コムチクク(ゲンゲと大根の東海岸風魚スープ)
ゲンゲの身はとてもやわらかく、混ぜるとすぐに崩れるため、煮ている間は鍋を軽くゆするだけにします。魚のゼラチン質で、澄んだ汁にほんのりとろみが出ます。東海岸の江原道と慶尚北道では、冬の港の食堂で土鍋に入って出てきます。
ゲンゲの身はとてもやわらかく、混ぜるとすぐに崩れるため、煮ている間は鍋を軽くゆするだけにします。魚のゼラチン質で、澄んだ汁にほんのりとろみが出ます。東海岸の江原道と慶尚北道では、冬の港の食堂で土鍋に入って出てきます。
スンデ400gを入れたら、弱火で6分温めるように煮て、スプーンで触るのも最小限にします。強く沸かすと皮が破れて中身が出てしまうためです。スープは牛骨スープで先にキャベツを煮ておき、最後にえごま粉を溶いてとろみをつけます。
明太子に卵と水を混ぜて豆腐の上に薄くのせ、蒸し器で茶碗蒸しのように柔らかく固めます。木綿のようなしっかりした豆腐を使うと蒸しても崩れにくく、水気は押さえて抜きつつ表面のしっとり感は残します。ねぎと赤唐辛子は卵がほぼ固まってからのせ、色をきれいに保ちます。
四角いオムク(韓国の練り物)は炒める前に20秒湯通しして表面の油を落とすと、コチュジャンだれがすっきりからみます。水は加えず、先に炒めた玉ねぎから出る水分で鍋底のたれをのばします。
牛骨にブリスケットを加えて5時間から6時間煮るぶん、骨のスープが中心のソルロンタンより肉の味が濃く出ます。スープには味を付けず、塩とこしょうは別に添えます。
ごま油でひき肉と粉唐辛子を炒めて出した赤い油が汁の味を決め、アサリですっきりした味も加わります。トゥッペギ(土鍋)ごと食卓に出すと、食べている間もしばらくぐつぐつと煮立っています。
玉ねぎと長ねぎを鍋底に敷いてイカをのせ、上からコチュジャンと粉唐辛子のたれをかけて蒸し煮にします。コチュジャンは一切れずつに厚くまとわりつく辛さを、粉唐辛子はその上にもう一段鋭い辛さを加えます。油で炒めるイカ炒めと違って油を使わず、野菜から出た水分がたれに混ざって汁気が残り、ご飯にかけて食べられます。イカは火を通しすぎると硬くなるため加熱は全部で10分前後にとどめ、身が白く不透明になって縁が少し反り返ったら火を止めます。野菜を太めに切り、イカを重ならないように広げておくのも、その短い時間で野菜が崩れずイカに均一に火を通すためです。
テンジャン(韓国の味噌)が味の中心で、コチュジャンは少し混ぜるだけなので、辛さよりも香ばしく塩気のある豚肉炒めになります。春菊は肉に火が通ってから入れ、葉がしんなりしかけたところで火から下ろし、ほろ苦い香りを残します。
コチュジャン、粉唐辛子、醤油を合わせたたれが牛骨スープに溶け、赤くて重みのある汁になります。鍋底に白菜、玉ねぎ、ひらたけを敷き、その上に小腸とミノをのせて煮ると、下の野菜が煮えながら汁に甘みが出ます。
カブは煮えるほど透き通り、昆布だしにほのかな甘みを移します。肉も煮干しも使わず、ヒラタケと豆腐で具を補います。えごま粉を溶き入れたあとは、弱火で2分ほど煮るだけです。
大根とイカは火の通る速さがまったく違うので、大根を醤油の煮汁で先に柔らかくし、イカは最後に短く煮ます。粉唐辛子とコチュジャンのすっきりした辛さに、大根の甘みが加わって角が取れます。日本のイカ大根より辛く汁気が少なめで、残った煮汁はご飯にかけて食べられます。
