炒め物レシピ
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炒め物は強火で素早く仕上げる調理法で、韓国の家庭料理では最も頻繁に登場します。チェユクポックム(豚肉炒め)、イカ炒め、チャプチェなどが代表的で、味付け次第でピリ辛にも甘辛にもなります。
ムグンジチャムチポックム(熟成キムチとツナの炒め物)
ムグンジチャムチポックムは、長期熟成したキムチと油を切ったツナ缶を一緒に炒め、濃い酸味とツナの旨味を同時に引き出す副菜です。玉ねぎと長ねぎの白い部分を先に十分炒めて甘みを出した後、熟成キムチを加えて4〜5分間水分を飛ばすと、キムチの酸味が凝縮されて深みが増します。この段階で唐辛子粉と砂糖を加えて酸味と甘みのバランスを整え、ツナは一番最後に加えて3分だけ炒めると身が崩れずにキムチの調味料を十分吸収します。熟成キムチの酸味が強すぎる場合は砂糖を小さじ半分追加して調整し、逆に物足りない場合は醤油数滴で旨味を補います。火から下ろす直前にごま油を回しかけ、長ねぎの青い部分を加えて香りをつけたら完成です。熱々のご飯の上にのせて混ぜて食べるか、お弁当のおかずとしても便利で、冷蔵保存で2〜3日間風味が保たれます。材料がシンプルで調理時間も短く、一人暮らしの料理としても手軽に作れる実用的な常備菜です。
ムグンジドゥブポックム(熟成キムチと豆腐の炒め物)
熟成キムチと豆腐の炒め物は、豆腐を先に焼いて取り出し、キムチの水分を減らしてから鍋へ戻す順序で作ります。木綿豆腐300gは水気を切って一口大にし、紙タオルで5分包んで表面の水分を押さえます。熟成キムチ250gは余分な具を軽く落として3cmに切ります。玉ねぎ100gと長ねぎ60gも切り、入れる段階ごとに分けます。中火で温めたフライパンへサラダ油大さじ1を入れ、豆腐を重ねずに並べます。崩さないよう返しながら約4分焼き、複数の面へ薄い焼き色が付いたら皿へ取ります。同じ鍋で玉ねぎとキムチに2分火を通します。コチュガル大さじ1を混ぜた後の加熱は1分です。濃口醤油大さじ1と砂糖小さじ1を入れ、水分を減らすために2分使います。キムチの色が濃くなり、鍋底へ流れる汁が少なくなった段階で豆腐を戻し、壊さないよう大きく返します。長ねぎは1分かけて混ぜ、火を止めてえごま油大さじ1を絡めます。豆腐を別に焼き、キムチの水分を先に減らすことで、最後に合わせた時も豆腐の形とたれの濃さを保てます。
ムノポックム(たこのピリ辛炒め)
このたこ炒めは、茹でたこ280gを玉ねぎ、にんじん、長ねぎと合わせ、コチュジャンだれを短時間で絡める料理です。たこはすでに火が通っているため、フライパンでは中まで温め、表面にたれをまとわせることに集中します。最初に水気を拭いて一口大に切り、野菜も火の通りがそろう厚さにします。コチュジャン、醤油、みじん切りにんにくは各大さじ1を先に滑らかになるまで混ぜておくと、熱いフライパンでも濃いたれが一か所に固まりません。強火で野菜を約1分炒め、端だけが少ししんなりしたところで、たことたれを同時に加えます。その後は2分から3分、底のたれが焦げないよう絶えず返します。たこが目立って縮み始めたら加熱を止める合図です。火を止めてからごま油小さじ1を混ぜます。野菜の中心に歯応えが残り、たこには弾力があり、たれが水っぽくたまらず表面につやよく付いていれば仕上がりです。
ボソッチェソポックム(きのこと野菜の炒め物)
