デザートレシピ
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デザートは食後の甘いひと品やおやつとして楽しむ料理です。韓国伝統スイーツのヤッカ、ホットク、インジョルミからプリン、パフェ、アイスクリームまで幅広いレシピを取り扱っています。
ガトーショコラ(濃厚ダークチョコレートケーキ)
ガトーショコラはフランス発祥の濃厚なチョコレートケーキで、小麦粉よりもダークチョコレートとバターの割合をはるかに高くして作ります。薄力粉をごく少量しか使わないか、まったく省くレシピも多く、焼き上がってもスポンジケーキとは異なるトリュフに近い濃密で重みのある質感になります。卵白を別立てで泡立ててメレンゲにし、生地に少しずつ折り込んでいくと、重くなりすぎず口の中でふわりと溶ける軽やかさが生まれます。オーブンから出した直後は中心がほんのり揺れる状態ですが、完全に冷ます過程で構造が落ち着き、表面に薄いパリッとした皮の層が形成されます。その下はまだ柔らかくしっとりとした状態を保ち、ナイフで切ると深い色合いのチョコレートの断面が現れます。粉砂糖でひと仕上げすると暗い色調の上に白い対比が生まれて見た目も完成し、軽く泡立てた生クリームを添えると濃厚な甘さを和らげます。一日おいてから食べると内部の水分が均一に落ち着き、焼きたてよりもむしろ味わいが深まることが多いため、誕生日や記念日の前日に焼いておくのに最適です。
もち大福
もち大福は、電子レンジで加熱した甘いもち米生地で小豆あんを包む日本の餅菓子です。耐熱ボウルへもち米粉180g、砂糖60g、塩小さじ4分の1を混ぜ、水220mlを少量ずつ加えて塊をなくします。ラップは蒸気の逃げ道を残して緩く掛け、まず2分加熱します。縁が半透明になったら、ぬらしたへらで内側と外側を均一に混ぜます。再び1分から2分加熱し、生地に艶があり、長く伸びることを確認します。白い粉が残る場合だけ30秒ずつ追加します。作業台へ片栗粉40gのうち十分な量を広げ、熱い生地を移して、手で扱えるところまで短く冷まします。小豆あん160gは硬い球4個へ分け、生地も4等分します。片栗粉を付けて生地の縁を薄く広げ、中央へあんを置きます。縁を引き上げて隙間なくつまみ、継ぎ目を下へ向けます。余分な粉を落としてすぐ出すと、さらりとした表面の内側へ、柔らかく伸びる餅と形を保ったあんが残ります。
げたんは
げたんはは、黒糖を混ぜて広く焼いた生地を三角形に切り、温かい黒糖蜜へ両面を浸す菓子です。薄力粉500gと重曹小さじ2.5は2回ふるい、均一に混ぜます。生地用黒糖200gと水200mlを3分煮て溶かし、粉を熱で固めないよう20分冷まします。冷めた黒糖液を粉へ加え、乾いた部分がなくなるまで混ぜます。紙を敷いた天板へ移し、ぬらした手で厚さ1.5cmにそろえます。オーブンを190度まで温めてから生地を20分焼き、中央の串に生の生地が付かなければ天板の上で15分冷まします。蜜用黒糖300gと水150mlは5分煮て滑らかにし、焼いた生地を二等辺三角形20個に切ります。蜜が温かいうちに一個ずつ入れ、両面をそれぞれ10秒浸して網へ移します。表面を乾かし切らず30分置き、切り口から黒糖蜜をなじませます。
長崎ミルクセーキ
長崎ミルクセーキは、牛乳、卵黄、練乳を氷と短く砕き、スプーンですくって食べる長崎市の氷菓です。飲むシェイクより濃く、滑らかなカスタード風味の中へ細かな氷粒を残します。冷たい殺菌済み卵黄1個、砂糖大さじ1.75、練乳大さじ1、殺菌牛乳100ml、バニラエッセンス3滴をブレンダーで20秒混ぜます。砂糖がほぼ溶けたら食用氷150gを加え、連続運転せず5秒ずつ砕きます。各回の間にへらで容器側面を落とし、氷を刃の周囲へ均一に戻します。全体がスプーンへ積める硬さになり、小さな氷片がわずかに見える時点で直ちに止めます。長く回すと氷が溶け、飲み物のように薄くなります。冷やしておいた器2個へ分け、缶詰のさくらんぼを一個ずつ載せ、小さなスプーンを添えます。卵黄を加熱しないため殺菌済み製品だけを使い、機器が氷の粉砕に対応することも確認します。完成後は保存や再冷凍をせず、すぐ食べます。
