キムチ餃子チゲ(キムチマンドゥチゲ)
冷凍キムチ餃子8個を重ならないように入れ、最初の2分は混ぜません。解けている間に触ると皮が破れるためです。餃子の中のキムチとスープの酸っぱいキムチが重なり、キムチの味が二重になります。餃子にも塩気があり、クッカンジャンは半量を入れて味を見てから残りを決めます。
冷凍キムチ餃子8個を重ならないように入れ、最初の2分は混ぜません。解けている間に触ると皮が破れるためです。餃子の中のキムチとスープの酸っぱいキムチが重なり、キムチの味が二重になります。餃子にも塩気があり、クッカンジャンは半量を入れて味を見てから残りを決めます。
サバの切り身は熱湯に20秒だけくぐらせて表面を白く固め、鍋底に敷いた古漬けキムチ(ムグンジ)の上に一段に並べます。煮上がるころには、サバの脂を吸ったキムチにも照りが出ています。
牛バラ肉を煮出し、脂とあくを漉した澄んだスープをそうめんに注いで食べます。スープをとった肉は繊維に沿って裂き、錦糸卵や長ねぎと一緒にのせます。冷水で洗った麺が冷たいぶん、スープはもう一度ぐらぐら沸かしてから注ぎ、器全体を熱く保ちます。にゅうめんのように温かくして食べますが、だしは牛肉でとります。
くちなしで黄色く炊いたご飯に、崩した豆腐とたたいたエソ、根菜をだしで煮たかやくを汁ごとかけます。大分県臼杵の料理で、高価な小豆飯の代わりに質素な藩が黄飯を用いたという話や、南蛮貿易で見たパエリアに由来するという説が伝わります。大晦日に大鍋で煮て、正月三が日に温め直して食べた商家の習慣も残ります。
春の卵を抱いたイイダコ(ジュックミ)で作ると、噛むたびに卵がぷちぷちとはじけます。粗塩でしっかりもんでぬめりを落とし、さっとゆでてからコチュジャンだれをからめ、強火で2分以内に炒め上げます。
大根としいたけを先に煮た汁を薄口醤油だけで味付けするので、唐辛子なしの澄んだやさしい味です。豆腐は包丁で切らずにスプーンですくって入れると、粗い断面が汁をよく含みます。
炒めたプルコギ用牛肉で作る汁に細切りのエゴマの葉がのり、肉の香りの上にエゴマの爽やかな香りがはっきり立ちます。味つけは韓国の薄口醤油(クッカンジャン)なので、すっきりした味わいです。
大根を先に別で半分ほど煮ておくので、サバに火が通る短い間でも大根の中まで味がしみます。コチュジャンは大さじ半分だけなので醤油の味が前に出て、辛さは穏やかです。
できるだけ細く切った長ねぎを冷水にさらし、辛みを抜きつつシャキッと仕上げたパジョリ(ねぎサラダ)が、醤油だれのうどんにたっぷりのります。冷水に5分以上浸けずに使うと、生のねぎの辛さが立ってたれと釣り合いません。たれは醤油、酢、砂糖、唐辛子粉、ごま油を合わせた甘じょっぱい味で、酸味とほどよい辛さが加わります。うどんはほぐれたらすぐ上げて弾力を残し、まずたれの半量を絡めて下味をつけ、残りはねぎと一緒に加えます。ねぎは強く絞ると食感が失われるので、ざるで水気を切るだけにします。
胴の内側に浅く格子の切り込みを入れると、イカが火に当たった瞬間にくるりと丸まり、厚みのある弾む食感になります。開いた切り込みにはコチュジャンだれもよく絡みます。玉ねぎとキャベツは先に炒めて水分を飛ばしておくと、タレが水っぽくなりません。
たれは固く見えても水は足しません。イイダコに火が通るうちに水分が出て、たれがちょうどよくのびるからです。先に豚バラをこんがり炒めたフライパンにイイダコを入れ、強火で1分から2分だけ返します。
