チヂミレシピ
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チヂミ(韓国式パンケーキ)は材料に薄く衣をつけて油で焼き上げる韓国の伝統的な調理法です。ネギチヂミ、キムチチヂミ、ジャガイモチヂミ、トングランテンなどが代表的で、雨の日にはマッコリと一緒に食べたくなる料理です。
カムジャチェジョン(千切りじゃがいものチヂミ)
カムジャチェジョンはじゃがいもを細く千切りにし、片栗粉と塩だけを混ぜてフライパンに薄く広げて焼くチヂミで、すりおろして作るじゃがいもチヂミとは食感が全く異なる。千切りにしたじゃがいもの繊維がそのまま活きているため、一口かじるとカリッとした端とシャキッとしたじゃがいもの歯ごたえが同時に感じられ、片栗粉が千切りの間をつないで裏返しても崩れない。千切りの玉ねぎを少量混ぜると甘みが加わるが、玉ねぎから染み出る水分がカリカリ感を損なうため、キッチンペーパーでしっかり絞ってから加える必要がある。生地は片栗粉がじゃがいも自体の水分に溶ける程度にとどめ、余分な水分は最小限に抑えることで揚げ焼きのようにカリッと仕上がる。中火で油をたっぷりひいて、フライ返しで押さえながら焼くことでチヂミ全体が油に均一に触れ、底面がムラなく黄金色に焼き上がる。
じゃがいもチヂミ(生すりおろしじゃがいもの薄焼きパンケーキ)
生のじゃがいもをすりおろして澱粉を少なくとも10分かけて沈殿させた後、上澄みを捨てて沈殿した澱粉を生地に混ぜ戻し、薄く焼き上げる韓国伝統のチヂミ料理です。澱粉がしっかり沈殿するまで待つことで生地のまとまりが増し、焼くときに形が崩れにくくなります。生地をフライパンにできるだけ薄く広げて焼くほど端がガラスのようにパリパリになり、中央はじゃがいもの澱粉特有のもちもちした食感が引き立ちます。最初の面は底面がしっかり固まるまで焼いてからひっくり返さないと割れてしまうため、2本のへらを使って素早く返すのがコツです。中火で両面を均一にきつね色になるまで焼くと、外はカリッと中はしっとりしたじゃがいもチヂミに仕上がります。醤油に酢と刻んだ青唐辛子を混ぜたタレを添えると、油っこさを酸味と辛味がきれいに引き締めます。
カンウォンシクカムジャジョン(江原道式じゃがいもチヂミ)
江原道式じゃがいもチヂミは、江原道の山間部に伝わる郷土料理で、じゃがいもをおろし金で細かくすりおろし、沈殿したでんぷんも一緒に使うことでもちもちの中とカリカリの外を同時に実現するチヂミだ。すりおろしたじゃがいもの汁を静かに置くと底に白い澱粉が沈殿するが、上澄みを捨ててこの澱粉を再び混ぜ入れることで、餅のようなもちもち感が生まれる。青唐辛子を細かく刻んで生地に混ぜるとじゃがいもの甘みの上にキレのある辛みが一層加わり、玉ねぎを細かく刻んで入れると水分の代わりに甘みが補強される。フライパンに油をたっぷりひき、生地を薄く広げて端が濃い焼き色になるまで根気よく焼くことで、江原道のじゃがいもチヂミ本来の食感が生まれる。生地がまだ柔らかく見えても待つことが大切で、焦って返すと生地が破れたり油の中でばらけてしまう。マッコリと一緒に出すのが伝統的な組み合わせだ。
コチュジョン(唐辛子の肉詰めチヂミ)