ジンジャーブレッドマン(スパイス糖蜜の人形クッキー)
ジンジャーブレッドマンは、糖蜜と生姜、シナモン、クローブなどのスパイスを入れた生地で人型のクッキーを作って焼く伝統的な西洋のデザートです。糖蜜が生地に深い茶色と重厚ながらもほろ苦い甘さを与え、生姜のピリッとした香りとシナモンの温かい香りが合わさって独特のスパイス風味を生み出します。生地を冷蔵庫で少なくとも1時間以上しっかり休ませると伸ばしやすくなり、クッキー型で抜いた形がオーブンで広がらずくっきりと保たれます。完全に冷ました後、ロイヤルアイシングで目、口、ボタンなどを描いて飾ると視覚的な楽しさが加わります。縁はサクサクで中は少しもっちりした食感が理想的で、密閉容器に保存すると1〜2日経つにつれてスパイスの香りがむしろ深まります。成形と飾り付け作業が簡単なので、子供たちと一緒に楽しむ年末のベイキングイベントとしても広く親しまれています。
ねりくり
ねりくりは、蒸したもち米を先になめらかな餅へつき、熱いさつまいも、砂糖、塩を順に吸わせ、きな粉の間で固める大きなさつまいも餅です。もち米1.5kgは3回洗い、水3Lへ入れて冷蔵庫で10時間浸し、ざるで30分水を切ります。さつまいも3kgは4cm角に切り、冷水へ10分浸してから水気を取ります。濡れ布を敷いた二段のせいろへ別々に広げ、強い蒸気でもち米を35分、いもを25分蒸します。指で簡単につぶれる状態を確かめ、熱い米だけを8分以上、10分以内でついて粒を消します。熱いいもは3回に分け、一回につき3分つきます。砂糖1kgと塩大さじ1は4回に分け、各回2分ずつついて白い筋といもの塊をなくします。片方が冷めた場合は布ごと3分蒸し直してから合わせます。大きな型へきな粉200gを厚さ5mmに敷き、生地を4cm厚さに押します。残りのきな粉100gを上へ広げ、室温で3時間固めて40切れにします。切り口に米粒やさつまいもの塊が見えず、上下のきな粉で表面が付かない状態が完成です。
コチュジャン チョコレートクリンクルクッキー
コチュジャンチョコレートクリンクルクッキーは、コチュジャンのピリッとした後味とチョコレートの濃厚な甘さを組み合わせたフュージョンクッキーです。クリンクルクッキー特有のひび割れた表面は、生地を粉砂糖にまぶして焼くと膨張しながら自然にでき、ひび割れの隙間から濃いチョコレート色が覗きます。コチュジャンは少量でもチョコレートの甘さの後にほんのりとした熱感と発酵の旨味を加え、食べる人がその正体に気づきにくいほど自然に馴染みます。外側にはサクサクの薄い皮がコーティングされ、中はしっとりもっちりしてブラウニーとクッキーの中間の食感です。ココアパウダーと溶かしチョコレートを両方使うとチョコレートの深みが増し、焼く前にフレーク塩をひとつまみ振ると甘みと辛みのコントラストがより鮮明になります。生地は冷蔵庫で最低30分以上冷やしてから成形することで、粉砂糖のコーティングが均一につきオーブンでのひび割れパターンがきれいに出ます。
抹茶ダシク(抹茶茶菓子)(火不要の抹茶きな粉型押し菓子)
抹茶ダシクは、炒ったきな粉と抹茶パウダーを蜂蜜・水飴・ごま油で練り合わせて茶菓子型に押して形作る韓国の伝統的な茶菓子です。オーブンも火も使わず、手で押したときに割れない程度の水分バランスが型からきれいに外れる仕上がりの鍵です。生地が乾燥しすぎると型から外すときに表面が割れ、水分が多すぎると模様がつぶれるため、水飴の量でかたさを調整します。口に入れると舌の上でやわらかくほどけ、炒り大豆の香ばしさが先に立ち、続いて抹茶特有のほろ苦い味が後味を整えます。表面に刻まれた伝統模様が見た目に端正な印象を与え、常温で10分乾かして表面を安定させると保存中に形が崩れません。お茶と一緒に出すとき、小皿に二、三個ずつ並べると端正で格式のあるお茶の席が整います。