エリンギ150gとひらたけ100gでは形が異なるため、エリンギは縦に切り、ひらたけは食べやすい房に分けます。ブロッコリーとにんじんも火の通りがそろう厚さにしておきます。強火で熱したフライパンに食用油大さじ1とみじん切りにんにく大さじ1を入れ、約20秒だけ香りを出します。火が通りにくいにんじんを先に1分炒め、次にブロッコリーを加えて、色が鮮やかになり端が少し柔らかくなるまで進めます。きのこは重ねず広げて入れることが大切です。水分が出たら頻繁に混ぜず、強火のまま蒸発させると、全体が水っぽく蒸された状態になるのを防げます。約2分後、醤油大さじ2とオイスターソース大さじ1を鍋肌から加え、表面につやが出るまで手早く返します。火を止めてからごま油大さじ1/2を混ぜます。ブロッコリーにわずかな歯応えが残り、きのこが余分な汁に浸からず、しっとりとたれをまとっていれば完成です。
ミョルチポックム(小魚の佃煮風炒め)
この小魚炒めは、たれを加える前の乾煎りで食感を整えます。小さな煮干し100gの頭と黒い内臓を取り除き、細かな粉を振り落としてから、油を入れていないフライパンで弱火のまま約3分炒ります。表面が軽く乾いてカリッとしたら一度取り出し、調味料を作る間に焦げるのを防ぎます。同じフライパンに食用油大さじ1とみじん切りにんにく大さじ1/2を入れ、弱火で30秒加熱します。醤油大さじ1と1/2、オリゴ糖またはコーンシロップ大さじ2を加え、大きくつやのある泡が立ったところで煮干しを戻します。30秒から1分だけ手早く返し、一本ずつにたれをまとわせます。長く加熱するとシロップが煮詰まり、固い塊になりやすいので注意します。火を止めてごま油小さじ1と白ごま大さじ1を混ぜ、皿やバットに広げて完全に冷まします。冷める間に表面のコーティングが固まるため、山にして置かないことが、互いにくっつきにくくするポイントです。十分に冷めてから密閉容器へ移します。
煮干し炒め(甘口)(水飴グレーズのお弁当定番)
甘口の煮干し炒めは、小さな煮干しを水飴と醤油で炒めてツヤのあるグレーズをまとわせた常備菜で、辛味がなく甘じょっぱい味なので子供のお弁当おかずの定番です。小煮干しを油をひかないフライパンで先に2分間炒って水分を完全に飛ばすと、香ばしい香りが立ち上がりカリカリ食感の土台ができます。この工程を省くと仕上がりがしっとりして生臭くなるため、省略はできません。醤油・水飴(またはオリゴ糖)・砂糖を加えて弱火で煮詰め、水飴が一度ブクブクし始めた瞬間に素早く火を弱めます。そのタイミングを逃すと冷めたときにグレーズが硬く固まり、歯を傷めることがあります。最後にいりごまをたっぷり振ると香ばしさが加わり、完全に冷めると煮干し同士が軽くくっつき合ってひとつかみずつ食べやすい状態になります。同じ煮干しを使う辛口バージョンのコチュジャン炒めとはまったく味の方向が異なる料理で、一つの家庭で二種類を交互に作り置きすることが多いです。
煮干し炒め(辛口)(コチュジャンの大人向けピリ辛味)
辛口の煮干し炒めは、中サイズの煮干しをコチュジャン・粉唐辛子でピリ辛に炒めた常備菜で、甘口の小煮干し炒めの対極にある大人向けのおかずです。中煮干しは小煮干しより大きく厚みがあるため、一匹ずつ頭と内臓を取り除かないと苦味が出ます。この下処理は手間がかかりますが味のクリアさを決定します。乾いたフライパンで先に炒って水分を飛ばし、コチュジャン・粉唐辛子・醤油・オリゴ糖・にんにくみじん切りを加えて弱火で調味料が煮干しに絡むまで煮詰めます。コチュジャンの発酵した辛味に粉唐辛子の鮮やかな赤色が加わり、視覚的にも食欲をそそります。中煮干しのサイズのおかげで噛むとカリカリの食感と共に香ばしい旨味が長く残ります。辛さの強度は粉唐辛子の量で調節でき、青唐辛子を追加するとさらにパンチが効きます。ご飯泥棒でありながら焼酎のおつまみにもよく合い、飲みの席でもよく登場します。