コチュジョンは、青唐辛子を縦半分に割って種を取り除き、豚ひき肉と水切りした豆腐、みじん切りにんにくを混ぜて味付けした餡を詰め、小麦粉と卵の衣をつけてフライパンで両面をこんがりと焼き上げる名節のチヂミです。青唐辛子のほのかな辛みが豚肉の脂っこいうま味、豆腐の柔らかい食感と層のように重なり合い、一口でさまざまな味と食感が同時に楽しめます。豆腐の水分を布巾などでしっかりと絞らないと、焼く際に油がはねたり餡が崩れやすくなるため、丁寧に水切りすることが大切です。辛みが心配な場合はキュウリ唐辛子やシシトウなど辛みの少ない品種を使えば良く、餡を詰め込みすぎると熱が加わったときに破裂するため、唐辛子の容量の7割程度だけ詰めると安定して焼き上がります。旧正月や秋夕(チュソク)の祭祀の膳に欠かせないチヂミで、熱いうちに醤油と酢を合わせたたれと一緒に食べると、唐辛子の香りと肉餡の旨みが最もよく引き立ちます。
さつまいも千切りチヂミ(甘みとサクサク食感の韓国風パンケーキ)
さつまいも320g、にんじん、玉ねぎを同じ太さの細切りにし、薄い天ぷら粉の生地でまとめて一枚に焼くジョンです。さつまいもの皮を取り、太さ3~4mmに切ります。にんじん50gと玉ねぎ60gも同じ大きさへそろえ、火の通りを均一にします。野菜へ天ぷら粉80gと塩小さじ0.4を先に振り、箸で和えます。水の前に粉で表面を覆うことで、生地が野菜から流れません。冷水100mlは3回に分けて加え、ボウルの底へ生地が残らず、野菜へ薄く付く程度に混ぜます。中火のフライパンに食用油大さじ3をひき、直径約18cmへ均一に広げ、最初の3分は動かさず底を固めます。黒ごま小さじ0.5を上へ振り、一度に返して反対側を3~4分焼きます。縁が香ばしくなったらまな板へ移し、すぐ切って出すと、冷めて柔らかくなる前の細切りの食感を保てます。
コグマジョン(さつまいもチヂミ)
コグマジョンでは、細切りのさつまいもへ薄く生地をまとわせ、中火のフライパンへ平らに広げます。さつまいも300gは皮をむき、0.3cmほどの太さにそろえて千切りにします。太い部分は切り直し、中心まで同じ速さで火が通るようにします。チヂミ粉90g、水110ml、塩小さじ0.3、砂糖小さじ1を広いボウルへ入れ、乾いた粉を残さないよう全体を溶き合わせます。さつまいもを入れ、細い片を折らないよう上下を返します。隙間へ生地が薄く付いた状態で混ぜ終えます。フライパンに食用油大さじ2を広げて中火に置き、予熱は1分ほどにします。少量の生地を落とし、縁に小さな泡が出れば焼き始めます。生地はスプーンの裏でできるだけ薄く押し広げ、最初の面をまず3分焼きます。縁が固まり色づく状態を見ながら、加熱は長くても4分です。底面が濃い黄金色へ変わった時点で、広いヘラを差し入れて返します。反対面は2分焼き、両面のカリッとした状態を見ながら3分までに取り出します。少し休ませてから2人で取り分けます。
クルジョン(牡蠣のチヂミ)(卵衣のふんわり牡蠣チヂミ)
クルジョンは、新鮮な旬のカキを塩水でやさしく洗い、水分を完全に取り除いてから薄く小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせて中火で表裏約2分ずつ焼いた韓国式カキのチヂミです。水分除去が核心的な工程です。水分が残ると油がはねて小麦粉が均一に付着しません。小麦粉を厚くつけるとカキ特有の繊細な潮の香りが隠れてしまうため、できるだけ薄く均一につけることが目標です。卵液は断熱ジャケットの役割を果たして熱を柔らかく伝え、カキの内側がしっとりぷっくりと保たれる間に外側が柔らかな黄金色に焼けて一口ごとに海のミネラルの香りが広がります。最後に加えるニラのみじん切りがカキのミネラル性格を引き立てる鋭くにんにくの香りがする音色を加えます。火が強すぎると卵のコーティングが焦げ、内側がまだ火通りが不十分な状態になります。中火を保ちカキを押しつぶさないよう丁寧にひっくり返すことが大切です。特に大きいカキは焼く前に軽く押して平らにすると均一に火が通りやすくなります。ポン酢や酢醤油に付けて食べると甘酸っぱい酸味がカキの濃厚な海の風味とバランスをとります。カキの旬である冬に作るのが最も豊かな風味とふっくらした食感が期待できます。