干し柿シナモンロール(干し柿フィリングのシナモンパン)
干し柿をフィリングに使った韓国式シナモンロールです。ブリオッシュに近いバター含量の高い発酵生地を十分に膨らませてから薄く伸ばし、シナモンシュガーと細かく刻んだ干し柿を均一に塗り広げてからしっかりと巻き、一定の厚さに切って焼き上げます。干し柿は天日乾燥の過程で水分が抜けて糖分が凝縮され、生柿にはないキャラメル化した深い甘さを持ちます。この凝縮された甘みがシナモンの温かくて刺激的な香りと合わさると、韓国伝統のスジョンガ(水正果)を思わせる香味の組み合わせが生まれます。オーブンで焼き上がったロールを切ると干し柿の欠片が螺旋状に広がっており、層ごとにちぎると柔らかくねっとりした果肉が口に広がります。焼きすぎると干し柿が乾燥してしまうため、焼き時間の管理が重要です。クリームチーズグレーズを温かいロールにかけると酸味が加わり、濃厚な甘さが整います。発酵生地特有の豊かなバターの香り、干し柿の自然な甘み、シナモンのスパイス感が層を成して完成します。
おちらしあめ
おちらしあめは、煎った麦ともち米をひいたおちらし粉を水あめの蜜で練り、細い棒にして斜め切りにする穀物菓子です。おちらし粉180gのうち30gを広い盆か作業台へ振り、残り150gを生地用に取ります。蜜ができた後は続けて成形するため、耐熱へら、包丁、粉を振った台を先にそろえます。鍋へ水あめ150g、砂糖100g、水20mlを入れ、中火で砂糖が溶けるまで短く加熱します。弱火へ落とし、残した粉150gを一度に加えます。鍋底と側面をへらでこすりながら5分から7分練ります。生地が鍋から一塊で離れる状態を終点とし、そこで加熱を終えます。熱いうちに耐熱へらで4等分し、直径2cmの棒へ伸ばします。硬くなる前に刃へ粉を付け、2cm間隔の斜め切りにします。切り口と表面へ残りの粉をまぶし、互いに付かないよう離して冷まします。内側は煎り穀物の香りを残してやわらかく、外側は粉でさらりと離れる状態が目安です。高温の糖生地へ素手を触れず、初めの分割と成形は耐熱道具で進めます。
慶州パン
慶州パンは、牛乳とバターを加えた発酵生地でこしあんを包み、低く丸い形に焼くパンです。牛乳120mlを38〜40度に温め、砂糖30gとインスタントイースト4gを混ぜて5分置きます。中力粉220gと塩3gを合わせ、イースト入り牛乳と卵1個を加えて、乾いた粉が残らないひとまとまりにします。無塩バター25gを入れて約8分こね、バターがなじみ、表面が滑らかで少し伸びる状態にします。生地を覆って28〜30度で約40分発酵させ、体積が2倍になったら大きなガスを抜いて8等分します。こしあん260gも8個の固い玉に分けます。各生地を平らに伸ばしてあんを包み、閉じ目を隙間なくつまみます。閉じ目を下にして天板へ置き、上面を軽く押して低く整えます。オーブンは180度まで温めておき、15〜18分焼きます。表面へ淡い焼き色が付いた時点で取り出して冷まします。水分の少ないあんを使い、閉じ目を下へ置くことが、焼成中に具を出さず形を保つ要点です。
五穀カンジョン(五穀おこしバー)
五穀カンジョンは、ポン菓子120g、炒り玄米パフ40g、ひまわりの種とかぼちゃの種を各25g、黒ごま12gを、水飴と蜂蜜のシロップで一枚に固める穀物菓子です。作業を始める前に18x18cmの型へクッキングシートを敷き、油小さじ1を薄く塗ります。五つの穀物と種は大きなボウルで先に均一に合わせておきます。水飴110g、蜂蜜35g、塩1gは弱火にかけ、2分から3分で粘りが増して長い糸を引く状態まで煮ます。熱いシロップを注いだ後は30秒以内に全体を混ぜ、固まり始める前に準備した型へ移します。濡らしたへらかクッキングシートを重ねて上から押し、厚さ2cmの平らな板状に締めるのが、ばらけない断面を作る要点です。20分置いて形が保てるようになったら食べやすく切り、重ねる前に完全に冷まします。包丁へ水か油を薄く付けると糖衣が刃に付きにくく、ポン菓子の軽い歯触り、玄米の噛み応え、種の香ばしさを崩さず切り分けられます。
