チョクチェキムチ(紫キャベツキムチ)
紫キャベツは白菜より葉が厚く、塩漬け後もしっかりした食感が残りますが、長く漬けるとかえって硬くなります。冷蔵庫で約12時間置く間にキャベツの紫が唐辛子のヤンニョムへ移り、見慣れた赤ではなく濃い紫色のキムチに仕上がります。
韓国料理1880品。39/79ページで材料や調理時間を比べられます。 チョクチェキムチ(紫キャベツキムチ), チャジャンミョン(韓国式ジャージャー麺), イカときゅうりのチョジャンサラダ(韓国風酢コチュジャン和え).
紫キャベツは白菜より葉が厚く、塩漬け後もしっかりした食感が残りますが、長く漬けるとかえって硬くなります。冷蔵庫で約12時間置く間にキャベツの紫が唐辛子のヤンニョムへ移り、見慣れた赤ではなく濃い紫色のキムチに仕上がります。
春醤(チュンジャン)という韓国の黒味噌を炒めて作る黒いソースを、もちもちの中華麺にかけて混ぜて食べます。ソースには角切りの豚肉、玉ねぎ、じゃがいも、ズッキーニがたっぷり入ります。じゃがいもが半分ほど透き通るまで煮る間に、野菜の甘みが塩気の強い味噌をやわらげます。
内側に切り込みを入れたイカをさっとゆでて氷水で冷やすと、弾力を残したまま硬くなりません。半月切りのきゅうりがみずみずしい歯ざわりを、細切りの紫キャベツが鮮やかな色を受け持ちます。コチュジャンを酢と梅エキスでのばしたチョジャン(酢コチュジャン)は、辛さと甘さに酸味が重なり、淡白なイカにはっきりした味をつけます。夏の食欲がない日に、冷たいまま一皿で食べられます。
発酵させたエイの刺身、ゆで豚、古漬けのキムチを並べて盛り、一切れずつ重ねて一口で食べます。混ぜずに列を分けておけば、何がどれだけ残っているかを見ながら組み合わせられます。豚肉は0.5cmの厚さにそろえて切り、三つを重ねても一口に収まるようにします。
牛肉はかたまりのまま一度煮て、繊維に沿って裂き、うずらの卵と二度目を煮ます。ごはんにのせたら、冬の海藻である乾いたカムテを手で砕いてたっぷり散らしますが、煮汁に触れるとすぐしんなりするため、食べる直前にします。
緑のカムテのかけらが小いりことスライスアーモンドの間にところどころ混ざり、おなじみのいりこ炒めに磯の香りがひとつ重なります。カムテは韓国南海岸で採れる海藻で、アオサより香りが穏やかで苦みも少なめです。
たれもシロップも塗らず、揚げたままを出すチキンです。骨付きの鶏に小麦粉と片栗粉を冷水で溶いたゆるい衣を薄くつけて二度揚げし、網にのせて油を切ります。残ったら200℃のオーブンで6〜8分温めると、衣がまたカリッとします。
マッコリにサイダー、ゆず茶の素、レモン汁を合わせ、大きなボウルひとつで4杯分を作ります。マッコリの瓶は開ける前にそっと逆さにして、底の沈殿を混ぜておきます。サイダーを入れたら底から大きく一度持ち上げるだけにし、皮ごと切ったりんごと氷が各グラスに入るよう、すぐに注ぎ分けます。
エビとイカにテンジャン(韓国味噌)のたれを薄くのばして焼きます。コチュジャンは大さじ半分だけなので、辛さより香ばしさが勝ちます。引き上げどきはにおいでわかります。たれが濃い茶色になって香ばしいにおいが立ったらすぐ火から下ろし、少し過ぎると焦げた香りが混じります。
串に刺した練り物と厚切りの大根を煮干しと昆布のだしで煮る、酒のつまみに出す汁物です。昆布は湯が沸き始めたらすぐに引き上げ、だしにぬめりを出さないようにします。
生椎茸のかさの内側に、醤油とねぎ、にんにくで味付けした豚ひき肉をこんもり詰め、卵衣をつけて焼きます。見落としがちなのが、かさの内側に小麦粉をごく薄くはたく手順で、この粉が糊のように肉を椎茸に留めます。