卵マンドゥ(卵餃子お焼き)(卵を皮に使った野菜入り韓国お焼き)
卵マンドゥは、細かく切ったキャベツ、長ねぎ、戻した春雨を溶き卵に混ぜてフライパンで平たく焼く市場の粉食料理です。通常の餃子と違い、小麦粉の皮の代わりに卵が外側の役割を担い、中の具材を包んだまま弱めの中火でじっくり焼くことで外はほんのりきつね色、中はしっとりとした食感に仕上がります。野菜の水分をしっかり絞ることが最大のポイントで、水分が残っていると生地が広がって形がまとまりません。春雨はひっくり返しやすいよう短く切る必要があり、フライパンに薄く油をひいて蓋をして焼くと表面が均一に仕上がります。できあがった卵マンドゥを醤油に酢と粉唐辛子を混ぜたタレにつけて食べると、卵のあっさりした味と醤油の塩味がバランスよく合い、一皿でしっかりしたおやつになります。
行田のフライ
行田のフライは、水でゆるく溶いた小麦粉の生地に長ねぎと豚肉を合わせ、鉄板で押し焼きにする埼玉県行田市の軽食です。名前に反して油へ浸して揚げず、鉄板には1枚につき油5mlだけを薄く引きます。小麦粉200gへ水350mlを少しずつ混ぜ、だまのない生地を4枚分用意します。1枚分の3分の2を中火の鉄板へ直径20cmに広げ、みじん切りの長ねぎと1cm幅の薄切り豚肉を4分の1ずつのせ、残した生地を細くかけて具を留めます。底が固まったら返します。片面につき3分から4分を目安に、鍋ぶたか広いへらで繰り返し押しながら焼きます。薄く広げて押すことで中央まで熱が届きますが、重なった豚肉も中心温度75℃に達したことを確認します。生地に焼き目が付き、肉に火が通ったら、1枚につきフライ用ソース20gを塗って熱いうちに出します。生肉に使った包丁とまな板は、生地用の道具と分けます。
ヘムルパジョン(海鮮ねぎチヂミ)
ヘムルパジョンは、6〜7cmの長さに切った小ねぎをフライパンにまず敷き、イカとエビをのせた後、チヂミ粉と冷水で作った薄い生地を均一に注ぎ、中火で焼き上げる海鮮チヂミです。冷水で生地を作るとグルテンの形成が抑えられて端がよりカリッと仕上がり、小ねぎが生地の下で直接油に触れることで甘くキャラメル化し、パジョン特有の香りが立ち上ります。片面がカリッとしたら裏返す前にフライパンを揺すって底の剥がれを確認すると、破れることなくきれいに返すことができます。残りの油を縁に回しかけて3〜4分さらに焼くと、ふちが揚げたようにサクサクになります。薄切りにした赤唐辛子をのせると、赤い彩りとともにほのかな辛味が加わり、マッコリと一緒に楽しむ韓国を代表するおつまみになります。
モドゥムジョン(盛り合わせチヂミ)
モドゥムジョンは、トングランテン(肉のチヂミ)、ズッキーニのチヂミ、しいたけのチヂミ、唐辛子のチヂミなど、数種類のチヂミを一皿に盛り合わせる、韓国の名節を代表する膳立てです。各食材を食べやすい大きさに切り、薄力粉を薄くはたき、溶き卵をくぐらせて中火のフライパンで両面をこんがり焼き上げます。一種類ずつ3〜4個ずつに分けて焼くことでフライパンの温度を保ち、一度に多く入れると温度が急激に下がって生地が油を吸い込みべたつきます。トングランテンは豆腐と牛豚ひき肉の割合を整えて丸めることで、柔らかくても形が崩れにくくなります。ズッキーニは塩をふって水気を抜いてから焼くと油はねが防げます。しいたけは軸を取り除き、内側のかさの部分に薄く小麦粉をはたいておくと卵がきれいに付きます。醤油に酢を少し加えた酢醤油を添えると油っこさが抑えられ、肉の旨味からズッキーニのほのかな甘み、唐辛子のほんのりした辛みまで、一皿でさまざまな味の流れを楽しむことができます。