ハルラボン チーズケーキバー(済州みかんクリームチーズバー)
済州島で栽培されるハンラボンは、マンダリンとオレンジを掛け合わせた品種で、レモンや一般的なオレンジよりも甘みが強くフローラルな香りが漂います。この果実の魅力を活かしたクリームチーズバーは、爽やかなシトラスの香りが広がるお菓子です。フィリングにはサワークリームを加えることで、程よい酸味がチーズの重さを抑えてくれます。焼成中に果皮のオイル成分が生地全体に行き渡り、最後の一口までハンラボンの香りが持続する設計です。底に敷いたバター風味のクラッカークラムは、クリーミーな層と対照的なサクサクとした食感を与えます。焼き上げるときからキッチンに広がる香りは、冷やして食べるとより一層鮮明に感じられます。冷蔵庫でしっかり冷やすことで形が整い、きれいな長方形に切り分けることができます。旬を迎える冬から初春にかけての新鮮な果実を使うと、より質の高い香りに仕上がります。冷蔵で4日ほど保存が可能で、前日に作っておくと生地が落ち着き、まとまりのある味わいになります。
小倉れんこん
小倉れんこんは、厚いれんこんを穴が上になるよう立て、乾燥小豆を緩く詰め、二つが柔らかくなるまで弱火で2時間から3時間煮て、砂糖と塩で甘く調える茨城県の郷土料理です。霞ヶ浦周辺で豊富に採れるれんこんと県内産の小豆を一緒に使えるため、家庭で長く作られました。小豆と煮て紫がかった赤色になるれんこんは、朝夕の光で赤く染まる筑波山の別名、紫峰を思わせる色とされます。穴へ小豆を固く詰めると、豆がふくらんでれんこんが割れるため、半分から3分の2だけ入れます。鍋の中で倒れないよう隙間なく立て、かぶる水で小さな泡だけを保ちます。十分に柔らかくなってから砂糖と塩を入れ、ゆっくり冷まして味を含ませます。1cmの輪切りにすると、穴ごとに小豆が入った断面が現れます。
ハルラボンレモンバー(済州柑橘カードのショートブレッド)
ハルラボンレモンバーは、済州島の名産であるハルラボンの果汁とレモン果汁を合わせ、バター風味のショートブレッド生地の上に重ねて焼くシトラスデザートです。冷たいバターと小麦粉、粉砂糖を指先ですり混ぜて砂状にし、型に敷き詰めて先に焼き上げます。その上に、卵、砂糖、ハルラボン果汁、レモン果汁、コーンスターチなどを静かに混ぜて漉したカード液を流し込み、再びオーブンで焼き上げます。ハルラボンの芳醇な甘みとレモンの爽やかな酸味が重なり合い、柑橘の奥深いコクが生まれます。焼き上がった後にしっかりと冷やし、冷蔵庫で1時間以上固めてから温めたナイフできれいにカットします。仕上げに粉砂糖を振りかけると、口の中でとろける甘みとサクサクした生地の食感の違いを楽しめます。
五味子ビーズアイスクリーム
五味子(オミジャ)茶のシロップを使い、丸いビーズ状に凍らせて作るユニークなデザートです。オミジャが持つ酸味や甘みなど5つの味わいが、一粒 of... いいえ、一粒の小さな球の中に凝縮されています。オミジャシロップと水を混ぜて濃いピンク色のジュースを作り、半分はそのまま使用し、もう半分には牛乳とヨーグルトパウダーを加えて不透明なピンク色にします。深さのあるコップに注いだサラダ油を冷凍庫で1時間以上冷やし、液体が触れた瞬間に固まる環境を整えます。スポイトで液体を1滴ずつ落とすと、冷たい油の中で瞬時に固まり球形になります。固まったビーズを網ですくい、冷たい水で軽くすすいで表面の油分を取り除きます。密閉容器に入れて冷凍保存し、クリアな赤と乳白色のピンクを混ぜて盛り付けます。炭酸水に入れると、見た目も華やかなドリンクになり、口の中で弾ける食感を楽しめます。