ミョンランタルギャルボトポックム(明太子バター卵炒め)
明太子バター卵炒めは、明太子100gの塩気を卵4個と牛乳30mlでやわらかく包む料理です。明太子は皮ごと切らず、縦に開いて粒だけをかき出すと、卵の中へ均一に散らせます。卵は白身の大きな筋が見えなくなるまで牛乳と混ぜ、玉ねぎは短時間で火が通るよう細かく刻みます。フライパンに食用油小さじ1とバターの半量を入れ、玉ねぎは中弱火で2分ほど動かし、透明になるところまで火を通します。明太子は玉ねぎの間へ広げながら30秒だけ加熱し、すぐに卵液を注ぎます。強火や長い加熱は明太子の粒を硬くし、卵の水分も奪うため、中弱火のまま端から中心へゆっくり寄せ続けます。大きく柔らかな塊ができるまでの目安は1分から2分です。液状の卵が見えなくなったら火から外します。残りのバターを余熱で溶かし、小ねぎとこしょうを大きく返すように混ぜます。卵のしっとりした塊が残り、その間に明太子の粒が均一に散っていれば仕上がりです。
干しスケソウダラほぐし身炒め(コチュジャンのしっとり甘辛味)
ミョンヨプチェポックムは、スケソウダラを細くほぐして乾燥させた乾物(ミョンヨプチェ)をコチュジャンと水飴でしっとりと炒めた常備菜です。ミョンヨプチェはファンテチェ(干しスケソウダラの千切り)より繊維が細くて柔らかいのが特徴で、綿のように固まった状態を調理前に手でそっとほぐすのが最初の工程です。繊維の方向に沿って指でほぐすと調味料が均一にしみ込み、仕上がりが口の中でまとまらなくなります。油なしの乾いたフライパンで30秒炒って水分を飛ばすと香ばしい香りが立ち、コチュジャン・粉唐辛子・オリゴ糖・醤油・みじん切りにんにくを加えて弱火で素早くコーティングします。ミョンヨプチェの細い繊維は調味料を素早く吸収してしっとりしますが、火にかけすぎると水分が逃げて硬くなるため、全体の炒め時間を2分以内に収めることが最も重要なポイントです。火から下ろした後にごま油数滴と炒りごまをふると香ばしさが一段と引き立ちます。完成品はファンテチェ和えより柔らかく、ジンミチェ炒めよりあっさりした中間地点の乾物おかずで、甘辛い味が刺激的でなく子どものおかずにも最適です。お弁当に入れても調味料が他のおかずに移りにくく実用的で、密閉容器に入れて冷蔵保存すれば5日間風味が保たれます。
ネンイドゥブポックム(なずなと豆腐の炒め物)
なずなと豆腐の炒め物は、なずな120gを長く加熱せず、表面を焼いた木綿豆腐300gと醤油、えごま油で合わせます。豆腐は1.5cm角に切り、キッチンペーパーで5分包んで表面の水分を減らします。えごま油の半量を入れたフライパンに重ならないよう並べ、約3分転がしながら焼くと、数面に焼き色が付き、後でなずなと混ぜても形を保ちやすくなります。豆腐を取り出した同じフライパンで、薄切りの玉ねぎとみじん切りにんにくを1分炒めます。玉ねぎが少し透き通ったら、醤油大さじ1と1/2、薄口醤油大さじ1/2を加えます。焼いた豆腐と4cm長さに整えたなずなは、ヘラで下から持ち上げるように混ぜます。中火で2分だけ加熱し、葉と茎がしんなりし始めたところで止めます。火を止めてから残りのえごま油とごま塩を加えます。豆腐の角と焼いた面が残り、なずなが完全にくたくたになっていなければ適切な仕上がりです。