ヒラヤーチー
ヒラヤーチーは、小麦粉、卵、水またはだし、塩ににらを混ぜ、薄く平らに焼く沖縄県の料理です。名前も平たく焼くことに由来し、台風で外出しにくい日に保存材料で作られてきました。この配合では、18cmのフライパンで薄い4枚を作ります。にら80gは洗った後に水気を十分に取り、1cm長さに切ります。小麦粉120gは一度ふるい、乾いただまを除きます。卵1個へ小麦粉と塩2gを混ぜ、だし汁または水200mlを3回に分けて加え、ゆるく滑らかな生地にします。にらを混ぜた後の休ませ時間は5分です。長く置くとにらから水が出て生地が薄くなるため、すぐ焼き始めます。18cmのフライパンを中火で温め、油5mlを薄く引きます。生地の4分の1を流し、フライパンを回して薄い円形へ広げます。最初の面は約3分が目安です。表面のぬれた光沢が消え、縁が固まったところで返し、反対側を2分焼きます。同じ手順で4枚に分けると、中央まで火が通り、平たい形も保てます。
エホバクジョン(ズッキーニのチヂミ)
エホバクジョンは、韓国カボチャ(エホバク)を0.5cm厚に均一にスライスして塩に5分間漬けて水分を抜いた後、小麦粉を薄くまぶし溶き卵をくぐらせて中火で両面2〜3分ずつ焼き上げる基本的な野菜チヂミです。塩漬けの工程には二つの役割があり、ひとつは焼いたときにべちゃっとならないよう余分な水分を除去すること、もうひとつはズッキーニ本来の甘みを凝縮させてより鮮明にすることです。卵の衣が熱を和らげるため、中はしっとりと保ちながら表面はうっすら金色に均一に焼き上がり、あっさりとしながらも香ばしい風味が生まれます。黄みがかった見た目が食卓に彩りを添え、醤油や酢醤油をつけて食べるとよく合います。お弁当のおかずやお子様のおやつとしての活用度が高く、どんな汁物やチゲとも相性がいいため、食卓で万能に使える常備菜です。名節の祭礼膳や来客用の席にも基本として並ぶチヂミのひとつです。
花煎(ファジョン)(食用花飾りのもち米焼き餅)
花煎は、柔らかくこねたもち米の生地を弱火で焼き、表面が粘っている間に食用花びらを留めます。食用花びら20gはキッチンペーパーへ広げ、両面に水気が残らないよう紙へ吸わせます。湿ったまま油へ近づけると跳ねやすく、生地にも付きにくいためです。もち米粉180gと塩1gを均一に混ぜ、ぬるま湯120mlを少量ずつ加えます。手にほとんど付かず、耳たぶほど柔らかくなるまでこねます。生地は1個30gに分けて滑らかに丸め、手のひらで小さな円盤へ押します。厚みは0.7cmにそろえ、縁にひびがあれば閉じます。フライパンへ食用油大さじ1.5を広げ、弱火でゆっくり温めます。生地を並べてまず2分焼き、縁が固まらず底の色も足りなければ、追加は1分だけにします。上面がまだ少し粘る時に花びらを置き、指先で軽く押して固定します。最後まで弱火を保ち、外側だけを焦がさないようにします。中心まで弾力のある食感になり、縁が薄いきつね色に変わったら、花びらの面を上にして皿へ移します。蜂蜜大さじ2と松の実10gを添え、2人で取り分けます。
ゼリーフライ