ハルラボンマーマレードマドレーヌ
ハルラボンマーマレードマドレーヌは、柑橘類のハルラボンマーマレードを生地に混ぜて焼き上げた焼き菓子です。卵と砂糖を混ぜ合わせ、ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加えてさっくりと混ぜます。そこにマーマレード、牛乳、ハチミツを加え、溶かしバターを数回に分けて混ぜて艶のある生地に仕上げます。生地を冷蔵庫で30分間休ませる工程と、オーブンを最初は200度で焼き、途中で180度に下げる温度調整が、マドレーヌの特徴であるおへそをきれいに膨らませるための重要なポイントです。完成したマドレーヌは、ハルラボンの皮のほろ苦さと果肉の甘みがバターのコクと同調し、マーマレードの粒による食感の変化も楽しめます。紅茶やアールグレイとよく合います。
五味子パンナコッタ(五味子ソース添えイタリアンクリームデザート)
五味子パンナコッタは、生クリームと牛乳を板ゼラチンで固めたイタリアンデザートに五味子シロップのソースを添えて仕上げるフュージョンデザートです。クリームの混合物を鍋の縁に気泡が立つ程度まで温めてから、ふやかしたゼラチンを溶かすとなめらかに凝固します。冷蔵3時間でスプーンですくったときにやわらかく揺れる濃度に仕上がります。五味子シロップにレモン汁を混ぜたソースは甘酸っぱいベリーの香りと軽い酸味を加えてクリームの重さを引き締め、表面に鮮やかな赤い層を作ります。ミックスベリーを添えると果汁のはじける食感がパンナコッタのなめらかな質感と対比を成します。五味子は酸味、甘味、苦味、塩味、辛味の五つの味を持つ素材で、クリームデザートの単調な甘さを引き締める役割を果たします。
手作りカーネーションパイプクッキー
感謝の気持ちを込めて贈るのにふさわしい、絞り袋を使って綺麗に成形する立体的なカーネーションクッキーのレシピです。室温に戻した無塩バターにシュガーパウダーと塩を加えて混ぜ、卵黄の代わりに卵白だけを数回に分けて加えることで、焼き上がった後も赤色の発色が退色せず鮮やかに保たれます。薄力粉とアーモンドプードルをふるって混ぜ合わせ、赤い生地と残りの緑色の生地を4対1の比率で用意します。花びら用の口金を付けた絞り袋に赤い生地を入れ、クッキングシートの上に中心から重ねるように絞り出すことで、一枚一枚の花びらの繊細な筋と立体的な形を表現します。緑の生地で葉を絞り、160度に予熱したオーブンで約15分間焼き上げます。焼き上がったクッキーは非常に崩れやすいため、天板の上で5分ほど冷ましてから網に移すことで美しい花の形をきれいに維持できます。
鬼まんじゅう
鬼まんじゅうは、1cm角のさつまいもを小麦粉と上新粉の重い生地へたっぷり混ぜ、紙の上へ山にして蒸す愛知県の素朴な菓子です。角切りいもの角がごつごつ突き出す姿が鬼の角や金棒に似ることから、この名が付いたと伝わります。戦中、戦後の食糧難に、手に入りやすいさつまいもと小麦粉で作られ、米の代わりになる腹持ちの良い食べ物となり、その後は農家の安価なおやつとして定着しました。いもは冷水へさらして表面のでん粉を落とし、水気を拭いて先に砂糖をまぶし、水分を引き出します。ふるった薄力粉と上新粉、少量の水を加え、いもの間をようやくつなぐ固い生地にします。4個に分けて強い蒸気で15分蒸し、あんを使わず、いもの甘みと重くもちっとした食感を味わいます。
黒ごまブラウニー(ファッジ風ダークチョコ黒ごまバー)