ナクチポックム(辛口たこ炒め)
ナクチポックムは、小だこ300gをふたをして一度火に通し、最後の2分を強火で仕上げる炒め物です。たこは小麦粉と塩でもみ、表面のぬめりが減るまで何度か洗って水気を切り、一口大に切ります。コチュジャン大さじ2、唐辛子粉大さじ1と1/2、醤油、砂糖、みじん切りにんにく各大さじ1を混ぜてたれを作ります。熱したフライパンの底にもやし100gを均一に広げ、玉ねぎ、にんじん、たれの半量を重ねます。その上にたこを置き、残りのたれを塗るように広げ、ふたをして中火で3分加熱します。この順序なら、もやしから出る水分が濃いコチュジャンだれの早い焦げ付きを抑えます。たこが巻き始めたらふたを外し、強火にして底から2分手早く返します。汁がさらさら流れず、たれの濃度になり、たこが弾力を保って巻いた時が火を止める合図です。長ねぎは最後に軽くしんなりさせ、火を止めてからごま油大さじ1を混ぜます。
人参シリシリー
人参250gを目の粗い器で長い細切りにし、卵2個を最後に大きく返して仕上げます。人参はよく洗い、必要な場合だけ皮を薄くむきます。粗いシリシリー器か千切り器を使い、長さ4cmから5cmほどの細い形にします。細くしすぎると、中火で炒める間に歯触りが失われます。最後の部分で手が刃へ近づいたら、安全ホルダーを使います。卵は白身と黄身が均一になるまで溶き、殻が入っていないか確認します。フライパンへ油大さじ1を注ぎ、中火にかけて人参と塩小さじ0.9を広げます。下の層を上へ返しながらまず5分炒め、まだ曲がりにくければ1分延ばします。人参がしなるほどやわらかくなって橙色が濃くなったら、溶き卵を全体へ広く流し、約10秒動かしません。縁が固まり始めたら、へらで大きく折りたたむように1分混ぜます。液状の部分が残る場合だけ、もう1分続けます。細かくかき混ぜず、人参と卵それぞれの形を残し、卵が流れなくなったところで火を止めます。
ンムクジプットゥルー
ンムクジプットゥルーは、芋くず1カップを赤味噌入りのかつおだしと合わせ、さらさらした生地が一つのつやのある塊になるまで練り炒めます。かつおだし1.5カップへ赤味噌大さじ1.5を溶かし、味噌の粒を残しません。ニラ一つかみは洗って水分を拭き、5mm幅に刻みます。大きなボウルの芋くずへ味噌だしを少しずつ注いで滑らかにし、ニラを混ぜます。でんぷんはすぐ沈むため、油大さじ2を入れた厚手のフライパンを強火で熱している間も、流す直前に底からもう一度混ぜます。生地を入れた後は丈夫なへらで鍋底を絶えずこすります。半透明の小さな塊が現れたら中火へ落とし、押して折り返す動作を続けます。散らばった塊が一つにまとまり、表面全体につやが出て白い生でんぷんが見えなくなった時点で火を止めます。4等分し、熱い生地が皮膚に付かないよう長いへらを使い、一口分は少し冷ましてから扱います。
おでん炒め(甘辛スパイシー魚肉練り物炒め)
