明石焼
たこ焼きよりずっと柔らかく、しっとり焼き上がるのは、卵とだしの割合が高い生地に、加熱しても硬くなりにくいじん粉を使うからです。ゆでダコを入れて丸く焼き、温かいか冷たい澄んだだしにつけて食べる兵庫県明石市の味です。地元では古くから玉子焼と呼ばれてきました。人造珊瑚の明石玉を作る際に白身を使い、残った黄身を近海のタコと焼いたのが始まりという説が伝わります。
たこ焼きよりずっと柔らかく、しっとり焼き上がるのは、卵とだしの割合が高い生地に、加熱しても硬くなりにくいじん粉を使うからです。ゆでダコを入れて丸く焼き、温かいか冷たい澄んだだしにつけて食べる兵庫県明石市の味です。地元では古くから玉子焼と呼ばれてきました。人造珊瑚の明石玉を作る際に白身を使い、残った黄身を近海のタコと焼いたのが始まりという説が伝わります。
第二次世界大戦中のイギリスで、バターと砂糖の配給を背景に、パイ生地の代わりに粉とオーツ、バターをすり合わせたそぼろを広げるようになったのが始まりとされます。焼くとシナモンをまぶしたりんごは崩れてとろりとしたソースになり、上のクランブルはさくっと、果汁に接した下側はしっとり仕上がります。
韓国の酢豚タンスユクと同じく二度揚げしますが、肉の代わりに手で裂いたひらたけを使います。甘酢のあんは小皿で別に出すので、かけるかつけるかは食べる人が決めます。
揚げたてを割ると、琥珀色の衣の中から溶けたモッツァレラが長くのびます。中身は冷ましたリゾットにパルメザンを混ぜ、米粒どうしが粘るまで練ったもので、チーズを包んでも割れにくくなります。
小麦粉を溶いた味噌だれが、炒めたなすとピーマンにぽってりと絡みます。いりこもなすと一緒に油で炒めて塩気を添え、鍋底に水分が流れずたれが野菜にまとわりつけば仕上がりです。
串に刺したソーセージに冷やし固めたクリームチーズを添え、衣とパン粉をつけて揚げます。衣はチーズの端まですき間なく覆い、チーズを凍らせておくとさらに流れにくくなります。パン粉の殻の内側でクリームチーズが溶け、ソーセージと一緒に口に入ります。
引っぱっても、もち米だけの餅のように長く伸びず、ぷつりと切れます。小麦粉の生地をもち米と同じせいろで蒸し、熱いうちに一緒につくからです。大阪の中河内や南河内では、田植えを終えた半夏生のころにこの餅を作って感謝と豊作の願いを込め、砂糖を混ぜたきな粉を全面にまぶしてきました。
牛ホルモンは、焼くことより焼く前の下ごしらえに手間がかかります。粗塩と小麦粉でもみ洗いし、一度ゆでて臭みを抜いてから、油をひかずに熱したフライパンでホルモンから溶け出た脂だけで焼きます。ニラを添えて、焼酎のつまみにします。
バターと小麦粉のルーを牛乳とチキンストックでのばしてブロッコリーを煮たら、火をいちばん弱くしてチェダーを少しずつ溶かします。そのまま盛ればブロッコリーの房が残り、半分だけ攪拌するとクリームの中に小さな粒が残ります。中をくり抜いたパンに盛ることもあります。
牛ひき肉にニラをたっぷり刻んで混ぜるので、緑の点が散った一口大のジョンになります。水気をしっかり絞った豆腐が入り、肉だけより口当たりがやわらかく、冷めても醤油とごま油の下味がぼやけません。
辛くない韓国の青唐辛子に豚ひき肉と豆腐のたねを詰め、油で焼かずに蒸し上げます。ピーマンの肉詰めに似ていますが、蒸すので脂っぽさがなく、皮はほんのり透きとおります。内側に薄くはたいた小麦粉がのりの役目をして、蒸している間もたねが外れません。
休ませた小麦粉の生地を手で薄く伸ばしながら鍋にちぎり入れる、韓国のすいとんです。生地を十分に休ませると引っ張っても縮まず、薄くちぎれるため、早く火が通りながら弾力も残ります。じゃがいもから溶け出したでんぷんがスープにとろみを付け、最後に溶くえごま粉で白く香ばしい汁になります。雨の日や寒い夜によく作られる家庭の味です。