黒ごまブラウニーは、ダークチョコレートとバターを湯煎で溶かしたベースに炒った黒ごまパウダーをふるい入れて作る焼き菓子です。チョコレートの苦みと黒ごまの炒った穀物の香りが重なり、通常のブラウニーにはない香ばしい深みが生まれます。薄力粉の量を抑えることで、中心がわずかに生焼けのようなしっとり重いファッジ食感を出します。黒ごまパウダーは油分が多くそのまま加えると塊になりやすいため、必ず薄力粉と塩と一緒にふるいにかけてから混ぜます。175度で20〜25分焼き、中心にわずかなゆれが残る状態でオーブンから出すと、余熱で仕上がりながら冷めてから理想の密度になります。完全に冷めてから切ると断面がきれいに出ます。
パンナコッタ(イタリアンバニラクリームデザート)
パンナコッタの柔らかな揺れは、鍋の縁に小さな泡が出た時点で加熱を止めることと、冷蔵庫で4時間以上冷やすことで生まれます。4人分には生クリーム400ml、牛乳120ml、砂糖60g、ゼラチン8g、バニラエクストラクト小さじ1、いちご120gを使います。ゼラチンは冷水に完全に沈めて5分ふやかします。触ると柔らかく曲がる状態になったら取り出し、余分な水気を切ります。鍋に生クリーム、牛乳、砂糖を入れ、弱火で混ぜながら砂糖を溶かします。鍋の縁に小さな泡が見え始めたら、すぐに火を止めます。沸騰させると脂肪が分離し、ゼラチンの固める力も弱くなるため、煮立たせません。火から下ろした状態でゼラチンとバニラエクストラクトを加えます。余熱で約1分混ぜ、ゼラチンのかたまりが見えなくなるまで溶かします。混合液をこして残り物を除き、表面の泡をすくいます。湯気が落ち着くまで少し冷まし、器に分けて冷蔵庫で最低4時間冷やし固めます。スプーンで軽く押した時に柔らかく揺れ、きれいにすくえれば完成です。いちご120gを薄切りにしてのせ、冷たい状態で出します。
かぼちゃクリームチーズスワールマフィン
かぼちゃクリームチーズスワールマフィンは、蒸してつぶしたかぼちゃピューレを生地に混ぜ込み、甘さを控えたクリームチーズを渦巻き模様にのせて焼いた秋のマフィンだ。かぼちゃのピューレは生地に水分と天然の甘みをもたらし、マフィン特有の乾燥した食感の代わりに、格別にしっとりして密度のあるクラムを生み出す。オレンジ色の色合いが焼き上がりに表れ、見た目にも季節感を与える。シナモンとナツメグを少量加えるとかぼちゃの土っぽい甘みが一層深まり、秋のスパイス特有の温かくほっこりとした風味が漂う。クリームチーズフィリングは砂糖を少なめにして爽やかな酸味を残し、焼く前につまようじで渦巻きを描いて生地に押し込むと、焼き上がりの断面に大理石模様が現れて見た目の楽しさも生まれる。オーブンから出たマフィンは頂上が軽くひび割れて黄金色に焼き上がり、半分に割るとオレンジ色の生地の間にクリームチーズの白い筋が鮮やかに浮かび上がる。酸味のある濃厚なクリームチーズとスパイスを含んだかぼちゃクラムの対比が、単一素材のマフィンとは異なる複合的な印象を残す。
バニラパンナコッタ(ゼラチンで固めるイタリア冷製デザート)
バニラパンナコッタは、生クリームと牛乳を沸騰直前まで温め、ふやかしたゼラチンを余熱で溶かして冷やすイタリア菓子です。ゼラチン8gへ冷水30mlを全体に掛け、乾いた部分がない状態で5分置きます。鍋へ生クリーム300ml、牛乳120ml、砂糖60gを入れ、中弱火で底をこするように混ぜて砂糖を先に溶かします。縁へ小さな泡と湯気が出たら、沸く前に火を止めます。ゼラチンを入れ、余熱で約1分混ぜて粒を完全になくします。バニラエクストラクト小さじ1も加えます。カップ4個へ静かに分け、表面の泡は匙で取ります。室温で湯気が消えるまで冷まし、冷蔵庫で4時間以上固めます。匙では滑らかに切れ、皿の上では柔らかく揺れる硬さが目安です。型から出す場合は全体を温めず、底だけをぬるま湯へ短く当てます。ゼラチンは必ず火を止めた後に溶かし、煮立たせません。
デザートについて
甘いおやつは気分を上げてくれ、日常にちょっとした楽しみを添えます。オーブン不要の簡単デザートから手間ひまかけた伝統菓子まで、お好みやシーンに合ったレシピを見つけてください。