四角いおでん(魚肉練り物)を1センチ幅の細長さに切り、粉唐辛子や醤油、砂糖、みじん切りのにんにくと一緒に手早く炒める韓国の代表的なおかずです。調理の前に、細切りにしたおでんを沸騰したお湯で20秒から30秒ほど軽く湯通しすることで、表面の余分な油が抜け、調味料が均一に染み込みやすくなります。温めたフライパンに少量の油を引き、最初におでんを1分から2分炒めて水分を飛ばしてから、みじん切りのにんにくと粉唐辛子を加えて焦げないように素早く炒め合わせます。さらに醤油と砂糖を入れて全体にツヤが出るまで絡め、仕上げに火を止めてからごま油と白ごまを余熱で混ぜ合わせることで、香ばしい風味を引き立てます。甘辛い味付けが特徴で、ご飯のお供や弁当のおかずとして親しまれています。材料がシンプルで調理時間も短いため手軽に作ることができます。
鶏軟骨のピリ辛炒め(コチュジャン強火炒めおつまみ)
鶏軟骨300gをコチュジャンだれに10分なじませ、強火で短く炒めて表面の水分を飛ばします。軟骨は軽く洗ってざるに上げ、キッチンペーパーで一片ずつ押さえて乾かします。コチュジャン大さじ1.5、粉唐辛子、醤油、みじん切りにんにく各大さじ1、砂糖小さじ1は、粉のだまがなくなるまで混ぜます。乾いた軟骨へたれを薄く均一にまとわせ、室温で置く時間は10分にとどめます。フライパンを強火で十分に熱してサラダ油大さじ1を広げ、味付けした軟骨を一層に入れて約2分手早く動かします。表面に焼き色が付き、たれの香りが立ったら、玉ねぎ80g、長ねぎ40g、青唐辛子2本を加えます。火力を保ったまま約1分返し、野菜から出た水分を飛ばします。鍋底に汁がたまらず、たれが軟骨へ薄くつやよく付いた時点で加熱を終えます。長く炒めて硬くする前に、すぐ器へ移します。
オイドゥブポックム(きゅうりと豆腐の炒め物)
きゅうりと豆腐の炒め物では、きゅうり180gの歯応えと豆腐250gの形を両方保つため、二つを別々に加熱します。豆腐は表面の水気を押さえて2cm角に切り、中火のフライパンに食用油大さじ1を入れて一段に広げます。約3分かけて数面をきつね色に焼き、先に取り出しておくと、最後に調味料と混ぜても崩れにくくなります。同じフライパンが熱すぎる場合は中弱火へ下げ、みじん切りにんにく大さじ1/2と薄切りの玉ねぎを1分ほど動かします。にんにくが褐色になる前に、半月切りのきゅうり、薄口醤油大さじ1、唐辛子粉大さじ1/2を加え、中火で1分30秒だけ手早く返します。きゅうりは中まで柔らかくせず、温まって表面につやが出る程度で止めます。焼いた豆腐を戻した後は、ヘラで大きく返しながら1分混ぜ、表面に調味料だけをまとわせます。ごま油大さじ1/2を加えて火を止めます。水分が多く残った場合は、盛り付ける前に短時間だけ蒸発させます。
オジンオポックム(いかのピリ辛炒め)
このいか炒めでは、いか2はいの水気を拭き、胴の内側に浅い格子状の切り込みを入れます。切り込みによってたれが付く面が増え、加熱中の巻き具合も確認できますが、身を切り離すほど深く入れないようにします。コチュジャン大さじ2に、唐辛子粉、醤油、砂糖、みじん切りにんにく各大さじ1を加え、むらのない濃いたれにしておきます。広いフライパンを強火で十分に熱し、玉ねぎと薄切りのにんじんを1分炒め、端だけを少し透き通らせます。いかを加えたら、まず1分返して表面を固めます。たれを入れた後も強火を保ち、約2分で手早く全体を覆います。キャベツと長ねぎは最後の1分だけ加え、軽くしんなりさせます。いかが不透明になり、切り込みが開いて巻き、たれが水たまりにならず表面に付いた時が止めどきです。火を止めてごま油大さじ1を混ぜ、熱いフライパンからすぐに移します。
オジンオスクチュポックム(いかともやしのピリ辛炒め)