じゃがいも300gは皮付きのまま洗い、蒸気が十分に上がった蒸し器に入れます。20分たったら中心まで串を刺し、必要に応じて25分まで蒸します。串が簡単に通ったら熱いうちに皮をむき、粒が見えなくなるまでつぶします。にんじんは60g、玉ねぎは70gを用意し、それぞれ3mm以下のみじん切りにします。大きなボウルにおから340gを入れ、手のひらで押して折り返す動きを3分続け、大きな空気を抜きます。つぶしたじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、小麦粉は40g、卵は1個、塩は3g、こしょうは1gの分量でおからに合わせます。3分練ったところで状態を見て、必要なら4分まで続けます。粉が見えず、握っても割れない状態が目安です。生地を約43gずつ20等分し、手のひらの間で空気を抜きながら、長さ7cm、幅4cm、厚さ1.5cmほどの平たい小判形に整えます。縁の割れ目は滑らかに閉じます。深く厚手の鍋に揚げ用サラダ油1000mlを入れ、160℃に熱します。生地は1回につき4個ずつ、互いに触れないように入れ、途中で一度返します。まず4分揚げ、両面の色を見ながら、必要な場合だけ5分まで続けます。最初の1個を割り、中心が熱く、卵と小麦粉の湿った生地が残っていないことを確認します。火が通ったものは網で30秒油を切り、次を入れる前に毎回160℃まで戻します。ウスターソース60mlと中濃ソース40mlを混ぜ、6対4のたれにします。揚げたてを1個ずつ入れ、片面につき2秒だけくぐらせます。網に30秒置き、20個を温かいうちに出します。
煎餅(中国風おかずクレープ)
ジエンビンは中国北部の朝の街角で見られるクレープ風パンケーキで、緑豆粉と小麦粉を混ぜた薄い生地をフライパンに薄く伸ばして焼くところから始まります。生地の上に卵を割って均等に広げ、小ねぎを散らし、端が焼けたら裏返して少し焼きます。甜麺醤(甘味噌ソース)とチリソースを塗り、パクチーとカリカリのワンタンの皮をのせて半分に2回折り、長方形にして片手で持って食べられるようにします。緑豆粉が生地に独特の香ばしさとカリッとした食感を与え、生地が硬すぎる場合は水を足して薄く広がる濃度に調整する必要があります。カリカリのワンタンの皮は食べる直前に入れないとしんなりしてしまいます。卵・ソース・ハーブ・クランチが一枚のクレープの中で層になって重なる構成が、この料理の魅力です。
じりやき
小麦粉と桜えびの生地を弱火で厚めに焼き、温かいうちにえごま味噌を絡める群馬県の料理です。最初に乾いたフライパンでえごま5gを弱火にかけ、2分混ぜて香りを出し、すり鉢で細かくします。砂糖と味噌を各4.5g、だし8mlを加え、1分練って濃いたれを作ります。長ねぎ8gは薄い小口切りにします。ボウルで小麦粉50g、長ねぎ、桜えび8g、ベーキングパウダー0.6gを混ぜ、水6.3mlを全体へ振り、乾いた粉が見えなくなる程度に合わせます。フライパンへ食用油小さじ1を薄く塗り、弱火で1分予熱した後、生地を厚さ8mm~1cmの円形へ均一に広げます。ふたをして5分焼き、底に焼き色が付き、縁が固まったら返します。反対側はふたをせず4分焼き、中心を押して生地が付かないことを確認します。ひし形か三角形に切り、温かいうちにたれで和えると、えごま味噌が表面へ均一に付きます。
キムチチーズじゃがいもチヂミカップ
細切りのじゃがいもとキムチでカップ形を作り、中央へモッツァレラと長ねぎを詰める2人分のチヂミです。じゃがいも350gは細い千切りにして冷水で一度だけすすぎ、形をまとめるでんぷんを残すため長く浸けず、表面の水分をしっかり絞ります。キムチ90gは細かく切って汁を強めに絞り、長ねぎ20gは小口切り、モッツァレラ80gは詰めやすいようほぐしておきます。ボウルへじゃがいも、キムチ、チヂミ粉40g、卵1個、塩小さじ1/4を入れ、じゃがいもの細い形を折らないよう、粉気が消えるまで軽く混ぜます。フライパンかカップ型へ食用油大さじ2を分け入れて中火で温め、生地を押しながら、具を支えられる厚さの底と縁を作ります。中火を保って3分ほど焼き、縁が固まり始めたら、中央をスプーンで再び押してくぼみを深くし、チーズと長ねぎを均等に詰めます。蓋をして弱火へ落とし、3分から4分蒸し焼きにして、チーズが溶け、底がきつね色で固くなったら、少し置いてから型を崩さないよう取り出します。
