生姜鶏コムタン(丸鶏と生姜の澄んだ滋養スープ)
牛骨の代わりに丸鶏で煮るコムタンに生姜20gを加え、澄んだ淡い黄色のスープの後味にぴりっとした香りが残ります。生姜をそれ以上増やすと苦みが出てきます。
牛骨の代わりに丸鶏で煮るコムタンに生姜20gを加え、澄んだ淡い黄色のスープの後味にぴりっとした香りが残ります。生姜をそれ以上増やすと苦みが出てきます。
ひと晩と一日浸し、豆くささが抜けるまで煮た大豆をなめらかな呉にすりつぶして味噌汁に溶くと、温まるにつれてやわらかな泡が立ち、汁全体に豆の香ばしさが行き渡ります。福井では、親鸞の命日のころに営まれる浄土真宗の報恩講で集まった人々にふるまう寺の料理として受け継がれ、ほんこさん料理とも呼ばれます。
ゲンゲの身はとてもやわらかく、混ぜるとすぐに崩れるため、煮ている間は鍋を軽くゆするだけにします。魚のゼラチン質で、澄んだ汁にほんのりとろみが出ます。東海岸の江原道と慶尚北道では、冬の港の食堂で土鍋に入って出てきます。
牛骨にブリスケットを加えて5〜6時間煮るぶん、骨のスープが中心のソルロンタンより肉の味が濃く出ます。スープには味を付けず、塩とこしょうは別に添えます。
コチュジャン、粉唐辛子、醤油を合わせたたれが牛骨スープに溶け、赤くて重みのある汁になります。鍋底に白菜、玉ねぎ、ひらたけを敷き、その上に小腸とミノをのせて煮ると、下の野菜が煮えながら汁に甘みが出ます。
コチュジャンを使わず、粉唐辛子と韓国の薄口醤油だけで牛骨スープに味をつけるため、赤みはあっても汁は澄んでピリッとします。ホルモンを先に12分ほど煮て脂の旨みを汁に出し、そのあとに入れるキャベツ、玉ねぎ、ひらたけがその脂を吸います。ソウルの乙支路や馬場洞のホルモン横丁で受け継がれてきた食べ方で、最後にえごまの葉を加え、焼酎と一緒に囲みます。
祝日のナムルを作って残った戻しワラビがあれば、牛肉と一緒にごま油で炒めてテンジャン(韓国みそ)の汁物にします。ワラビは長く煮ても歯ごたえが残るので、汁の具としてしっかり存在感があります。
昆布だしに牡蠣と大きめの豆腐を入れた澄んだ汁は、牡蠣から出る塩気だけでもかなり味が決まります。そのため塩は牡蠣を入れたあとに味を見て、足りない分だけ加えます。
汁の味は、牡蠣より先に入れて透き通るまで煮た大根から出ます。そのため大根は0.3cmに薄くそろえて切り、豆腐や別に取っただしは使いません。
誕生日の食卓に上るわかめスープを、牛肉の代わりに牡蠣で作ります。牡蠣が太る11月から1月に作ると、汁にクリーミーな甘みがいちばん濃く出ます。
ごま油で30秒炒めたニンニクと粉唐辛子が汁を濃い赤に染め、その中で大きくすくったスンドゥブとふっくらした牡蠣が揺れます。
小麦粉と油を同量ずつ合わせ、チョコレート色近くまで炒めたルウが、このルイジアナのシチューの濃い色と香ばしさを決めます。ルウは終盤に急に色が濃くなることがあり、苦いにおいがしたらすぐ火を弱めないと、焦げた苦みが鍋全体に残ります。輪切りのオクラは燻製ソーセージと40分煮る間に汁に軽いとろみを加え、仕上がったガンボは白いご飯にかけて食べます。
溶き卵を注いで30秒待ち、大きく一度だけ混ぜると、卵が花びらのように広がります。下ごしらえから食卓に出すまで10分ほどです。
酒の席でつまみが足りなくなったとき、鍋に水をかければすぐにできる汁物です。汁が静かに煮立っているところへ箸を伝わせて卵を流し入れると、糸のように細く広がります。
豚の背骨を長く煮出した白濁スープに、テンジャンと粉唐辛子であえたウゴジ(ゆでた白菜の外葉)が入り、香ばしさと辛さが重なります。ソンジ(血を固めたもの)は最後に加え、かき混ぜずにスープをかけて温めると崩れません。
固いヌルンジを熱い海鮮スープに入れると、最初はカリッと、やがてもちっとして、さらに置くとお粥のようにほどけます。鍋ではなく食卓で器ごとに入れ、どの食感で食べるかは待つ時間で決まります。
コチュジャンもテンジャンも使わず、塩とニンニク、長ねぎで澄んだまま煮るため、汁の味はアサリとエビ、イカから出たものだけです。器には口を開けた貝と赤く丸まったエビ、白いイカの輪が一緒に盛られます。
ワタリガニが殻ごと入って赤く煮えるうちに大根の汁へカニの味が移り、青陽唐辛子でぴりっと仕上げた鍋を食卓の真ん中に置いて取り分けます。
丸鶏を1時間以上煮てスープが白く濁ってから、アワビとテナガダコ、エビを加えます。アワビの肝を入れるとスープがさらに濃くなり、入れるかどうかは好みで決めます。
ヒージャーと呼ばれる山羊肉を約3時間かけて澄んだ汁に煮出すと、山羊ならではの強い香りがそのまま残ります。冷蔵設備が少なかった時代、山羊をつぶすと集落で肉を分け合い、大鍋で汁を炊いて一緒に食べ、祝いの席にも出されるようになりました。沖縄でフーチバーと呼ぶよもぎは最後に加えます。鍋全体には強く味を付けず、碗ごとにおろし生姜と塩を添えて、食べる人が香りと塩気を加減します。
皮付きのまま角切りにしたさつまいもは具として形を残し、最後にすりおろして加える生のいもが汁にやさしい甘みと素朴なとろみを付けます。長崎の冬の汁で、名は細かく刻むという意味のポルトガル語ピカドに由来するとされ、西洋との交流で伝わった煮込みを地元の魚と野菜で作り替えたものと伝わります。小麦粉の水溶きは使わず、ブリと鶏肉を一緒に煮るので、魚と肉のうまみが一つの鍋に重なります。
ズッキーニを0.7cmの半月切りにして短く煮るため、澄んだ汁の中でも形が崩れず、中心にわずかな歯ごたえが残ります。汁の味は先に入れたエビから出て、干しエビに替えるとさらに濃くなります。
大きな骨を手に持ち、周りの肉をかじって食べる料理です。熊本県奥球磨地方の猟師が、獲物を解体したあとに残った骨の肉まで食べたのが始まりと伝わります。今は猪の代わりに肉付きの豚のあばら骨と背骨を使い、人が集まる地域の行事で大鍋で煮て分け合います。
髪の毛のように細いメセンイが汁全体に緑色に広がり、その間にムール貝の身が入ります。どちらも11月から2月が旬の韓国南海岸の冬の食材です。ムール貝の代わりに牡蠣を使っても合います。