いかともやしの炒め物は、いか280gともやし220gの表面水分を減らすことで、フライパンに薄い汁が残るのを防ぎます。いかは水気を拭いて一口大に切り、洗ったもやしはざるに上げて十分に水を切ります。調理が速く進むため、玉ねぎと長ねぎを先に切り、コチュジャン、唐辛子粉、にんにくも計量して手元へ置きます。強火で1分以上熱したフライパンに食用油大さじ1を入れ、みじん切りにんにく大さじ1を焦げる前まで炒めます。コチュジャンと唐辛子粉を各大さじ1加えたら、油になじむまで20秒から30秒だけ混ぜます。たれが黒く焦げる前に、すぐいかと玉ねぎを加えます。約2分後、いかの端が巻いて不透明になり、玉ねぎが少し透き通ったら、もやしと長ねぎを入れます。もやしは下から上へ返すように1分から2分だけ炒め、少ししんなりしても茎に歯応えが残る時点で火を止めます。もやしの水分が多く出る前にすぐ盛り付けます。
きしゃず炒り(おからと野菜の炒り煮)
生おから400gに、人参、ごぼう、戻した干ししいたけ入りのだし汁を吸わせ、しっとりほろほろに仕上げます。干ししいたけ4枚は水で戻し、軸を取って細切りにします。人参200gは千切りにし、ごぼう200gは皮を軽くこそげて小さめのささがきにします。ごぼうは短く水にさらしてから水気を切ります。広い鍋へ油大さじ2を注ぎ、中火にかけて、ねぎ以外の三つの野菜を炒めます。全体に油が回り、ごぼうが少し曲がるようになったら、だし汁1.5カップ、砂糖大さじ2、塩小さじ2、醤油大さじ1を合わせます。調味液がしっかり煮立ってから生おからを入れ、固まりをほぐします。中弱火に落とし、鍋底から絶えず返して焦げ付く層を作らないようにします。流れる煮汁がなくなり、湿ったおからがまとまっても、へらで切るとほろりと崩れる状態が火を止める合図です。小口切りのねぎ1本を最後に均一に混ぜ、すぐに火を止めます。広げて余分な蒸気だけを逃がし、乾ききる前に盛ります。
オリジュムルロク(鴨肉のピリ辛炒め)
鴨肉のピリ辛炒めは、薄切りの鴨肉350gにコチュジャンだれを均一にまとわせ、15分置いてから、鴨肉自身の脂で玉ねぎまで炒めます。肉はこすらずキッチンペーパーで押さえて水気を取り、重なった薄切りは破らないようにほぐします。コチュジャン大さじ1と1/2に、唐辛子粉、醤油、みじん切りにんにく各大さじ1、ごま油小さじ1を混ぜます。固まりのないつやのあるたれになったら、肉を強く握らず、折り返すように和えて白い部分を残さないようにします。十分に熱したフライパンには追加の油を入れず、味付けした肉を薄く広げます。最初の2分は頻繁に動かさず、端に火を通しながら脂を出します。脂とたれが混ざって赤くつやのあるソースになったら玉ねぎ100gを投入します。肉に完全に火が通り、ソースがさらさら流れず表面に絡むまで強火で炒めます。えごまの葉8枚は火を弱めるか止めてから加え、約20秒だけ返します。葉が完全にしおれる前に香りが立ったらすぐ盛ります。
オサムプルコギ(いかとサムギョプサルの炒め物)
オサムプルコギは、豚バラ肉200gを先に炒めて出た脂へ、いか1ぱいとコチュジャンだれを加える順序が重要です。いかは水気を拭き、胴の内側に浅い格子状の切り込みを入れて一口大に切ります。豚バラ肉も同じくらいの大きさにそろえます。たれはコチュジャン大さじ2と、唐辛子粉、醤油、砂糖、みじん切りにんにく各大さじ1を、砂糖の粒が残らないように混ぜます。強火で熱したフライパンに豚バラ肉を一段に広げ、炒める時間は約3分です。端がきつね色になり、底に脂が出たら玉ねぎを加えて1分火を通します。その後、いかとたれを同時に入れ、約3分だけ手早く返します。豚の脂とたれが混ざっていかの表面に付き、身が不透明になって切り込みが開けば十分です。底の水っぽさが減ってから長ねぎとえごまの葉を加え、さらに1分だけ炒めます。最後にごま油大さじ1を回し、いかが余熱で硬くならないよう熱いフライパンからすぐに移します。