キムチカムジャジョン(キムチじゃがいもチヂミ)
キムチカムジャジョンは、じゃがいもをすりおろして中に含まれるでんぷんを活かし、細かく切った白菜キムチ、チヂミ粉、長ねぎ、青唐辛子を混ぜて生地にした後、油を引いたフライパンで薄く広げて両面をカリッと焼くチヂミです。すりおろしたじゃがいもはでんぷんと水分が一緒に出てきますが、そのまま使わず少し置いてでんぷんを沈殿させ、水だけ捨ててでんぷんだけを生地に戻すと外はカリカリ中はもちっとした食感が際立ちます。キムチの酸味のある発酵風味とじゃがいものほのかな甘みが一枚の中でくっきりした対比をなし、焼いている間にキムチの汁がフライパンに触れるとジュッという音とともにキャラメル化して香ばしい層が生まれます。フライパンの温度が低すぎると油を吸ってべたっとした仕上がりになるため、中強火を保って素早く外側を固めることが重要です。マッコリのおつまみとして定番であり、醤油に酢と青唐辛子を混ぜたタレを添えるとさっぱりと楽しめます。
キムチジョン(キムチチヂミ)(キムチ汁入りカリカリチヂミ)
キムチチヂミはよく漬かったキムチを1cm大に細かく切り、チヂミ粉、キムチの汁、唐辛子粉と混ぜた生地を油を引いたフライパンに薄く広げて焼く代表的な韓国チヂミです。生地に水の代わりにキムチの汁を使うのがポイントで、発酵乳酸菌の酸味が小麦粉に加わることで味の層が深まります。生地の濃度はキムチの水分量によって変わるため、広がらない程度にゆっくりと流れるくらいが適当です。オリーブオイルよりもサラダ油やえごま油を使う方が韓国チヂミ特有の香ばしい香りを生かせます。中強火で片面を4分焼いてから裏返して3分焼くと外はカリッとしながら中はしっとりと仕上がります。裏返す前にフライ返しで軽く押して表面がしっかり固まったのを確認してから裏返すと形が崩れません。薄すぎると焦げやすく、厚すぎると中が生焼けになります。焼き上がったチヂミはすぐに食べるのが最もカリッとしており、時間が経ってしんなりしたらフライパンで軽く温め直すと食感を取り戻せます。
キムチチヂミカップ(カップ入り小型キムチ丸焼きチヂミ)
キムチチヂミカップは、細かく刻んだ熟成キムチと長ねぎ、チョンヤン唐辛子をチヂミ粉の生地に混ぜてフライパンで小さな丸型に焼き、紙コップに立てて盛り付ける屋台スタイルのチヂミだ。生地にキムチの漬け汁を加えるのが味の肝で、発酵の旨味が生地全体に広がることで、キムチをただ混ぜ込んだ通常のチヂミより風味がぐっと濃くなる。油をたっぷり入れて中火でじっくり焼くと端が揚げたようにサクサクに仕上がり、チョンヤン唐辛子が熟成キムチの酸味の上にシャープな辛さを加える。生地は通常のチヂミよりも固めに仕上げないと、コップに立てたときに形が保てない。手に持って食べるフォーマットがポジャンマチャ(屋台)の雰囲気を出し、醤油や酢コチュジャンにつけて食べる。
キムチ豚肉チヂミ(発酵キムチと豚肉のカリカリ韓国風パンケーキ)