もやしを30秒で引き上げず中までしっかり火を通すので、シャキシャキというよりやわらかい炒め物です。ひらたけは包丁で切らずに繊維に沿って裂き、味付けは薄口醤油と塩です。
コチュジャンを使わず、粉唐辛子と韓国の薄口醤油だけで牛骨スープに味をつけるため、赤みはあっても汁は澄んでピリッとします。ホルモンを先に12分ほど煮て脂の旨みを汁に出し、そのあとに入れるキャベツ、玉ねぎ、ひらたけがその脂を吸います。ソウルの乙支路や馬場洞のホルモン横丁で受け継がれてきた食べ方で、最後にえごまの葉を加え、焼酎と一緒に囲みます。
下ゆでの足りない里芋の茎(トランデ)は、食べると喉がちくちくします。そこでこの秋のチゲには十分にゆでた茎を使い、冷水に浸けて何度もすすいでぬめりまで落としてから入れます。汁は牛肉とテンジャン(韓国味噌)でとり、えごま粉を溶き入れてとろみをつけます。
えごまの粉が醤油の煮汁に溶けてとろみと香ばしさが出るため、赤くて辛い豆腐の煮物とはまったく違う、まろやかな味わいに変わります。豆腐を先に両面焼いておくと表面が締まり、とろりとした汁が厚く絡んで形も崩れにくくなります。仕上げの長ネギとごま油が、えごまの香りに軽さを添えます。
卵は7割ほど火を通したところでいったん取り出し、最後に戻すので、ふんわりした塊のまま仕上がります。トマトをひと口より大きめに切ると、果汁が出てもすぐには崩れません。
祝日のナムルを作って残った戻しワラビがあれば、牛肉と一緒にごま油で炒めてテンジャン(韓国みそ)の汁物にします。ワラビは長く煮ても歯ごたえが残るので、汁の具としてしっかり存在感があります。
しっかり歯ごたえの残るゴボウと、縁がほろりと崩れるじゃがいもを同じ鍋で煮ますが、じゃがいもはゴボウを7分先に煮てから入れます。一緒に入れると、ゴボウが柔らかくなる頃にはじゃがいもが崩れきってしまいます。ヒラタケも加えて肉は使わず、汁は煮干し昆布だしにえごま粉を溶いたものです。
古漬けのキムチと豚肩肉を重ねて長く煮込むと、キムチは芯まで柔らかくなり、脂の入った肉は箸でほぐれるほどになります。
えごま油で炒め始め、えごまの粉で仕上げるので、香ばしいえごまの香りが最初と最後に重なります。里芋の茎(ずいき)は繊維が長く続く茎なので、醤油の煮汁を吸ってやわらかくなっても、噛むと繊維の歯ざわりが残ります。
昆布だしに牡蠣と大きめの豆腐を入れた澄んだ汁は、牡蠣から出る塩気だけでもかなり味が決まります。そのため塩は牡蠣を入れたあとに味を見て、足りない分だけ加えます。
肉を使わずツナ缶ひとつでテンジャンの汁にうまみを出し、ウゴジ(ゆでた白菜の外葉)をたっぷり入れて煮ます。缶の油は半分だけ入れます。全部入れると汁が脂っぽくなります。
冷やし固めた豚すね肉を薄く切ると、温かいゆで豚より身が締まり、あっさりした味がはっきりします。しょうが、にんにく、粒こしょうと一緒にゆでて臭みを抑え、温かいうちにラップできつく巻いて冷蔵庫で最低2時間固めると形が崩れません。アミの塩辛につけて、祝日の食卓や来客時の前菜に出します。
えごまの粉が大さじ3も入り、煮汁がクリームのようにとろりとします。下ゆでした里芋の茎(ずいき)でも外側の硬い筋はむき、太いものは縦に割ると、やわらかく曲がりながら少し歯ごたえが残ります。