パッカパオ(タイバジル豚ひき肉炒めと卵)
パッカパオは、豚ひき肉300gをにんにくと唐辛子、四つの調味料で強火炒めにし、最後にタイバジルの葉だけを短くしんなりさせます。にんにく5片と唐辛子5本は粗く刻むかつぶし、タイバジル30gは葉を摘んで水気を切ります。オイスターソース小さじ2、ナンプラー、醤油、砂糖各小さじ1は、砂糖が溶け始めるまで混ぜます。中華鍋を強火で煙が出る直前まで熱し、油、にんにく、唐辛子を約20秒動かします。にんにくが濃く色づく前にひき肉を入れ、へらで細かくほぐします。まず3分炒め、赤みが残る場合だけ1分延長して、端に薄い焼き色を付けます。合わせ調味料を鍋肌から回し入れ、底に汁が多ければ約1分飛ばします。肉に薄いつやが出て汁がたまらない状態になったら、火を止める直前にバジルを入れます。葉がしんなりしたところですぐ加熱を終え、用意した目玉焼き2個を添えます。
パルボチェ(八種海鮮野菜あんかけ炒め)
パルボチェは、豚肉、えび、いかを同時に入れず、それぞれの火の通り方に合わせて順番に加えます。三つの具材は一口大にそろえ、えびといかはキッチンペーパーで押さえて表面の水気を減らします。たけのこ、しいたけ、チンゲン菜も先に切り、強火の調理中にすぐ加えられるよう別々に置きます。十分に熱したフライパンに豚肉120gを広げ、強火で1分ほど火を通します。表面の赤みが消え始めたら、えび160gといか150gを投入します。海鮮は約1分だけ炒め、えびの色が変わり、いかが少し締まった時点で野菜へ進みます。たけのこ、しいたけ、チンゲン菜をさらに1分炒め、オイスターソース大さじ1と1/2、水180mlを注ぎます。2分煮る間にソースが水へ均一に溶け、具材の表面へ薄く付きます。豚肉と海鮮に中まで火が通り、チンゲン菜が完全に崩れず、明るい色と茎の歯応えを残していれば仕上がりです。
パイナップルタッポックム(パイナップル鶏肉炒め)
パイナップル鶏肉炒めは、鶏肉300gに片栗粉を薄くまとわせ、先に火を通してから、パイナップル200gと醤油酢だれを短時間で加えます。鶏肉は一口大にそろえて水気を拭き、片栗粉大さじ1を均一に付けます。厚い粉の塊はフライパンで練り物のようにならないよう払い落とします。たれは醤油大さじ2、酢大さじ1、砂糖大さじ1を、砂糖が溶けるまで先に混ぜます。生でも缶詰でも使えますが、果汁でたれが薄くならないよう果肉の水気を軽く切ります。中火のフライパンに鶏肉を重ならないよう広げ、3分ほど返しながら火を通します。片栗粉の表面が白く固まり、端が薄く色付いたらパイナップルを加えます。果物は1分だけ炒め、端が少し透き通っても形を保つうちに、たれを鍋肌から注ぎます。続く1分から2分はすぐに返し、つやのあるたれを鶏肉へ均一に付けます。最も厚い一切れを開いて中まで火が通ったことを確認し、たれが煮詰まりすぎる前に火を止めます。
炒め物について
短時間で調理するため食材の食感が活き、忙しい日でも手早く一品作れます。コチュジャン、醤油、オイスターソースなど基本の調味料があれば、バリエーションは無限大です。