を入れて煮るので、どのひと口にもしいたけの香りが行き渡り、具が口に残りません。味付けは醤油少しとこしょうだけの、やさしいお粥です。
手で裂いたヒラタケは細くほどけるように、5mm厚に切ったしいたけは肉厚に噛めます。洗ったかどうかより、フライパンに入れるときに水気が残っているか、重なっているかで仕上がりが変わります。
鶏肉は胸肉でももも肉でも作れますが、直火でパサつきにくいのは脂の多いもも肉です。コチュジャン、醤油、はちみつのたれは薄く2、3回塗り重ねて照りを重ね、はちみつが焦げやすいため中火でこまめに向きを変えます。
ママカリは小さく骨ごと食べられ、浅い切り込みがコチュジャンのたれを身に染み込ませ、細かい小骨を断って口に当たりにくくします。オリゴ糖が焼けて艶のある飴色になりますが焦げやすく、火は最後まで中火に保ちます。
白菜と玉ねぎを敷いた鍋に牛肉をのせ、縁にセリを並べ、タコはいちばん上に置きます。煮えていくうちにタコの足が丸まって赤くなるのが見えたら、すぐに火を止めて汁ごと取り分けます。
木綿豆腐を1cm厚さに切り、重しをのせて15分以上水を抜いてから、塩とこしょうで下味をつけます。醤油は上からかけず、小皿に取って一口ずつ付けます。焼きたての衣は軽くカリッとしていて、冷めるとしっとり落ち着きます。
チャグリは汁をあまり残さないのが本来の形です。豚肉の脂でコチュジャンの合わせ調味料を炒め、厚めのじゃがいもを入れて煮詰めると、じゃがいもがほろりと崩れ、鍋底にとろりとした煮汁だけが残ります。スープというより、ご飯にのせて混ぜるおかずに近いです。