スクジョン(春よもぎの薄焼きチヂミ)
よもぎのチヂミは、薄く焼いてこそ春のよもぎの香りが生きます。厚いと中に湯気がこもってべたつき、香りもぼやけます。よもぎを欲張って入れすぎると生地が硬くなり、薄くのばせなくなります。
よもぎのチヂミは、薄く焼いてこそ春のよもぎの香りが生きます。厚いと中に湯気がこもってべたつき、香りもぼやけます。よもぎを欲張って入れすぎると生地が硬くなり、薄くのばせなくなります。
エイは身の中に軟骨が通っていて、噛むと独特の歯ごたえがあります。粉唐辛子と醤油の煮汁を注ぎ、汁が静かに動く程度の火で蒸すように煮ます。
沸騰から5分だけ置いた熱い漬け液を丸ごとの青唐辛子に注ぐと、表面に一瞬火が入って辛さがひと段階やわらぎ、中はシャキッとしたまま残ります。かじると醤油の塩気とうま味、唐辛子のキリッとした辛さが一緒に広がります。
蒸したナスを包丁で切らずに手で裂くのは、毛羽立った面のほうが醤油とごま油をよく抱えるからです。たれがしみたナスは色が濃くつやが出て、温かいご飯にのせるととろけるようにほどけます。
味つけは塩だけです。じゃがいもの細切りが曲げても折れなくなったところで火を止めると、噛んだとき芯にまだシャキッとした歯ごたえが残ります。
春菊は火を通すと香りが弱まるどころか強くなり、薄い生地のすき間からほろ苦い青い香りが立ちのぼります。生地に片栗粉を少し加えてあり、冷めてもカリッとした食感がしばらく続きます。切り分けて酢醤油と一緒に出します。
辛くない韓国の青唐辛子に豚ひき肉と豆腐のたねを詰め、油で焼かずに蒸し上げます。ピーマンの肉詰めに似ていますが、蒸すので脂っぽさがなく、皮はほんのり透きとおります。内側に薄くはたいた小麦粉がのりの役目をして、蒸している間もたねが外れません。
辛い青陽唐辛子と、肉厚でシャキッとしたきゅうり唐辛子を半量ずつ細切りにし、辛さと歯ざわりを釣り合わせます。醤油、酢、砂糖、水を同量ずつ煮立てた漬け液で、甘酸っぱさと塩気が同時に来ます。2〜3mmの細切りなので丸ごとの醤油漬けよりずっと早く味が入り、翌日には焼肉に添えられます。
タチウオの身を0.3cmほどに細く切り、サンチュににんにく、青唐辛子、サムジャンや酢コチュジャンと一緒に包んで食べます。皮の銀色の部分はこそげ取らずに残しておいてかまいません。
韓国の学校給食や社員食堂で長く定番になってきたおかずです。じゃがいもはマッチ棒ほどの細さにそろえて切ります。太さがまちまちだと、細いものは崩れ、太いものは生煮えになります。
牛ひき肉に豆腐を細かくつぶして練り込んであり、一口大でもぱさつきません。祭祀や名節の膳に並ぶジョンで、冷めても味や食感があまり変わらず、お弁当にも向きます。
サバから溶け出た脂がピリ辛の煮汁に混ざり、じゃがいもにしみ込みます。じゃがいもを先にたれで煮て、箸が半分ほど通ったところでサバをのせるので、魚は短い時間しか煮ません。
唐辛子の葉は実と違って辛みがほとんどなく、青々とした草の香りとかすかなほろ苦さがあります。唐辛子栽培で一緒に採れる葉を醤油、酢、砂糖の漬け液に漬けた夏のおかずで、にんにくと青陽唐辛子がピリッとした香りを足します。冷蔵で3日置いてから食べ始めます。味のしみた薄い葉を1枚ご飯にのせ、包むようにして食べます。
細く緑がかったカムテは、瑞山の加露林湾をはじめ韓国南西部の海岸で冬に採れる海藻です。生のものや油と塩で味付けしたものではなく、無調味の乾燥カムテを使います。大きめにちぎり、たれを広く散らして押さえずにふんわり混ぜ、食べる直前に仕上げると、水分ですぐしんなりするカムテも食感を保てます。
じゃがいもは細切りではなく、2cm角に切ります。角を先にこんがり焼いてから、コチュジャン、醤油、砂糖のたれを加え、鍋に汁気がほとんど残らなくなるまで煮からめます。たれは皿にたまらず、じゃがいもの表面に赤いつやとして残ります。
千切りキャベツと油を切ったツナを卵の生地でまとめ、大きな一枚ではなく、小さく薄く何枚も焼きます。小さいと水分が早く飛ぶので縁がすぐカリッとし、返すのも楽です。
サバ二尾は切り分けず、頭と内臓だけを取って丸ごと煮ます。背に深く入れた切り込みが開き、たれが皮の上にとどまらず身の中まで入ります。
唐辛子の葉を熱湯で30秒茹でると生の苦みが抜けてしんなりし、もち米糊でとろみをつけたヤンニョムがむらなく絡みます。辛いヤンニョムの下でも葉の青い香りが生き残り、白菜キムチや大根葉のキムチとは違うハーブのような香りになります。
しょうゆだれはカニに火を通さないため、使うカニは生食用として流通しているワタリガニに限ります。りんごや生姜、にんにく、長ねぎを煮出したたれは中心まで4度以下に冷やしてから注ぎ、温かいままかけると身の質感が変わってしまいます。
コチュジャンも醤油も使わず、塩とこしょうだけで味をつけるので、じゃがいものあっさりした味とエビの甘みがそのまま出ます。
れんこんの穴が薄い衣越しに透けて模様がそのまま残り、かむと最初にシャキッと、続いて少し粘るような食感が来ます。5〜6mmの厚さなら、かみごたえを残しつつ中心まで火が通ります。
サバは脂が多く香りも強いので、コチュジャンと粉唐辛子を両方使った濃いたれでも味が負けません。たれに少し加えるしょうが汁で、生臭さが抑えられます。
苦みの強いコドゥルペギを塩水にしっかり浸けると苦みの角が丸くなり、熟成後はほろ苦い余韻に発酵の酸味が重なります。根はもっちりと噛みごたえがあり、葉はやわらかく、一本の中で二つの食感を楽しめます。全羅道や慶尚道の一部で秋に漬け、冬の間食べてきた郷土のキムチです。苦みの強さは塩水に浸ける時間で変わります。
ブロッコリーの茎もピーラーで外皮をむけば、3mm厚さに切って房と一緒に使えます。たれは薄口醤油にレモン汁を少し合わせただけで、にんにくの香りの後ろにさわやかな酸味が控え、ブロッコリーのほのかな苦みも隠れません。