キムチ豚肉チヂミは、キムチの汁を生地へ混ぜ、薄く広げて豚肉まで火を通し、4人で分けます。酸っぱいキムチ250gは汁気を少し残す程度に軽く絞ります。刻む幅は1cmを基本とし、大きくても2cmにします。豚肩肉180gは、表面だけが先に焼けないよう薄く小さく切ります。長ねぎ1本は斜め切り、玉ねぎ80gは細い薄切りにします。キムチの汁40mlは別に取っておきます。チヂミ粉180g、冷水220ml、キムチの汁をボウルへ入れ、粉の塊が消えるまで混ぜます。生地が重く固い場合は水を少量だけ足します。キムチ、豚肉、長ねぎ、玉ねぎ、砂糖小さじ1を加えて軽く合わせます。粉へ水分を行き渡らせるため、生地は混ぜ終えてから5分置きます。火加減を中強火にしてフライパンを温め、食用油大さじ4を広げます。生地の直径は18cmを目安にし、大きくても20cmに収めます。薄い円形へ延ばし、へらで軽く押して縁を油へ触れさせます。約3分後、縁が固くなり、色が濃いきつね色へ変わった時点で返します。反対側は3分焼いて豚肉を確認し、必要な場合は4分の時点まで焼きます。肉まで火が通ったら取り出し、キッチンペーパーへ1分置いて油を切ります。キムチの塩気に応じ、塩は足さず水で生地を調整します。
キムチラーメンチヂミ(ラーメン麺入りキムチ焼きチヂミ)
少し固めにゆでたラーメンの麺とよく漬かったキムチを生地へ混ぜ、両面を薄く焼く2人分のチヂミです。沸いた湯へラーメンの麺1袋を移し、2分だけゆで、中心が少し固いうちに上げて冷水ですすぎ、表面のでんぷんと水分を十分に切ります。キムチ120gは汁が多い場合だけ軽く絞って細かく刻み、長ねぎ20gは麺へ絡みやすい薄さに切ります。ボウルでチヂミ粉70g、卵1個、水120ml、唐辛子粉4gを、粉気が消えて麺へ付く濃さを保つ程度まで混ぜます。麺、キムチ、長ねぎを生地へ加え、厚い塊にならないよう、麺をほぐしながら全体へ絡めます。食用油大さじ2をフライパンへ広げて中火にかけ、生地の端がすぐ音を立てる温度になったら全量を入れ、薄く広げて軽く押さえます。片面をまず4分焼き、縁の色づきや固まり方が足りない時だけもう1分焼いてから返し、反対側も4分を基本に必要な場合だけさらに1分焼いて、中心を固めながら麺の弾力を残します。
エゴマの葉の肉詰めチヂミ(豚ひき肉と豆腐を挟んだ韓国風パンケーキ)
エゴマの葉の肉詰めチヂミは、豚肉と豆腐の餡を葉で挟んで焼く2人分のおかずです。エゴマの葉20枚は一枚ずつ流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭きます。木綿豆腐80gは布巾で包み、10分間重しをのせて水分をできる限り除きます。ボウルへ豚ひき肉180g、水を切った豆腐、ニラ30g、玉ねぎ40gも加えます。みじん切りのにんにく小さじ1、醤油大さじ1、こしょう小さじ0.25を加え、粘りが出て均一になるよう手で3分こねます。葉の内側へ薄力粉を薄くまぶし、餡は厚さ2mmを基準に、厚くても3mmまでに広げます。縁の5mmを空けて半分に折り、軽く押さえて閉じます。折った葉には薄力粉大さじ1を軽く付け、卵1個をよく溶いた液へくぐらせて全体を覆います。食用油大さじ2をフライパンへ広げ、中火にかけてから重ならないよう並べます。片面をまず2分焼いて色と中の状態を見て、必要なら3分まで続けます。裏面も同様に焼きます。両面がきつね色になり、へらで表面を軽く押した時に中がしっかり固く感じられれば、豚肉まで火が通った目安です。皿へ移して1分置き、必要なら2分まで休ませます。半分に切ってから一口大に分けて盛ります。餡を厚くすると加熱に時間がかかり、葉も破れやすくなるため、薄く広げます。
チヂミについて
カリッとした表面としっとりした中身のコントラストがチヂミの魅力です。生地の濃度と油の温度さえ合わせれば、誰でもきれいなきつね色に焼き上げることができます。