広い鍋の底に白菜を敷き、豆腐、しいたけ、下味をつけた牛肉を縁に沿って丸く並べれば、火にかける前から食卓に出す形が整います。汁は唐辛子を使わず昆布だしと韓国の薄口醤油で調えて澄んでおり、鍋ごと食卓に出して煮立ったまま取り分けます。
粉唐辛子とクッカンジャンは控えめにし、火を止める直前に刻んだエゴマの葉12枚を加えると、辛さより葉の香りが先に立ちます。もっと濃くしたいときは、えごま粉小さじ1を足します。
コンドゥレ(山菜のヤマアザミ)はやわらかい繊維が味をよく吸い、えごまの粉とえごま油で蒸すと、ひと箸ごとに香ばしさが濃くしみています。しっとり感を残して仕上げ、ご飯にのせて混ぜて食べることもあります。
とろみは水溶き片栗粉ではなく、豚ひき肉と甜麺醤を煮詰めて出し、ソースはどろりと麺の上にとどまります。甜麺醤にテンジャンを少し加えるため、甘さよりも塩気と発酵の香りが前に出ます。ひき肉から脂がにじみ出てから味噌を加え、鍋底をこそげながら炒めることで生っぽい味が抜け、つやが出ます。
平壌で朝食に食べられてきた鶏の汁かけご飯です。味噌もコチュジャンも使わず塩で味を付けるため、スープが濁ると味までぼやけます。鶏と長ねぎ、にんにくは水面が揺れない程度の火で45分煮出します。器にご飯を先に盛り、しいたけを煮たスープを注いで、裂いた鶏肉をのせます。
繊維を断つように切ったたけのこがシャキッとした歯ごたえを残し、醤油に漬けた牛もも肉が細く絡みます。分量はたけのこのほうが多く、肉の炒め物というより、たけのこを味わう一皿です。牛ももは脂が少なく、炒めすぎるとすぐ硬くなるため、たけのこと別々に火を通します。
米をといだ水を捨てずにスープに使います。米のとぎ汁にテンジャンをざるでこして溶くと、もったりした重さが和らぎ、口当たりがやさしくなります。切って入れた若い白菜は最初こそ鍋からあふれそうに見えても、2分ほどでしんなりと汁に沈みます。
サンマ缶を汁ごと使うので、別にだしを取らなくても魚の旨みが濃く溶け出します。缶詰のサンマは火が通って骨もやわらかいため下処理なしで骨まで食べられ、少量のテンジャンが缶詰特有の生臭さを抑えます。
塩の代わりにアミの塩辛で味をつけ、煮干しだしがうまみを加えます。土鍋(トゥッペギ)で弱火にかけ、途中で中心を軽く混ぜるため、つるりとした茶碗蒸しとは違う、ふわっと盛り上がった柔らかい食感になります。
先に煮た薄切りのじゃがいもからでんぷんが溶け出し、えごまの粉はとろみの仕上げ役に回ります。スープは麺に薄くからむ程度の軽い濃さで、香ばしさが前に出ます。生麺はスープで直接煮るため、入れた直後にほぐさないと鍋底に固まって張り付きます。
厚めに切った生椎茸を米にのせて炊くと、椎茸は蒸気でしっとり火が通り、香りが下のご飯に移ります。干し椎茸にするなら戻し汁を炊き水にして、きのこの味を濃くします。炊き上がったご飯は醤油、ごま油、長ねぎ、ごまのたれで混ぜます。
韓国ではサム(包み野菜)として生で食べることの多いケールを、粉唐辛子で味つけした豚肉と炒めます。ケールは鮮やかな緑のままで、赤い肉の間で目立ちます。
下ゆでした若い白菜を、テンジャン、コチュジャン、粉唐辛子、にんにくで先にあえておくところから始まります。そのあいだに牛肉を別に煮てアクを取り、澄んだスープにあえた白菜を入れて12分煮ると、葉についた味噌の味がスープに溶け出します。