ワタリガニ、アサリ、イカ、エビをひとつの鍋に入れ、食卓で弱火にかけたまま煮続けます。魚介は煮えたそばから取って食べ、豆腐とズッキーニは赤いスープがよくしみてからすくいます。
なすを切り分け、根元だけ残して十字に深く切り込みを入れると袋のように開き、そこに牛ひき肉と豆腐のあんを詰めて蒸します。一つずつ詰める手間がかかるため、昔から来客や祝いの席に出すおかずとされてきました。
イワシの魚醤にイシモチの塩辛を重ね、二種類の魚の発酵調味料で全羅道キムチの濃い味を生みます。細かく刻んだチョンガク(海藻)は熟成とともに磯の香りを含んだすっきりした旨味を加え、もち米のりで先にふやかした粉唐辛子は色を鮮やかにしながら葉への付きを良くします。薬味を惜しまずたっぷり挟むほど、この地方らしい味に近づきます。空気に触れると嫌な臭いが出るため、容器にはしっかり押し込んで熟成させます。
じゃがいもとズッキーニを小さな角切りにして、韓国の粉物屋で出るような具の細かいジャジャンソースに仕上げます。煮るうちにじゃがいもが少し崩れて自然なとろみがつき、最後の水溶き片栗粉でソースが麺にしっかり絡みます。チュンジャン(黒味噌)は先に油で炒めて苦みを飛ばし、玉ねぎの甘みを引き出します。
ゆでたイカをコチュジャン、粉唐辛子、酢で甘酸っぱく辛く和え、酒の肴にもご飯のおかずにもします。ゆで時間で食感がほぼ決まり、1〜1分30秒を超えると身が縮んで輪ゴムのように硬くなり、足りないと中心が透明なまま残ります。引き上げてすぐ氷水に取ると余熱が止まり、ぷりっとした食感が保たれます。
刺身用として売られている活エビの殻をむき、冷やした皿に重ねて盛って、下処理が済んだらすぐ酢コチュジャンを添えて出します。外した頭は捨てずにすぐ冷蔵し、その日のうちに完全に火を通して汁物のだしにします。
明太子は火にかけません。ごはんが炊けたら火を止め、蓋を少し開けて明太子とバターをのせ、8分の蒸らしの余熱だけで温めます。こうすると粒が縮まず、プチプチとはじけます。カムテと小ねぎは、蒸らしが終わってから砕いてのせます。
江原道式の醤油プルコギには、しいたけが入ります。厚めに切ったしいたけが玉ねぎと一緒に肉のたれを吸い、梨汁を加えていても、甘さより先に醤油の塩気が感じられます。
バターで焼いた食パンのカリッとした面に、温めたインジョルミ(きな粉餅)がのびるようにのり、きな粉とはちみつで香ばしさと甘さを足します。はちみつを多くかけるとパンが湿るため、細くかけてすぐに食べます。
抹茶は80℃前後の湯で先に泡立ててから温めた豆乳に合わせ、アカシア蜂蜜で甘みをつけます。上からきな粉を茶こしでふるうと、豆乳の豆の香りがもう一度立ちます。
イカ、エビ、ホタテ、アサリは火の通る速さがそれぞれ違うので、同じグリルにのせても取り出すタイミングは別々です。アサリは口が開いたものから、中の汁ごとすくい上げます。味つけはオリーブオイル、塩、こしょう、レモンだけなので、焼きすぎて硬くなったものはすぐにわかります。
忠清道の魚湯(オタン)は、淡水魚を丸ごと40分以上煮出して身まで汁に溶かし、細かい骨を除くために目の細かいざるか布で2回こします。その汁に大根とテンジャンを入れて煮直し、粉唐辛子と長ねぎでぴりっと仕上げます。
エビは腹側から浅く切り開いて平らにしてあり、火の通りがそろううえ、粉と卵の衣もはがれにくくなります。注意したいのは色で、卵衣が淡い黄色に固まり表面がピンクになっても、厚いエビの中心は半透明のままのことがあります。中心まで白く不透明になり、身に弾力が出たところで火から下ろします。レモンを搾るとさっぱりした後味になります。