トマトソースを使わず、えごまの粉を加えたホワイトソースで層を重ねるので、香ばしいえごまの風味がきのこの土っぽい香りとよく合います。マッシュルームとひらたけは少量ずつ炒めて焼き色をつけるため、蒸れた味になりません。モッツァレラが層をつなぎ、表面のパルミジャーノがこんがり色づきます。
こんがり焼いた豚肉ソーセージとバターのきいたマッシュポテトに、オニオングレイビーをかけて食べます。グレイビーの甘みは、ソーセージを焼いたフライパンの脂で玉ねぎを弱火で焦がさずじっくり炒め、黄金色にするところから生まれます。
バトゥーレーは、油に入れたとたん風船のようにふくらむ揚げパンです。パンジャブやデリーでは、これをちぎって濃く煮詰めたひよこ豆のカレー、チョーレーをすくって朝ごはんにします。本来の生地は軽く発酵するまで置きますが、ここではヨーグルトとベーキングパウダーを加えて20分休ませるだけです。
焼き芋をつぶして小麦粉の生地全体に練り込み、発酵させた生地を、フライパンの上でじっくり焼き上げます。分量は皮をむいて冷ました焼き芋の重さです。生のさつまいもの重さで量ると生地の水分が合いません。火が強いと厚い生地の底だけが先に焦げるため中弱火を保ち、最初の一枚を割って中の様子を見てから残りの火加減を決めます。温かいうちに横に割って出します。
牛の胃袋(ミノ)と小腸を一皿に盛り、二つの部位の違う歯ごたえを交互に味わう茹で肉料理です。テンジャン(韓国味噌)を溶いた湯で長く煮てやわらかくし、切ったら煮汁を少しかけて熱いうちに出します。
時間のほとんどは、玉ねぎをバターで8分以上、縁が茶色くなるまで炒めることに使います。急ぐと水分が飛ぶだけで甘みが出ず、ソースが平板になります。牛肉は色が変わる程度に炒め、トマトペースト、ウスターソース、薄力粉を加えたソースをごはんの横にかけます。
厚さを均一にたたいた豚ロースにパン粉をつけて二度揚げし、冷水でシャキッとさせたせん切りキャベツの上に切って盛ります。甘いトンカツソースは食べる直前に上からかけます。
ヨーロッパでは、チョコレートソースに浸したチュロスを朝食にすることがよくあります。ここではダークチョコレートと牛乳を同量ずつ湯煎で溶かし、スプーンに絡むくらいのとろみをつけます。揚げると星形の稜線がかりっと割れ、蒸気の抜けた中心は少し空洞になってもっちりします。
法事の膳にも上る魚ですが、普段はご飯と汁物の横に置くおかずです。塩をして小麦粉を薄くはたき、中火で焼きます。身が崩れるのはたいてい返すのが早すぎるときで、下の面が茶色く固まってフライパンから自然に離れるまで待ち、幅の広いフライ返し2本で一度に返します。
アメリカ南部で家庭ごとに作られる、鶏のシチューにふわふわの生地を浮かべた料理です。すいとんのように汁に生地を落としますが、スプーンですくった生地がふたの中の蒸気でふくらみ、パンのように軽く仕上がります。鶏もも肉は繊維に沿って裂くので、ひとさじに鶏とダンプリングが一緒にのります。
蒸したカボチャを熱いうちにつぶしてもち粉と合わせ、小さく平たい円にまとめて焼きます。砂糖が少し入るのでおかずというよりおやつに近く、中はもち粉のおかげでお餅のようにもっちりします。
オーブンで丸ごと焼いたなすの果肉をベシャメルに混ぜたなめらかなピュレに、トマトとトルコの赤唐辛子ペーストで煮込んだ羊肉をのせます。直火で焦がさないため燻した香りよりクリーミーな舌ざわりが前に出て、熟成チェダーとナツメグがピュレにこくを加えます。